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自民党政権・自公政権下、新種のシロアリ利権を生み出すのが、
「民営化」の正体である !
安倍政治の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/04/13より抜粋・転載)
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1)〜10 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
11 )巨大な格差を、是正する事に努力し、
「生存権」を基本的人権として、確立すべきだ !
私は、後者の考え方を支持するが、そうではないと主張する人も存在する。
この点については、社会を構成する主権者の多数が、どのように考えるのかが、重要になると言える。
ここで論じておきたいのは、「小さな政府」についてだ。
「小さな政府」、「安価な政府」という言葉は、良い響きを持つ。
税金を支払う身からすれば、大きなコストがかかる政府より、安上がりな政府が望ましいと考える人が多いだろう。しかし、その「小さな政府」には、いくつかの類型がある。
このことを十分に吟味しないと、単純に「小さな政府は良い」とか「小さな政府は悪い」と言い切れないことが分かる。
12 )「無駄な政府支出を省く政府」の
「小さな政府は良い」が、悪い小さな政府がある !
「小さな政府」には三つの類型がある。
第一は「社会保障をしない政府」、第二は「あらゆることを民営化する政府」、
第三は「無駄な政府支出を省く政府」、である。
私は、第一と第二の意味での小さな政府に反対だが、第三の意味の小さな政府に賛成だ。
ところが、現在推進されている「小さな政府」は、基本的に第一と第二の意味での小さな政府である。
第一の「小さな政府」は分かりやすい。
13 )人間社会では、際限なく富と所得を追求し、
弱者からの収奪は留まるところを知らない !
この世は弱肉強食だから、その掟を人間界にも適用するべきだとの主張だ。
ただし、人間界と自然界の弱肉強食には、決定的に違う点がある。
それは、自然界の「強者」は必要以上に「弱者」から収奪しないことだ。
ライオンは強者だが、無意味な殺戮をしない。しかし、人間界の強者は違う。
際限なく富と所得を追求し、弱者からの収奪は留まるところを知らない。
14 )「民営化」と表現すると、聞こえが良いが、実体は「営利化」である !
問題は、第二の「小さな政府」だ。何から何まで「民営化」という流れが作られている。
「民営化」と表現すると聞こえが良いが、実体は「営利化」である。
独占事業である事業分野、そして、生活必需品の供給を行う分野で公的に事業が営まれてきた。
水道事業も空港事業などがこれにあたる。なくてはならない。
言い方を変えると、必ず事業として存続し続ける。しかし、競争原理が働きにくい。
こうした分野では、事業を公的に管理して、「非営利」で事業が営まれる。
15 )「営利」と「非営利」の違いは「利益」を確保するか否かである !
「営利」と「非営利」の違いは「利益」を確保するかどうかだ。
企業の「利益」は、株主への配当、役員への報酬、内部留保のいずれかで処分される
ところが「非営利」の場合、この「利益」に該当する部分を持たない。
ということは、「非営利」にすると「利益」相当分だけ、安く利用者にサービスを提供できる。
だから、生活必需品で独占事業になる事業を、公的に管理してきたのだ。
今後も、これを維持するべきなのだ。
こうした事業は必ず成り立つから、独占が許され、価格決定の自由が付与されると、事業者にとって、これ以上おいしい事業はない、という状況になる。
16 )自民党政権・自公政権下、「民営化」は、新種の
シロアリを生み出す、金権腐敗の温床になっている !
だから、この「民営化」が推進されているのだ。
「民営化」は、新種のシロアリ(利権者)を生み出す、金権腐敗の温床になっている。
財政支出から利権支出を切るのが、第三の意味の「小さな政府」だ。
利権支出を切れば、社会保障支出を、格段に拡充できる。
私たちは、新たな金権腐敗を生む、第二の意味の「小さな政府」を排除して、第三の意味の「小さな政府」を目指すべきである。
(参考資料)
政官業癒着・安倍政権下、シロアリ官僚とハイエナ栄えて、
国民亡ぶ国・日本になっている !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/12/13より抜粋・転載)
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◆7つのリスクとは、インフレ・消費税大増税・
TPP・原発・シロアリ増殖・憲法改変・戦争だ !
7つのリスクとは、インフレ・消費税大増税・TPP・原発・シロアリ増殖・憲法改変・戦争である。
新約聖書「ヨハネの黙示録」に次の記述がある。
第一の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、血のまじった雹(ひょう)と火とがあらわれて、地上に降ってきた。そして、地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、また、すべての青草も焼けてしまった。
第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして、海の三分の一は血となり、海の中の造られた生き物の三分の一は死に、舟の三分の一がこわされてしまった。
第三の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が、空から落ちてきた。そしてそれは、川の三分の一とその水源との上に落ちた。この星の名は「苦よもぎ」と言い、水の三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなった。水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ・・・と続く。
◆憲法が、違憲・安倍政権によって次々と改悪
され、国民主権や基本的人権がないがしろにされた !
第六のラッパが吹き鳴らされると、権力の横暴を防ぎ止める役割を担っていたはずの憲法が、国家権力によって次々と都合よく改悪され、国民主権や基本的人権がないがしろにされた。
第七のラッパが吹き鳴らされると、憲法改悪によって戦争への道が切り開かれ、集団的自衛権の名のもとに日本が報復攻撃の対象とされ、・・・・・・・
本書では、インフレ誘導は、成功しない可能性が高いことを、理論的に整理して示した。
◆政官業癒着・安倍政権下、シロアリ官僚と
ハイエナ栄えて、国民亡ぶ国・日本になっている !
シロアリ退治は行われず、日本はシロアリ(悪徳官僚)、ハイエナ(巨大資本)、コバンザメ(巨大資本の家来)に食い尽くされようとしている。民営化や国家戦略特区に、醜悪なコバンザメが群がり、国民資産を食いものにしている。これらを放逐するべきときが来ている。本日、12月13日、内閣府は、景気動向指数研究会を開催し、景気回復が、2012年12月から2017年9月時点まで続き、高度成長期に、57カ月続いた「いざなぎ景気」を超え、戦後2番目の長さとなったと判断した。しかし、これは、ペテン師・安倍政権下、政府の勝手な判断で、事実に反している。
◆今回の実質GDP増加は、7%であり、
「いざなぎ景気」の10分の1である !
◆異常人格・安倍首相は、「息をはくように
嘘をつく」と言われている !
とりわけ、安倍内閣はひどい。安倍首相は「息をはくように嘘をつく」と言われている。
私が言っているのではない。多くの識者がそう言っているのだ。
安倍首相は、2014 年11月18日の総理大臣記者会見で、消費税増税延期を発表した。
「来年(2015 年)10月の引き上げを、18カ月延期し、そして、18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。ふたたび延期することはない。
ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします」さらにこう付け加えた。
◆安倍首相は、2014 年、消費税増税を決意発言後、
増税の延期発言をした !
◆安倍首相ほど、厚顔無恥になれる人は、
広い日本といえども、少数であろう !
「信なくば立たず。国民の信頼と協力なくして、政治は成り立ちません。」立派と言うほかない。
ここまで厚顔無恥になれる人は、広い日本といえども数えるほどしかいないだろう。
もっとも、「信なくば立たず」の意味を知らないで発言したのだとは思われる。
2017 年2月17日の衆院予算委員会で、安倍首相は、森友学園への国有地不正払い下げ疑惑について、こう述べた。
「私や妻が関係していたということになれば、それはもう、まさに私は、それはもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい」
その1年半後の本年9月14日の自民党総裁選公開討論会で、安倍首相はこう述べた。
―以下省略―
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