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政権交代によって、米国・大資本従属の安倍政治の基本を、変える事が重要なのだ !
安倍政治の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/02/22より抜粋・転載)
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1)安倍政治を刷新するには、国政選挙で、勝利しなければならない !
2)米国は、革新的な片山内閣・芦田内閣
を嫌って、短期間で辞職させた !
3)「逆コース」=対米従属日本へ、米国の変節、転換は、1947年の事だ !
4)米国によって、日本を「反共の防波堤」にする方針が、新たに示された !
5)日本国憲法は、この「逆コース」前の
占領政策によって生み出された !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
6)「逆コース」後の占領政策では、
日本国憲法は、邪魔な存在になった !
「非民主化路線」を採用したにとって「逆コース」後の占領政策、日本国憲法は邪魔な存在になった。
したがって、「逆コース」後の対米従属勢力が憲法改定を叫び、「逆コース」前の民主化路線を肯定する者が日本国憲法を擁護するのは順当なのだ。まったく矛盾していない。
「逆コース」後の占領政策において実権を握ったのがGHQのG2(参謀2部)である。
1947 年から1952 年にかけて、日本では、奇怪な事件が多発した。
7)多発した奇怪な事件の背後で動いていたのは、
GHQ・G2の工作活動である !
そのほとんどの背後に見え隠れしているのが、GHQ・G2の工作活動である。
松本清張氏が、『日本の黒い霧』で、深い考察と詳細な事実関係を示している。
1948 年に、米国の工作活動によって吉田茂内閣が樹立されて以降、70年間にわたって、日本政治は「対米従属勢力」によって、支配され続けてきた。
8)民主化への活動は、対米従属勢力の、
卑劣で不正な工作によって、破壊されてきた !
この基本構造を打破しようとする試みが、何度か開花しかけたが、対米従属勢力の、卑劣で不正な工作によって、破壊されてきた。
1993 年の細川護熙内閣の樹立、2009 年の鳩山由紀夫内閣の樹立が、その代表事例だが、両政権は米国=CIAの工作活動によって破壊された。
この歴史的経緯を踏まえて、日本政治刷新の道筋を描かなければならない。
重要なことは、単なる政権交代では、意味がないということだ。
9)政権交代によって、米国・大資本従属の
安倍政治の基本を、変える事が重要なのだ !
政権交代に意味があるのではなく、政権交代によって、政治の基本を変えることが重要なのだ。
このことを踏まえて、2019年の政治決戦に臨まなければならない。
何よりも大事なことは、政策を基軸に、反安倍自公陣営を形成することだ。
参院選では、32の1人区の勝敗が全体の勝敗に直結する。
32 の1人区に、自公勢力は、1人の候補者を擁立する。
10 )32 の1人区で、野党共闘して、反安倍政治
の候補者を一人に、絞り込む必要がある !
したがって、安倍自公政治に対峙する勢力は、協調して、候補者を一人に、絞り込む必要がある。
これは当然のことだ。この意味で野党共闘には重要性がある。
しかし、忘れてならないことは、その野党共闘が、野合であってはならないことだ。
民主党政権が崩壊した、真の理由を見つめる必要がある。
真の理由は、かつての民主党に、水と油が同居していたことだ。
―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
安倍内閣は、統計不正をして、「虚偽の」プラス数値を発表したのである !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/02/08より抜粋・転載)
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1)アベノミクスの下で労働者一人当たりの
実質賃金指数は、約5%も減少してきた !
2)2016 年は、「デフレ」に回帰したため、
実質賃金が辛うじてプラスになった !
3)厚労省は、東京都についてのみ3分の1
のサンプルを用いる抽出調査を行っていた !
厚生労働省は、全数調査でなければならない調査について、東京都についてのみ3分の1のサンプルを用いる抽出調査を行っていた。このこと自体が法律違反であるが、これを全数調査の数字に引き戻すために「復元」と呼ばれる作業が必要になる。
厚生労働省は、2018年の数値のみ、「復元」作業で数値修正を行いながら、2017年以前のデータは「復元」を行わずに、数値を公表している。
4)統計不正により、2018年の数値は高い数値に
なり、2017年以前の数値は低い数値になった !
このため、2018年の数値は高い数値になり、2017年以前の数値は低い数値になっている。
今回政府が発表した前年比伸び率は、「復元」した高い水準の2018年数値と「復元」しない低い水準の2017年数値を比較したものである。その結果、プラス0.2%という数値が発表されているが、この数値は「間違ったデータ」ということになる。
5)安倍内閣は、統計不正をして、「虚偽の」
プラス数値を発表したのである !
統計処理方法を同一にして前年比数値を算出することができながら、安倍内閣は正しい統計数値を発表せず、「虚偽の」プラス数値を発表したということになる。恐るべき事態である。
統計不正が発覚し、問題が明らかになるなかで、虚偽のデータを発表する安倍内閣の存続は一刻たりとも許されない。一人当たり実質賃金伸び率は、実質GDP成長率と並ぶ、主権者にとって最重要の二大経済データである。
6)安倍内閣の実態は、二大経済データで、
「不可」の成績しか取れていない !
安倍内閣はこの二大経済データで「不可」の成績しか取れていない。
「アベノミクス失敗」を明白にする二つの経済データなのだが、この現実を踏まえて政策を修正するのではなく、不都合なこのデータそのものを「改ざん」、「ねつ造」するという驚異の行動に踏み出している。さすがは、森友疑惑で、14の公文書の300箇所を改ざんした実績を、誇る内閣である。
「安倍偽装隠蔽改ざんねつ造内閣」と表現するのが、妥当である。
国会は国政調査権を活用して、適正な経済統計の開示を政府に強制する必要がある。
7)間違ったデータを強引に押し通す安倍内閣は、
主権者国民から内閣失格と評価される !
間違ったデータを修正するなら理解されても、間違ったデータを強引に押し通す内閣は、主権者国民から内閣失格の烙印を押されることになるだろう。
拙著『国家はいつも嘘をつく--日本国民を欺く9のペテン』:https://amzn.to/2KtGR6k
に多くの方がレビューを掲載くださっている。深く感謝申し上げる。
アマゾンに「カスタマーHaaa」さまが、掲載くださったレビューを、以下に転載させていただく。
8)自民党・安倍政権のウソが、掲載され、
改めて、この政権の空恐ろしさに驚愕した !
自民党・安倍政権のウソを、これほど集めて、コンパクトな新書にしたことで、改めて、この政権の空恐ろしさに驚愕した(2019年2月2日)
「前言撤回、言い換え、隠蔽、ねつ造、データ改ざん、犯罪のなすりつけ最近では、毎月勤労統計のデータ改ざんもあったな。
「国家は、いつも嘘をつく」。じゃあ、どうすればいいの、一般庶民は。どうしようもないよね、だから、選挙に行く人も、少なくなってるの?国政選挙でも投票率は、6割いってないし、地方選挙はもっと少ないらしい。
9)ウソが列挙された本を読むと、特に、
安倍政権の幼稚な嘘がひどすぎる !
本書を読むと、特に、安倍政権の幼稚な嘘がひどすぎる。しかも、犯罪級の嘘もこの間の自民党政権の中であったらしい。古くは日航機墜落。
本書の指摘通り、圧力隔壁の損傷での墜落ではないのであれば、恐ろしすぎる(ネタバレになるので詳細は本書を読んでください)。
郵政民営化、国民の年金保険料で作られたかんぽの宿の乗っ取りも、財界・アメリカの言うなりに行われた。
10 )日航機墜落・りそな銀行の乗っ取りなど重大な
嘘が野放しなのは、司法も警察も権力の家来だからだ !
11 )安倍政権・NHK等は、アベノミクスの成果
を、強調されているが、庶民に実感はない !
―以下省略―
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