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鳩山民主党政権は、既得権勢力・悪徳ペンタゴンの猛攻撃、総攻撃を受けた !
鳩山民主党政権破壊の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/04/12より抜粋・転載)
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1)〜11 )は前2 回投稿済みです。以下はその続きです。
12 )鳩山内閣は、画期的な意義を持つ、一種の「革命政権」であった !
2009年に樹立された、鳩山内閣は、画期的な意義を持つ、一種の「革命政権」であったが、その「革命性」ゆえに、政権外部から、そして、民主党内部からも破壊された。
鳩山・民主党政権は、米国が支配する日本、官僚が支配する日本、大資本が支配する日本、という戦後の日本政治基本構造を、根底から刷新しようとした、改革政権であった。
それゆえに、既得権勢力・悪徳ペンタゴンの猛攻撃、総攻撃を受けたのである。
*悪徳ペンタゴン(悪徳五角形)とは ?:利権政治屋(自民党・公明党等の政治家)・マスコミを加えて、米・官・業・政・電の五者が、日本の既得権益であるとしている。
13 )鳩山民主党政権は、既得権勢力・悪徳
ペンタゴンの猛攻撃、総攻撃を受けた !
そして、敵は、民主党政権内部にも潜んでいたのだ。
辺野古の国外、県外移設方針は、政権内部の既得権勢力によって潰されたのである。
鳩山内閣が崩壊するやいなや、官僚利権根絶なしには検討すらしないとした公約に違反して、菅直人内閣は、消費税増税の方針をぶち上げた。大資本が政治を支配する原動力である、「企業献金」全面禁止の公約も、鳩山内閣崩壊後に、悪徳10人衆によって、闇に葬られた。
14 )既得権勢力は、「革命性を帯びる内閣」構築を破壊する行動をする !
日本を支配してきた既得権勢力は、鳩山内閣のような「危険な内閣」=「革命性を帯びる内閣」を二度と出現させないことを、最重要の課題としている。
いまだに、不自然極まる、鳩山元首相批判の勢いが衰えないのは、鳩山内閣の脅威=改革の大きさを物語るものである。悪徳ペンタゴンから、激しく叩かれることは、正統性=改革性の証明なのだ。
日本を支配してきた既得権勢力は、日本の政治体制を、自公と第二自公の二大体制に移行させようとしている。
15 )既得権勢力は、政官業癒着・対米隷属を刷新しようとする勢力を恐れている !
鳩山内閣のような、日本政治の基本構造=政官業癒着・対米隷属を刷新しようとする勢力が、大きな塊になることを、何よりも恐れている。
現時点で目論まれているのは、「自民党安倍一族と維新勢力による対米隷属右派勢力」と、「自民党内のリベラル勢力+公明党+国民民主などによる対米隷属中道勢力」とに、日本の二大勢力を担わせること、であると考えられる。
私はかねてより、旧民進党が、水と油の混合物で、早期に分離するべきだと唱えてきた。
2017 年10月総選挙に際しての混乱で、ようやく民進党が、二つに割れた。
16 )民進党は、「隠れ自公勢力」と「反自公勢力」
の混合物であり、分離すべきだった !
民進党は、「隠れ自公勢力」と「反自公勢力」の混合物だから、これが二つに分離することが必要であることを説いてきた。
分離後は、立憲民主党が共産党を含めた共闘体制を強固に構築することが求められたが、その立憲民主党の動きが鈍すぎる。
政治を刷新するには、大きな連帯を構築することが必要であるのに、立憲民主党は自党の拡張を優先する姿勢を鮮明に示し続けてきた。
17 )現在は、「革新勢力」の連帯を主導する、
新党の創設が強く求められる !
こうした現状を踏まえ、本当の意味の「革新勢力」の連帯を主導する新党の創設が強く求められる状況に移行していた。
その最重要課題に対する大きな一歩が、山本太郎議員によって印された。
この新しいムーブメントを大きなうねりにできるかどうかは、私たち主権者の行動にかかっている。
まずは、選挙資金を、みなで薄く広く負担しよう。
消費税は払っても、そのすべてが法人税減税と金持ち優遇税制に使われてしまう。
それよりも、日本政治を刷新するために浄財を投下する方が、はるかに有益である。
希望の光を本当の明るさに変えてゆかねばならない。
(参考資料)
政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆
の大罪と自民党体制・自公体制の真相 !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)
1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
(☆鳩山民主党の政策:緊密で対等な日米関係を築く。核兵器廃絶の先頭に立ち、テロの脅威を除去。国家公務員の天下りあっせんは、全面的に禁止 !企業団体献金、世襲を禁止。中学卒業までの子ども1人当たり年31万2000円(月額2万6000円)の子ども手当を創設。)
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ(巨大資本)・シロアリ(悪徳官僚)・ハイエナ(巨大資本の家来)である。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。
2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !
そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。
鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相
の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。
3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。2009 年3 月3 日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。
4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !
そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。
この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。
その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて、2009年総選挙に臨んだ。
5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !
その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。
だから、民主党は、主権者から見放された。
民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。
権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。
6)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !
日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。
民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は、菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。
7)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。この変節が日本政治を破壊したのである。
8)改革や国民との約束無視、私利私欲だけの政治屋
9)自公・第二自公勢力は、米国・官僚・大資本に従属 !
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