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官僚・裁判官等は、人事権が内閣に握られて、安倍政権に従属してきた !
政官業癒着・自公政権下、官僚の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/07/10より抜粋・転載)
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1)国会議員は、本来、国民のための政治を行うべきである !
政治は何のためにあるのだろうか。
日本国憲法は、国民を主権者として、主権者が代表者を国会に送って政治を行うこととしている。
主権者の代表者が集う場所が、国会だ。
日本国憲法は、国会を国権の最高機関であるとしている。
主権者は、代表者を選挙によって選出する。
国会では、多数決で内閣総理大臣を選出し、内閣が組織される。この内閣が行政を担う。
2)官僚・裁判官等は、人事権が内閣に
握られて、安倍政権に従属してきた !
裁判官は、政治権力から独立し法と良心に従って司法権を担うとされているが、裁判所の人事権は内閣に握られている。立法、行政、司法の三つの国家権力の源泉は国会にある。
その国会の議席構成を決定するのが選挙である。
どのような政治が実現されるのかは、国会がどのような議員によって構成されるのかによって決定される。国会は法律や予算を制定する。
その法律や予算を執行するのが行政権力である。司法は裁判所が担う。
3)立法、行政、司法は、与党政治家
・内閣の本質によって、決定されるのである !
したがって、政治のあり方は、主権者がどのような代表者を国会に送り込むのかによって決定されることになる。
私たちが希望する政治を実現するためには、必ず選挙という関門を通過しなければならない。
2012年12月の総選挙によって第2次安倍内閣が誕生した。
爾来、6年半の時間が経過した。安倍内閣は自民党と公明党による連立政権である。
自公は、選挙を通じて国会議席の3分の2近くを占有している。
4)政官業癒着・自公政権が、日本政治
を完全支配してしまっている !
国会議席の圧倒的多数を占有していることを背景に、日本政治を完全支配してしまっている。
現状の最大の問題は、この自公政治が主権者の多数によって支持されているものではないことだ。
選挙結果を見ると、安倍自公に投票している主権者は、全体の25%に過ぎない。
しかし、国会議席の圧倒的多数を占有しているため、唯我独尊、傍若無人の政治を強行している。
その結果として、日本社会に重大な綻び(ほころび)が広がっている。
5)自民党政権・自公政権下、日本社会に、三つの重大な欠陥が続いている !
三つの重大な問題がある。
第一は、圧倒的多数の国民の生活が著しく悪化していること。
一億総中流と言われた日本だが、いまや一億総下流に転じている。
第二は、日本の平和主義が破壊されつつあること。
日本は戦後、「戦争をしない国」になったはずだが、安倍内閣は日本を「戦争をする国」に改変し、米国が創作する戦争に日本が自動的に巻き込まれる体制を整備しつつある。
第三は、福島原発事故を経験しながら、原発をなお全面推進していること。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
「失敗から学ぶ」「失敗学」で 「官僚」の「無謬神話」をつぶせ !
国の巨額債務は多すぎる官僚の高給と天下りが原因 !
(logs.yahoo.co.jp:2006/9/14より抜粋・転載)
1)「部分最適・局所最適」は「全体最悪」を招く !
素晴らしいコラムを読んだ。9月7日の日経夕刊<明日への話題>。筆者はアドバンテスト相談役の大浦溥さん。タイトルは「失敗学」―――。ー中略ー畑村洋太郎先生の『失敗学』との付き合いが始まり、先生には会社の研究開発拠点の一つ群馬R&Dセンタで講義をして頂いた」と始まる。
「豊富な事例をもとに『失敗には許される失敗とそうでない失敗がある』『<局所最適>は<全体最悪>を招く』『一つの失敗の陰に29の<中失敗>があり、その裏には3百件のヒヤリハットする<小失敗>がある』など、聞く人の心を離さない貴重なお話をお聞きした」と続く―――。やはり素晴らしい。
2)タテワリ、横並びの官僚組織、
「省益」「局益」「課益」への固執 !
ここまでに<ヒヤリハット>ならぬ<ヒカリパット>するダイヤモンドのような<金言>がある。<ダイヤ>のような<金>です。<部分最適>は<全体最悪>―――。みなさんは何を<連想>しますか。<想像力>の問題。<創造力>はこれで決まる。この連想が<ヒヤリハット>を<ピカリパット>にする。
火山が<連想>したのは<霞ヶ関>です。<タテ>ワリで、しかも<横>並び―――。その結果、何が起こっているか。各省庁がそれぞれの<権益>を主張、絶対に自分のところの<省益><局益><課益>を譲らない。結果として予算カットやリストラが全然進まない。そのくせお役人のみなさん、例の<無謬神話>です。我々は絶対正しい。絶対<誤り>を犯さない。
つまり<部分最適>―――。
3)国と地方の借金合計約1400兆円、
歳出削減せず民間の2 倍の高給を貪る !
天下り、渡りの法人へ年間12.1兆円歳出 !
65 年間で約787兆円の出費 !
だが国と地方を合わせた借金はなんと<1061兆9000億円>(日経・2005年1月3日)(2015年度は約1400兆円)―――。その後も減ったという話を聞かない。GDP(国内総生産)の2倍超。先進諸国中の最悪。歳出カットは全然進まないのに民間に比べ<倍>近い<高給>を貪る。
自民党の中川秀直政調会長ですら、憤然と「給料は半分でもよい」とテレビで絶叫する。火山は3回もテレビで観た。つまり<全体最悪>―――。民間だったら会社が<破産状態>だったら、給料カットは当然起る。それが<民間の掟>。だが<お上>は<無謬>―――。
4)マスコミは大部分インペイしているが官僚の汚職・腐敗は蔓延 !
しかも最近の社会保険庁の不正・腐敗を筆頭に過去、財務省、外務省、厚生省、防衛庁など「汚職・腐敗のオンパレード」である。日経朝刊のコラム<春秋>も9月5日、「このところ公害や薬害の裁判で国が負け続けている。
肝炎、基地騒音、原爆症、水俣病、じん肺―――。政策判断を誤り、無策のまま放置して被害を広げ、被害の認定基準は合理性を欠く。こんな行政の責任を司法が厳密に判断すれば、当然、国に勝ち目はない。(中略)国家賠償の費用も国が裁判の投じるカネも、同じ税金である。
『役所は絶対間違わない』などという今どき誰も信じない、「官僚の無謬神話」を守るために、これまでどれほど「ムダな訴訟費用」を費やしてきたことか」と書いたばかり。<部分最適>を主張するから<全体最悪>―――。
公務員の「腐敗事例」は事欠かない。岐阜県庁の<裏金><17億円>。梶原拓前知事は4期16年も務め、その前は県企画部長、副知事も務めた。それでも「知らなかった」「やましいことは何もない」と言い切って見せた。
火山は「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」という米国ATT前社長F・R・カッペル「企業成長の哲学」(ダイヤモンド社)の言葉が好きだ。企業の教育担当として「管理職研修」の教材にずっと使ってきた。
5)「権限委譲」は「責任放棄」ではない、
「知りませんでした」で責任逃れ !
「結果として…」―――。不祥事で官僚や企業のトップが謝罪会見をすると、必ずといってよいほど飛び出す<決まり文句>。こんな言葉「カッペルの<辞書>にはない」―――。「知りませんでした」というのも同じ。「権限委譲」は「責任放棄」ではない。逆だ。<委譲>すればするほど<責任>は重くなる。
それこそがトップの<器>―――。「知りませんでした」など、恥ずかしくて口にできる言葉ではない。「失敗学」に話を戻そう。「先生は技術、設計分野で研究し始めた『失敗学』を経営のジャンルまで敷衍し、『波長のための失敗学』も上梓された。『失敗学の方法論は全て同じだ。必ず自分なりに観察して一つの仮説を立てる。
次にそれを実証する。そこでもう一度仮説を作り直す。この繰り返しである』という考えは説得力をもつ」―――と続く。何を言っているか。カッペルと一緒。「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」だ。<予見>とは<仮説>なのだ。火山の「管理職研修」は<問題解決>学。
問題を分析、<仮説>を立てる。それを<検証>する。そうして<問題>を解決する。そうやって<仮説><設定能力>を高めていく。<戦略>とは<仮説>―――。<先手必勝>とは<仮説>で<状況>を分析、環境に秘められた<好機>と<脅威>を<予見><洞察>する。そして自分の<強み>と<弱み>を掴み<必勝条件>を整える。もう一度<失敗学>…。
「日本の社会全体が成果主義といって、結果だけを見て誤った賞賛や誹謗をし、その成功や失敗から学ぶことを怠る。挙句の果てに、失敗そのものを恐れて何もしない風潮を作り出していることを大いに憂うべきだ」―――。ここからは火山の意見。
お役人の<無謬神話>―――。<神話>とはウソという意味。むしろ<誤謬>だらけ。<腐敗><不正>だらけ。でも<無謬>だから<失敗から学ぶ>こともない。ナンタルチーア。断固<官僚>リストラだ。豪腕維新の小沢一郎に期待したい。
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