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財務省は、マスコミを利用したりして、世論工作活動を展開してきた !
政官業癒着・自公政権下の官僚の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/05/10より抜粋・転載)
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1)参院選の日程が確定していないのは、
衆院とのダブル選が、想定されているからだ !
この夏に参院選がある。これははっきりしている。
ただし、まだ日程が確定していない。それは、衆院とのダブル選が、想定されているからだ。
国会の会期は、6月26日まで。国会がここで閉幕になると、参院選は7月21日が有力だ。
これが年初来の既定路線である。
拙著『日本を直撃する「複合崩壊」の正体』(ビジネス社):https://amzn.to/2PPBhAE
『金利・為替・株価特報』=TRIレポート:http://www.uekusa-tri.co.jp/report/index.html
に記してきた。
2)消費税10%の増税は、安倍政権が、再々延期をする可能性大だ !
だが、2019年には、重要政策問題が存在する。消費税問題だ。
この中止問題も昨年から明記してきた。
10月から消費税率を、10%に引き上げる方針が定められている。
これについて、最終的な判断が、まだ示されていない。
それは、消費税増税の再々延期があることを、意味している。
実施するならすでに、3月の段階で最終判断が示されているはずだ。
ところが、この期に及んでまだ確定していない。
3)消費税増税強行なら、安倍自公勢力は、大惨敗する可能性大だ !
消費税増税強行なら、安倍自公勢力は、大惨敗する。間違いないだろう。
憲法改定はその可能性が消滅する。大惨敗する理由は明白だ。
消費税増税反対勢力が圧倒的多数の主権者の票を得るからだ。
世論調査で、多数の国民が、消費税増税に賛成である、との結果が得られているとの情報があるが、嘘である。圧倒的多数の国民が、消費税増税に賛成しているわけがない。
4)世論調査で、多数の国民が、消費税増税
に賛成であるとの報道は、怪しい !
この手の調査は、いかさまであるか、回答が誘導されているかのいずれかだ。
日本の財政赤字が深刻で、財政破綻の恐れが高く、社会保障制度が崩壊の危機に直面しているとの嘘の話を刷り込んでおいて、危機を脱却するためには、消費税増税が必要不可欠と、答えるように設問が組み立てられているのだ。財務省は、戦々恐々だ。
森友不祥事のあとの人事刷新構想が、すべてひっくり返った。
5)財務省の人事等は、消費税増税を断行する事を優先する !
それは、消費税増税を断行することを優先するためだった。
岡本薫明次官をはじめ、主要幹部が、私と同年次の職員である。
岡本氏は、森友問題に関与した、官房長の職位にあった。
人事刷新案が新聞で内示されたがすべて覆されて元の序列通りの決着になった。
しかし、首相官邸が判断すると財務省の意向は通らない。
6)財務省は、マスコミを利用したりして、 世論工作活動を展開してきた !
財務省は、世論工作活動を展開して、OECDの奇怪な増税提案が、日本でアナウンスされ、いかさま世論調査結果が、流布されてきた。それでも、首相官邸がNOと言えば通らない。
残る手段は森友疑惑の全真実を財務省が暴露することだ。
これを実行すれば安倍首相は間違いなく辞任に追い込まれる。
しかし、その度胸が財務省にあるだろうか。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
「失敗から学ぶ」「失敗学」で「官僚」の「無謬神話」をつぶせ !
国の巨額債務は多すぎる官僚の高給と天下りが原因 !
(logs.yahoo.co.jp:2006/9/14より抜粋・転載)
1)「部分最適・局所最適」は「全体最悪」を招く !
素晴らしいコラムを読んだ。9月7日の日経夕刊<明日への話題>。筆者はアドバンテスト相談役の大浦溥さん。タイトルは「失敗学」―――。ー中略ー畑村洋太郎先生の『失敗学』との付き合いが始まり、先生には会社の研究開発拠点の一つ群馬R&Dセンタで講義をして頂いた」と始まる。
「豊富な事例をもとに『失敗には許される失敗とそうでない失敗がある』『<局所最適>は<全体最悪>を招く』『一つの失敗の陰に29の<中失敗>があり、その裏には3百件のヒヤリハットする<小失敗>がある』など、聞く人の心を離さない貴重なお話をお聞きした」と続く―――。やはり素晴らしい。
2)タテワリ、横並びの官僚組織、
「省益」「局益」「課益」への固執 !
ここまでに<ヒヤリハット>ならぬ<ヒカリパット>するダイヤモンドのような<金言>がある。<ダイヤ>のような<金>です。<部分最適>は<全体最悪>―――。みなさんは何を<連想>しますか。<想像力>の問題。<創造力>はこれで決まる。この連想が<ヒヤリハット>を<ピカリパット>にする。
火山が<連想>したのは<霞ヶ関>です。<タテ>ワリで、しかも<横>並び―――。その結果、何が起こっているか。各省庁がそれぞれの<権益>を主張、絶対に自分のところの<省益><局益><課益>を譲らない。結果として予算カットやリストラが全然進まない。そのくせお役人のみなさん、例の<無謬神話>です。我々は絶対正しい。絶対<誤り>を犯さない。
つまり<部分最適>―――。
3)国と地方の借金合計約1400兆円、歳出削減せず民間の2 倍の高給を貪る !
天下り、渡りの法人へ年間12.1兆円歳出 !65年間で約787兆円の出費 !
だが国と地方を合わせた借金はなんと<1061兆9000億円>(日経・2005年1月3日)(2015年度は約1400兆円)―――。その後も減ったという話を聞かない。GDP(国内総生産)の2倍超。先進諸国中の最悪。歳出カットは全然進まないのに民間に比べ<倍>近い<高給>を貪る。
自民党の中川秀直政調会長ですら、憤然と「給料は半分でもよい」とテレビで絶叫する。火山は3回もテレビで観た。つまり<全体最悪>―――。民間だったら会社が<破産状態>だったら、給料カットは当然起る。それが<民間の掟>。だが<お上>は<無謬>―――。
4)マスコミは大部分インペイしているが
官僚の汚職・腐敗は蔓延 !
しかも最近の社会保険庁の不正・腐敗を筆頭に過去、財務省、外務省、厚生省、防衛庁など「汚職・腐敗のオンパレード」である。日経朝刊のコラム<春秋>も9月5日、「このところ公害や薬害の裁判で国が負け続けている。
肝炎、基地騒音、原爆症、水俣病、じん肺―――。政策判断を誤り、無策のまま放置して被害を広げ、被害の認定基準は合理性を欠く。こんな行政の責任を司法が厳密に判断すれば、当然、国に勝ち目はない。(中略)国家賠償の費用も国が裁判の投じるカネも、同じ税金である。『役所は絶対間違わない』などという今どき誰も信じない、「官僚の無謬神話」を守るために、これまでどれほど「ムダな訴訟費用」を費やしてきたことか」と書いたばかり。
<部分最適>を主張するから<全体最悪>―――。公務員の「腐敗事例」は事欠かない。岐阜県庁の<裏金><17億円>。梶原拓前知事は4期16年も務め、その前は県企画部長、副知事も務めた。
それでも「知らなかった」「やましいことは何もない」と言い切って見せた。火山は「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」という米国ATT前社長F・R・カッペル「企業成長の哲学」(ダイヤモンド社)の言葉が好きだ。企業の教育担当として「管理職研修」の教材にずっと使ってきた。
5)「権限委譲」は「責任放棄」ではない、
「知りませんでした」で責任逃れ !
「結果として…」―――。不祥事で官僚や企業のトップが謝罪会見をすると、必ずといってよいほど飛び出す<決まり文句>。こんな言葉「カッペルの<辞書>にはない」―――。「知りませんでした」というのも同じ。「権限委譲」は「責任放棄」ではない。逆だ。<委譲>すればするほど<責任>は重くなる。
それこそがトップの<器>―――。「知りませんでした」など、恥ずかしくて口にできる言葉ではない。「失敗学」に話を戻そう。「先生は技術、設計分野で研究し始めた『失敗学』を経営のジャンルまで敷衍し、『波長のための失敗学』も上梓された。『失敗学の方法論は全て同じだ。
必ず自分なりに観察して一つの仮説を立てる。次にそれを実証する。そこでもう一度仮説を作り直す。この繰り返しである』という考えは説得力をもつ」―――と続く。何を言っているか。カッペルと一緒。「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」だ。<予見>とは<仮説>なのだ。火山の「管理職研修」は<問題解決>学。。問題を分析、<仮説>を立てる。それを<検証>する。
そうして<問題>を解決する。そうやって<仮説><設定能力>を高めていく。<戦略>とは<仮説>―――。<先手必勝>とは<仮説>で<状況>を分析、環境に秘められた<好機>と<脅威>を<予見><洞察>する。
そして自分の<強み>と<弱み>を掴み<必勝条件>を整える。もう一度<失敗学>…。「日本の社会全体が成果主義といって、結果だけを見て誤った賞賛や誹謗をし、その成功や失敗から学ぶことを怠る。挙句の果てに、失敗そのものを恐れて何もしない風潮を作り出していることを大いに憂うべきだ」―――。ここからは火山の意見。
お役人の<無謬神話>―――。<神話>とはウソという意味。むしろ<誤謬>だらけ。<腐敗><不正>だらけ。でも<無謬>だから<失敗から学ぶ>こともない。ナンタルチーア。断固<官僚>リストラだ。豪腕維新の小沢一郎に期待したい。
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