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自民・改憲右派が維新と組み、自民 ・穏健リベラルが公明と組んで、
二大政党体制を構築か ?
「日本の支配者」の謀略の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/04/28より抜粋・転載)
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1)特色のない、地方百貨店の中規模店には、閑古鳥が鳴いている !
地方都市では、中途半端な百貨店店舗の閉店が、相次いでいる。
他方で、大型ショッピングモールが、賑わいを見せている。
ショッピングモールには、特色のあるブティック(その店の個性を取入れた既製服やアクセサリー,香水などを扱う比較的大衆向けの小売店の意)型店舗が入居し、消費者の支持を集めるが、特色のない、地方百貨店の中規模店には、閑古鳥が鳴いている。
統一地方選が終わったが、「NHKから国民を守る党」の躍進が際立った。
特色のあるブティックには、熱烈な支持者が付く。
2)山本太郎議員が、自由党を離れて、「れいわ新選組」を立ち上げた !
自由党共同代表だった山本太郎参議院議員が自由党を離れて新しい政治団体を立ち上げた。
「れいわ新選組」である。
4月1日に設立したというから、元号が決定される前に新元号のよみを名称に冠することを決めていたのだろう。
消費税廃止、最低賃金全国一律時給・1500円、原発即時稼働停止、という、分かりやすく斬新な政策公約を掲げた。
中途半端な地方百貨店が劣勢に追い込まれる一方で、特色あるブティックは、繁盛する時代になり始めている。
3)自民党は、改憲右派自民党と、穏健リベラル
自民党に、分裂する可能性がある !
自民党は、改憲右派自民党と穏健リベラル自民党に分裂する可能性があるだろう。
大阪ダブル選について、私は、「プロレス興行」との見立てを示してきた。
維新に勝たせる選挙だったのだ。安倍首相は、改憲右派に属し、維新と極めて近い。
公明党とは、距離がある。
日本の支配者は、日本政治を対米隷属の二大勢力体制に移行させようとしていると見られる。
4)改憲右派が維新と組み、穏健リベラルが公明と組んで、
二大政党体制を構築か ?
自民党が、改憲右派と穏健リベラルの二つに分裂し、前者が維新と組み、後者が公明と組んで、二大政党体制を構築する。このような「企み」があることを指摘した。
日本支配者の狙いは、「どちらに転んでも米国による日本支配が揺るがない」体制を構築することにある。かつての鳩山内閣のような、真正の革新政権が樹立されることを、心底恐れているのだ。
鳩山内閣の脅威がすさまじかったのだ。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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1)野党再編が論議の焦点は、「保保二大勢力体制」か、
それとも「保革二大勢力体制」かである !
野党再編が論議の対象になるが、焦点は、「保保二大勢力体制」か、それとも「保革二大勢力体制」
かということになる。「保保」というのは、現在の自公政権の基本政策と類似した、基本政策を掲げる政治勢力が、自公勢力と類似した規模に、拡大する状況である。
米国の共和・民主二大政党体制と類似した政治状況である。
2)「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」を
目指しているが、「保革二大勢力体制」を構築しないと、
安倍政治の刷新はできない !
「日本の支配者」(=悪徳ペンタゴンの巨大資本・米国CIA)が、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。*公明党は1998年以前は、反自民党・改革政党だったが、1999年から大変節して自民党従属・自公連立の政党になった。
これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。
かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。
3)鳩山政権は、自公政権の基本政策路線と、
明確に対峙する政策方針を、明示した !
日本では、2009年に、鳩山由紀夫民主党が、政権を樹立した。
鳩山政権は、既存の政権の基本政策路線と、明確に対峙する政策方針を、明示した。
その基本政策方針の転換とは、対米隷属 VS 対米自立、官僚支配 VS 官僚利権廃絶、大資本支配 VS 大資本支配排除というものだった。
この基本路線転換を象徴する具体的な政策提言が、普天間基地の県外・国外移設方針、官僚天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止の三つであった。
1948年に、芦田内閣が破壊されて以来、初めて樹立された、本格的な革新政権が、この鳩山政権であった。
4)対米自立、・官僚利権廃絶・大資本支配排除を目指した、
鳩山政権を、「日本の支配者」は破壊した !
「日本の支配者」が、本格的な「革新政権」をいかに恐れているのかは、鳩山政権の命運をたどれば、鮮明に浮かび上がる。鳩山政権を誕生させた主役は、小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏(名前表記を首相辞任後に変更)の二人である。
この二人の盟友に対して「日本の支配者」が苛烈で卑劣な人物破壊工作を仕掛けたことは周知の事実である。小沢一郎氏に対する攻撃は、2006年4月に、小沢一郎氏が、民主党代表に就任した時点から、本格化した。
「日本の支配者」は、なぜ、これほどまでに小沢−鳩山民主党を警戒したのか。
5)小沢一郎氏・鳩山由起夫氏が主導する政治は、
日本の既得権政治を、根底から改革する可能性大だった !
その理由は単純明快である。
この小沢−鳩山・二人が主導する政治が、日本の既得権政治を、根底から破壊=改革する惧れが高かったからだ。「日本の支配者」は、小沢−鳩山民主党を破壊するための、激しい人物破壊工作等活動を展開するとともに、これと並行して、「害のない」もうひとつの政治勢力を構築するための工作活動を展開してきた。
これが、いわゆる「第三極」と称された、新政治勢力創出の試みである。結論を急ぐ。
6)「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
7)反安倍政治・「革新勢力」が、政権を奪還して
初めて、日本政治の刷新が実現する !
これが、当面の野党再編論議で、認識しておくべき、最重要事項である。
「日本の支配者」と表記してきたが、具体的に言えば、米国を支配する、巨大資本のことである。
米国政治、米国政府を支配しているのも、この巨大資本である。
この「支配者」が、米国の政治経済金融制度を構築した。
政治制度における、共和・民主両党による二大政党体制は、どちらに転んでも、巨大資本の利益が損なわれない制度であり、事実上、政治路線は、固定されている。
8)「保保二大政党体制」が構築されれば、
「二党独裁制」になってしまう !
9)「日本の支配者」の実行部隊の中核を担って
きたのが、米国・CIAである !
10 )「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、
すべてが、CIAによる工作である !
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