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中高年のひきこもり61万人超 !内閣府、初の全国調査、若年層を上回る !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2019 年 3 月 31 日 21:17:38: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


 中高年のひきこもり61万人超 ! 内閣府、初の全国調査、若年層を上回る !

    ひきこもりの原因等は ? 

(www.asahi.com:2019年3月29日10時00分より抜粋・転載)

朝日新聞デジタル:編集委員・清川卓史、田渕紫織

東京都によるひきこもりの実態調査について、当事者家族ら(右)は、従来30代までとしていた調査対象の年齢制限を取り払い、高齢化などの実態を把握したうえで、政策も見直すよう求める、要望書を都青少年課に手渡した。

 40〜64歳のひきこもり状態の人が、全国に61・3万人いる。

内閣府は、3月29日、そんな推計を公表した。「中高年ひきこもり」の全国規模の数が、明らかになるのは初めてである。従来ひきこもりは、青少年・若年期の問題と考えられてきたが、その長期化・高年齢化が課題となる状況が、浮き彫りとなった。

◆息子53歳、母から食事受け取る日々、中高年ひきこもり

 内閣府が、2015年度に実施した調査で、15〜39歳の「若年ひきこもり」は、54・1万人と推計された。今回、40〜64歳の「中高年のひきこもり」について、国レベルで初の調査を実施した。

調査方法の一部変更があったため、単純比較はできないが、その結果に基づく推計数は、若年層を上回った。

 分析にあたった、内閣府の北風幸一参事官は、「想像していた以上に多い。ひきこもりは、決して若者特有の現象ではないことがわかった」と述べた。

 今回の推計は、ひきこもる中高年の子と高齢の親が孤立する、「8050(はちまるごーまる)問題」が、特殊な例ではないことを、示すものといえる。また、「就職氷河期世代」(おおむね現在の30代後半〜40代後半)の多くが、40代に達したため、中高年のひきこもりが増えているとの指摘もある。

◆ひきこもり総数が、「100万人以上」になる !

 調査時期や手法の違いから、「若年」と「中高年」の推計を、単純合計はできないとしつつも、北風参事官は、ひきこもり総数が、「100万人以上」になるとの見方を示した。

 今回の調査は、2018年12月、無作為抽出した、40〜64歳5千人を対象に実施(有効回答65%)した。その結果、ひきこもっていた人の年齢層は、40代が38・3%、50代が36・2%、60〜64歳が、25・5%だった。

期間は、5年以上の長期に及ぶ人が、半数を超え、20年以上の人が2割弱を占めた。

性別は、男性76・6%、女性23・4%で、男性が多い傾向があった。

ひきこもり状態にある人の比率は、全体の1・45%。この比率から全体状況を推計した。

 内閣府は、これまで2回、15〜39歳のひきこもり調査を実施してきた。しかし、ひきこもりの長期化傾向が明らかとなり、40代以上を除いた調査では、全体像がわからない、という指摘が当事者団体などから出ていた。それを踏まえ、初めて中高年の調査に踏み切った。

(編集委員・清川卓史、田渕紫織)

◆ひきこもりに詳しい精神科医の斎藤環・筑波大教授の話

 中高年のひきこもりが、社会問題化してこなかったのは、国による調査がなされなかった影響が大きい。全国の自治体や研究者から、ひきこもりの半数が、40歳以上という調査結果が、次々と出ていたにもかかわらず、国は放置してきた。

こうした国の姿勢は、「ひきこもりは、青少年の問題」という先入観を広げることにもつながった。

その責任は重い。今回の調査をきっかけに、中高年の当事者のニーズを、丁寧にくみ取った就労支援に加え、当事者や経験者らが集まって、緩やかに経験を共有できる、居場所を全国につくることが必要だ。

     ◇

 〈ひきこもり〉:国が用いる定義では、仕事や学校などの社会参加を避けて、家にいる状態が半年以上続くことを言う。内閣府調査では、ほとんど自室や家から出ない「狭義のひきこもり」に加え、趣味の用事のときだけ外出する人も含めた、「広義のひきこもり」を推計している。

従来は、専業主婦(夫)や家事手伝いは、一律にひきこもりから除外していたが、今回から変更。

回答から、最近半年間に、家族以外との会話が、ほぼなかったとわかる人は、ひきこもりに含めている。

(参考資料)

T いったいなぜ ? 増える中高年男性のひきこもり

(ddnavi.com :2017/6/21より抜粋・転載)

暮らし :

◆「実家で40代の弟がひきこもっている」

「50代の兄が離婚して実家に戻り、そのまま職も失って親の年金を食いつぶしている」

そんな話をよく耳にする。中には女性もいるが、その多くが男性だ。なぜ働かないのかと責めるのは簡単だが、そこにはいろいろな事情があるようだ。

 内閣府は2010年に、「ひきこもり70万人、潜在群155万人」という調査結果を出しているが、これは39歳までの調査。40代以上のひきこもりがいるという想定さえしていなかったのかもしれない。

2013年に山形県が公表した調査結果では、ひきこもりに該当する人のうち40代〜60代が約45パーセントを占めている。14年に島根県が公表した調査でも、40代以上が53パーセントと半数を超えた。

そういった自治体の調査を当てはめていくと、現実には、「40代以上の大人のひきこもり」は100万人を超えているのではないかと言われている。なぜ中高年のひきこもりがこれほど増えてしまったのだろうか。

■一度レールをはずれると戻れない現実 !

 「ひきこもり」と一口に言っても、そうなった状況はさまざまだ。大学を卒業して入った会社で人間関係がうまくいかず、鬱病となって実家へ戻った兄がそのまま20年間ひきこもっていることについて、妹のカナコさん(39歳)は、こう話す。

 「最初は親も、またいつか働き出すだろうと思っていたみたいです。でもいっこうに働かない。そのうち、親が小言を言うと怒鳴り散らすようになった。老いた両親は半分、怯えて暮らしています。私から見ると、兄は世間に負け、自分に負け、そんな自分を甘やかしている。

私が意見したこともありますが、そうするとその後、親への暴言がひどくなる。地元の警察にも相談していますが、親に直接的な暴力をふるっているわけではないのでどうにもなりません」

 その他にも、父親の介護をするために会社を辞めたものの、父親を見送ったあとも仕事に就くことができず、母親の年金でふたり暮らしをしている例もある。アキコさん(45歳)は、弟の状態を次のように話す。

 「うちの弟は、倒れた父の介護をするために30歳のときに会社を辞めました。ただ、父が亡くなってからも働こうとはしなかった。もう意欲がなくなっていたんでしょう。父が亡くなって20年経ちますが、ずっと母の年金をあてにしているだけ。

自分から動こうとはしません。母に弟を追い出せと言っていますが、何を言っても聞かないし、そもそもコミュニケーションをとろうとしない。『オレは病気なんだ』の一点張り。もうじき母を我が家にひきとって一緒に暮らそうと思っています。母の精神状態のほうが心配になってきましたから」

 もちろん、本人にも後ろめたさはあるのだろう。だから「働け」と指摘されると激昂する。それがもとで家族内殺人事件なども起こっているのが現状だ。

 女性がひきこもった場合は、家庭内でもそれほど「働け」ときつくは言われない。周囲の目が、男性が当事者である場合に比べて優しいし、家にいてもそれほど「あのうちの子、ひきこもっているのよ」という噂にはならない。

そうしているうちに、自ら外へ出ようという気力がわいてくるのかもしれない。「男はしっかり働くべき」という固定観念が、男性をますます追い込んでいくのかもしれない。ただ、現実的に実家にひきこもって年金をあてにされたのでは、親もたまらない。

◆「怖くて外に出られなくなるんです」

 自身も10年近くひきこもっていた経験のあるエイジさん(52歳)はそう言う。33歳のとき会社が倒産、同時に婚約していた彼女に婚約を解消された。そのまま精神的なバランスを崩し、ひとりでアパートにひきこもるようになった。失業保険から生活保護へ。

「仕事を探しに行く気にもなれなかった。田舎の親とも連絡を絶った。外に出るのが怖くて死にたくてたまらないまま10年近い日々が流れました」

◆出かけるのは、深夜のコンビニだけ !

 出かけるのは深夜のコンビニだけ。だが40歳を越えたとき、ふと、このままでいいのかという気になり、近所の図書館へ行ってみた。

「本を読んでいるうちに、図書館の司書の方と少しずつ言葉を交わすようになり、現状を話したら役所に相談に行けばいいのにと言われて……。生活保護の担当者と会って、初めて自分の気持ちをちゃんと打ち明けて。そこからいろいろなことが変わっていったような気がします」

 今は食品メーカーの工場で、毎日まじめに働いている。職場の人と飲みに行くこともあるそうだ。

「今も人と話すのは得意じゃない。だけど、過去を悔やんでもしかたがないんですよね。それがわかるまで時間がかかりました」

 誰もかれもが、彼のようにうまく社会復帰できるわけではないだろう。だが、「生きている限りは、何かしないといけないような気がしている」というエイジさんは、10年もひきこもっていたようには見えないほど、明るい表情になっている。

 人間は希望がなければ生きていけない。そして、その希望を見いだすのは自分自身だ。中高年のひきこもりについては、非常に根深い問題が多々あるので簡単に「こうすればいい」とは言えないのだが、自分の足で一歩踏み出している人がいることも事実である。

U 発達障害の障害別の特徴

(h-navi.jp:2017年8月30日より抜粋・転載)

以下では、ここで分類した発達障害の具体的な特徴などを紹介します。

下記にあげたものは、それぞれでよく見られる主な特徴ですが、発達障害のある方の特性や症状の程度は一人ひとりで異なるため、必ずしもすべてが当てはまるわけではありません。このほかの特徴や困りごとのある人や、いくつかの障害を合併している人もいます。

また、困難や苦手なことは、周りの人の対応や環境を調整したり、うまくいくやり方を身につけることで緩和することができるものも少なくありません。

広汎性発達障害の特徴 (ASD:自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害の特徴)

発達障害とは?発達障害の分類・症状・特徴・診断方法はどのようなもの?の画像

広汎性発達障害の特徴 (ASD自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害の特徴)

Upload By 発達障害のキホン

◆【特徴】

対人関係・社会性やコミュニケーション能力に障害があり、物事に強いこだわりがあります。

また感覚が、異常に過敏(または鈍感)であったり、柔軟に思考することや変化に対処するのが難しいこともあります。

【具体的には】

・視線を合わせること、自分の気持ちを伝えること、友達関係をうまく築くことなどが困難。

・言葉の発達に遅れや偏りが見られることもある。言葉の遅れがある場合は、質問に対してオウム返しをしたり、単語だけで話をしようとする。会話も一方的になりがち。遊びのルールが理解できなかったり、集団での共同作業に困難を示したりする。

・音、におい、接触刺激、痛みなど特定の感覚に過敏性を示したり、鈍さを示したりする。

・生活習慣や偏食、 同じ服をいつも着るなどの特徴的なこだわりを持ったり、特定の興味に熱中する。また、くるくるとまわったり手のひらをひらひらさせたりする行動がよく見られる。

 

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