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「エゴイズム」から「エコイムズ」へ転換すべきだ !
「日本の支配者」の大謀略とは ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/11/12より抜粋・転載)
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1)11月11日、「しあわせの経済」フォーラム2018が、開催された !
2)午前は、ジェイ・トンプト氏・ソーヤー海氏が、講演した !
3)午後は、堤未果さん・パトリシア・モゲルさんが、講演した !
4)権力の家来・メディアは、あらゆる問題を「二項対立」の図式で報道する !
5)オバマ大統領は、多国籍企業が支配する巨大な資金で支配されていた !
6)TPPは、グローバルに活動を展開する、
大資本の利益極大化のための枠組みだ !
7)多国籍企業は、利益極大化のため、日本の種子市場に狙いを定めていた !
8)多国籍企業は、安倍内閣に命令してこの種子法を廃止させた !
9)日本は、実態上は、遺伝子組み換え食品の巨大市場になっている !
10 )日本の制度変更は、遺伝子組み換え食品
を誤魔化す、ペテン師手法である !
11 )日本も、「遺伝子組み換えでない」表示の基準を0.9%にするべきだ !
以上は前回投稿済みです。以下はその続きです。
12 )50 の星が、巨大資本のロゴに、置き換えられているので、
米国株式会社に変質だ !
アメリカ合衆国ではなく、アメリカ株式会社に転じている、との指摘だ。
巨大資本は、政治に1兆円の資金を投じている。
しかし、その1兆円の資金投下で、200兆円の利潤を生みだしており、彼らにとって、巨大な資本投下は、十分にペイするものなのである。経済は、本来社会の一部に、組み込まれている存在だった。
ところが、現在は、その経済が、すべてを組み込む、主体になってしまっている。
しかし、本来の社会のあり方は、これとは完全に異なる。
13 )人間は、地球に存在する 一生物に過ぎない存在だ !
人間は、地球の支配者ではなく、地球に存在する一生物に過ぎない存在だ。
人間が、上位に君臨し、地球を食い尽くす姿は、人間のエゴによるものである。
この「エゴイズム(利己主義)」が、社会を破滅に追いやろう、としている。
人間が、地球に存在する一つの生物として、地球の循環系のなかで、「調和して存続し続ける体系」が、「エコイムズ」である。「エゴイズム」から「エコイムズ」への転換が求められている。
経済活動の主体が「株式会社」だけになっているが、この現実に対する疑問が提示されている。
14 )資本の利益を優先すれば、自然破壊と
人間社会の崩壊をもたらす !
メキシコにおける、資本の利益を優先する、プランテーションによる、コーヒーの単一栽培が、搾取の構造そのものであり、自然破壊と人間社会の崩壊をもたらしてきた。
この現実に対抗して、協同組合による、森林農法の試みが続けられてきた。
トセパン・モデルが、その実例である。
メキシコの大統領選で、ロペス・オブラドール氏が勝利した。12月に新政権が発足する。
この新政権で、トセパン・モデルが、新たに大きな役割を担うことになる。
15 )メキシコは、巨大資本の、利潤極大化のため
の社会へ変質する可能性大だ !
巨大資本の、利潤極大化のための社会を、社会を構成するすべての市民、そして、地球資源そのものの、保全のための社会に、変革する試みが、メキシコで始動する。
イベントを主宰された、辻信一氏は、今回のイベントに、イタリアとメキシコの事例を、ぜひ紹介したいとの意向を、持たれていた。
16 )国民は、安倍政治を改革して、日本の社会を
変えるために、行動するべきだ !
イタリア政治は、混迷のさなかにあり、五つ星運動の幹部来日が、実現しなかったが、メキシコからは、新しいムーブメントを伝える、講師が、昨年に続いて来日したとのことだ。
私たちも、日本の社会を変えるために、行動するべきときにある。
現実を変えるには、どうしても政治の変革という、ハードルを越える必要がある。
さまざまな運動が、連帯することにより、政治変革のエネルギーを、高める必要がある。
愛・夢・希望の市民政権樹立に向けて、連帯の輪を、広げてゆかねばならない。
(参考資料)
「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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1)野党再編が論議の焦点は、「保保二大勢力体制」か、
それとも「保革二大勢力体制」かである !
野党再編が論議の対象になるが、焦点は、「保保二大勢力体制」か、それとも「保革二大勢力体制」
かということになる。「保保」というのは、現在の自公政権の基本政策と類似した、基本政策を掲げる政治勢力が、自公勢力と類似した規模に、拡大する状況である。
米国の共和・民主二大政党体制と類似した政治状況である。
2)「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」 を目指しているが、
「保革二大勢力体制」を 構築しないと、安倍政治の刷新はできない !
「日本の支配者」(=悪徳ペンタゴンの巨大資本・CIA)が、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。(*公明党は、1998年以前は、反自民党・改革政党だったが、1999年から大変節して自民党従属・自公連立の政党になった。)
これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。
かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。
3)鳩山政権は、自公政権の基本政策路線と、
明確に対峙する政策方針を、明示した !
日本では、2009年に、鳩山由紀夫民主党が、政権を樹立した。
鳩山政権は、既存の政権の基本政策路線と、明確に対峙する政策方針を、明示した。
その基本政策方針の転換とは、対米隷属 VS 対米自立、官僚支配 VS 官僚利権廃絶、大資本支配 VS 大資本支配排除というものだった。
この基本路線転換を象徴する具体的な政策提言が、普天間基地の県外・国外移設方針、官僚天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止の三つであった。
1948年に、芦田内閣が破壊されて以来、初めて樹立された、本格的な革新政権が、この鳩山政権であった。
4)対米自立、・官僚利権廃絶・大資本支配排除を目指した、
鳩山政権を、「日本の支配者」は破壊した !
「日本の支配者」が、本格的な「革新政権」をいかに恐れているのかは、鳩山政権の命運をたどれば、鮮明に浮かび上がる。鳩山政権を誕生させた主役は、小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏(名前表記を首相辞任後に変更)の二人である。
この二人の盟友に対して「日本の支配者」が苛烈で卑劣な人物破壊工作を仕掛けたことは周知の事実である。小沢一郎氏に対する攻撃は、2006年4月に、小沢一郎氏が、民主党代表に就任した時点から、本格化した。
「日本の支配者」は、なぜ、これほどまでに小沢−鳩山民主党を警戒したのか。
5)小沢−鳩山両氏が主導する政治は、日本の 既得権政治を、
根底から改革する可能性大だった !
その理由は単純明快である。
この小沢−鳩山・二人が主導する政治が、日本の既得権政治を、根底から破壊=改革する惧れが高かったからだ。「日本の支配者」は、小沢−鳩山民主党を破壊するための、激しい人物破壊工作等活動を展開するとともに、これと並行して、「害のない」もうひとつの政治勢力を構築するための工作活動を展開してきた。
これが、いわゆる「第三極」と称された、新政治勢力創出の試みである。結論を急ぐ。
6)「日本の支配者」は、対米隷属体制を 固定化するため、人物破壊工作と
「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
7)反安倍政治・「革新勢力」が、政権を奪還して
初めて、日本政治の刷新が実現する !
これが、当面の野党再編論議で、認識しておくべき、最重要事項である。
「日本の支配者」と表記してきたが、具体的に言えば、米国を支配する、巨大資本のことである。
米国政治、米国政府を支配しているのも、この巨大資本である。
この「支配者」が、米国の政治経済金融制度を構築した。
政治制度における、共和・民主両党による二大政党体制は、どちらに転んでも、巨大資本の利益が損なわれない制度であり、事実上、政治路線は、固定されている。
8)「保保二大政党体制」が構築されれば、
「二党独裁制」になってしまう !
9)「日本の支配者」の実行部隊の中核を担ってきたのが、
米国・CIAである !
10 )「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、すべてが、
CIAによる工作である !
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