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安倍首相は、自分の失敗を棚に上げて、
民主党政権をこき下ろすのは、いかにも下品だ !
鳩山民主党政権破壊の深層・真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/02/10より抜粋・転載)
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1)自民党大会で、安倍首相は、2007 年の
参院選で惨敗した事を演説した !
2 月10 日、自民党が、都内で党大会を開催し、安倍首相が挨拶した。
12 年前の2007 年、第一次安倍内閣は、参院選で惨敗した。
12 年に一度の亥年は、統一地方選と参院選が重なる、政治決戦の年である。
2007 年は、「年金記録不正問題」に焦点が当たり、第一次安倍内閣が、適正な対応を示せず、参院選で大敗した。この参院選結果を受けて、第一次安倍内閣は、総辞職に追い込まれた。
安倍首相は、このことに触れ、「亥年の参院選で、我が党は、惨敗を喫した。当時総裁だった、私の責任で、このことは、片時たりとも忘れたことはない」と述べた。
2007 年の参院選で、第一次安倍内閣与党は、過半数を失い、衆参ねじれ状況に移行した。
2)安倍首相は、悪夢のような民主党政権が、誕生したとウソ演説をした !
それから2 年後、2009 年8月総選挙で、民主党が大勝し,鳩山由紀夫内閣が、樹立された。
このことについて、安倍首相が言及した。
「我が党の敗北で、政治は安定を失い、そして、悪夢のような民主党政権が、誕生した。
決められない政治、経済は失速し、後退し低迷した。
若い人が、頑張ってもなかなか就職できない、仕事がなかったあの時代、地方でも中小企業の倒産件数が、3割も多かったあの時代、人口が減少していくから、成長なんかできないとあきらめていたあの時代に、戻すわけにはいかない」
3)安倍首相は、自分の失敗を棚に上げて、
民主党政権をこき下ろすのは、いかにも下品だ !
安倍首相は、自分の失敗を棚に上げて、「悪夢のような民主党政権」と表現するのは、いかにも下品だ。多くの主権者は、現在の安倍内閣について、「悪夢のような安倍内閣」と感じている。
安倍首相は、前回の最長期間だった「いざなみ景気」(2002年4月〜2008年2月)と今回の景気拡大期間を比較して、成果を強調した。また、名目GDPについて、いざなみ景気の期間中は、2.5%の成長だったが、今回は、6年間で10.9%伸びたと自画自賛した。
4)安倍首相は、都合の悪い部分は隠ぺいして、
一部の良い数字を取り上げて、自画自賛する !
地域別の景況状況について、日銀のデータをもとに、前回期間(6年1か月)の残り5年間に「プラス」で推移したのは、関東と東海だけだったが、今回は、北海道から九州・沖縄まで9つの地域が5年連続「プラス」で推移していると、安倍首相は、アピールした。安倍首相は、都合の悪い部分には一切言及せず、アピールできる部分だけを強調して、繰り返し自画自賛する。まさに「広告代理店の主張」そのものの、安倍首相の自己アピールである。
「かたはらいたし」とは、このような情景のためにある言葉だろう。
5)「アベノミクス偽装」が、国会でも取り上げられ、国民も見破ってきた !
「アベノミクス偽装」が、国会でも取り上げられて、事実を正確に把握する、国民が増えている。
大資本従属・安倍政権下、「景気回復の実感がない」のではなく、「景気回復の事実がない」というのが真実だ。
大資本優遇・アベノミクスで、国民の生活は、台無しになっている。
植草一秀著・『国家はいつも嘘をつく--日本国民を欺く9のペテン』:https://amzn.to/2KtGR6k:をすべての主権者にご高覧賜りたい。
6)安倍政権の家来・マスコミの洗脳報道で、多くの主権者が騙されてきた !
メディアが政治権力によって支配され、多くの主権者が洗脳されてしまっている。
事実が主権者に知らされていない。日本国民は国家の嘘=ペテンに欺かれてしまっている。
安倍内閣は、2012 年11月から景気回復が持続し、戦後最長の長さに達したと宣伝しているが、事実でない。2014年1月から2016年5月にかけて、消費税増税と円高を背景に、景気後退局面に移行している。―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
日本では、既得権益勢力から、激しい攻撃を
受けている人ほど、真の改革者である !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2019/01/14より抜粋・転載)
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◆民主党政権時、2010 年の政変は、
日本政治の転換点でもあった !
この2010 年は、日本政治の転換点でもあった。2009 年9月に、鳩山内閣が誕生した。
「主権者の主権者による主権者のための政権」が、日本政治史上初めて、主権者の力と選択によって誕生したのだ。鳩山内閣が誕生で、画期的な金字塔が打ち立てられた。
ところが、わずか8ヵ月あまりで、鳩山内閣は破壊された。
この過程のなかで、鳩山由紀夫元首相、小沢一郎元民主党代表が、諸悪の根源のような言われ方をされてきた。
◆鳩山由紀夫元首相・小沢一郎元民主党代表
への迫害・ウソ報道が実行された !
多くの国民が、知らぬ間に、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏に対して、ネガティブな印象を持つようになってきたと言えるが、これが最大の国民への「印象操作」=洗脳工作である。
小沢氏と鳩山氏は、激しいバッシングを受け続けてきた。そのバッシングによって、市民の心のなかに、両氏に対するネガティブな「印象」が刻み込まれてきた。
◆既得権益勢力から、激しい攻撃を受けている人ほど、真の改革者である !
結論から言えば、既得権益勢力から、激しい攻撃を受けている人ほど、本物=改革者であると言える。
本物=改革者であるからこそ、激しい攻撃を受け続けているのだ、と考えられるのだ。
つまり、既得権益勢力から、激しい攻撃を受けるとことは、「本物=改革者の証明」と言って過言でない。攻撃する側=既得権益勢力にとって、あまりにも危険な存在=改革者であるから攻撃されるのだ。
私も激しい攻撃を受け続けてきた。
既得権益勢力からの攻撃、そのこと自身が、実は正統性=改革者の証明になっていると考える。
◆国民は、自民党体制の家来・メディアの
情報操作・印象操作を見破るべきだ !
人々は、自民党体制の家来・メディアの情報操作、印象操作によって形成されたイメージを、もう一度疑ってみるべきだ。2009年に、鳩山政権誕生で、政権交代が実現した。
鳩山内閣は、自公政治の刷新、この国のかたちをつくりかえる、壮大な方針を示していた。
だからこそ、日本の既得権勢力からの猛攻撃、総攻撃を受けたのである。
鳩山内閣は、対米隷属からの脱却、大資本による政治支配、そして、官僚利権の構造、を破壊しようとした。その官僚利権打破と表裏一体をなしたのが、消費税増税問題である。
また、ハゲタカ資本は、法人税減税の財源としての消費税増税を、求めていた。
これらを背景に、民主党政権に、2010年政変が発生した。2010年は、日本の分岐点である。
◆民主党政権に、米国・官僚に従属する、
菅氏・野田氏等による、2010 年政変が発生した !
米国映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、あるときのボタンの掛け違いで、その後の運命が天と地に分かれる逸話が出てくるが、まさにこれだ。
2010 年政変の結果として、いまの暗黒の日本が、生まれてしまったのだ。
2009 年の総選挙の際に、「シロアリを退治しないで、消費税を上げるのはおかしい」と声を張り上げたのが、野田佳彦氏である。
2009 年8月15日、野田佳彦氏街頭演説:http://www.youtube.com/watch?v=y-oG4PEPeGo
2010 年に、鳩山氏から権力を強奪した、菅直人氏は、その昔、私の主張を受けて「天下り根絶」を唱え始めた。
◆鳩山民主党・内閣は、消費税増税論議の前に、
天下り根絶が必要であると主張した !
消費税増税論議の前に、天下り根絶が必要であることが、鳩山内閣のコンセンサスとされた。
しかし、鳩山内閣は、日本の既得権勢力からの総攻撃を受けた。
その理由は、鳩山内閣が、既得権勢力が支配する、日本政治の根幹を刷新しようとしたからである。
米国が支配する日本を、打破する象徴が、普天間の県外・国外移設方針だった。
官僚支配構造を打破するために、「天下りの根絶」が、公約として明示された。
そして、消費税増税が、封印された。
◆大資本による政治支配を断ち切るために、
「企業団体献金の根絶」も公約化された !
◆覇権国家・米国は、外交の窓口を、
対米隷属・「菅−岡田ライン」に切り替えた !
◆2010 年、検察は、「陸山会事件」として、
石川知裕議員など、3 名を逮捕したのである !
◆吉田副部長は、小沢一郎氏は、強制起訴
されることになると重大発言した !
◆2010 年参院選で、菅直人氏が突然、消費税
10 %増税を公約し、大敗した !
◆小沢一郎氏は「不正選挙」によって、
新代表に就任できなかった !
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