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検証委の報告:障害者雇用、水増し「意図的」明記せず !
国・地方で合計7千人超 !
政官業癒着・自公政権下の官僚の深層・真相は ?
(www.tokyo-np.co.jp:2018年10月22日より抜粋・転載)
東京新聞・10月22日・夕刊:
◆省庁28機関OBを含めて3700人を水増し !
◆全国の地方自治体では、約3800人を水増し !
中央省庁が、雇用する障害者数を水増ししていた問題で、弁護士ら第三者でつくる、検証委員会は十月二十二日、調査報告書を公表、水増しされた人の中に、既に退職した人や死者、算入が認められない、刑務官などの職種も、含まれていたことを明らかにした。
水増し開始時期は、明記せず、意図的な水増しは、否定した。ただ、調査は、障害者とされた当事者への聞き取りはなく、疑問を残す結果となった。
検証を踏まえ、政府は、チェック態勢の強化など、再発防止に取り組む。
(井上靖史)
松井巌委員長は会見し「意図的ではないとする(省庁の)主張を覆す証拠がない」とした。
水増しされていたのは、二十八機関の三千七百人。このうち九十一人は、在職歴はあるが、既に退職、うち少なくとも三人は、死亡していた。採用内定者など、在籍したことがない人も、二人いた。
七割に当たる、二千六百人弱は、障害者手帳の所持が確認できない上、健常者や実際の健康状態が確認できない人、対象障害者でない人だった。十年前に辞めた人や、近視の人を障害者にしている例も、多数あった。
水増しの多い省庁は、国税庁:千百三人、国土交通省:六百二十九人、法務省:五百十二人、防衛省:332人、農水省:219人、財務省:184人、外務省:146人、経産省:105人、総務省:75人、の順。
障害を確かめる資料は、保存されておらず、確認方法は、障害の種類などを記入した名簿が千四百七十九件、人事記録八百八十件などだった。
人事担当者の見た目で精神障害者と数えたり、本来は矯正視力によるべきなのに裸眼で〇・一以下の人を視覚障害者に数えたりもしていた。
障害者雇用制度所管の厚生労働省についても、「チェックをほとんどしていない。
あまりにも無頓着」と糾弾。現制度が定着した、一九七六年以降、障害者の範囲を定めた、ガイドラインを、二〇〇五年に作ったが、雇用率の報告を求める際に、「原則として、障害者手帳で確認する」と指示書に記載したため、例外があると、拡大解釈が広がり、問題の一因になった、可能性があると、指摘した。
不適切な算入について、省庁の人事担当者からは、「いずれも、意図的ではないとの認識だった」と回答があったという。
不適切な事務が始まった時期も、解明できず、「一九九七年ごろからやっていたと答えたところもあるが、いずれにしても、長期間継続されてきた」と、結論付けた。
その上で、今回の問題を、「法定雇用率を充足するため、恣意(しい)的な障害者区分に当てはめるなどしてきた」と総括した。
今回調べた三千七百人は水増しの実人数。八月末の発表では重度障害者を二人分、短時間勤務者を〇・五人分などと計算、三千四百六十人分とされていた。
◆省庁の言い分追認
長年放置されてきた障害者の水増し雇用について、検証委員会は各省庁に聞き取り調査をした結果、「法令やルールに違反していると認識しながら、不適切計上するという意図的なケースは認められなかった」(松井巌委員長)と結論づけた。
しかし、この判断には大きな疑問が残る。
検証委は視力の弱い人の算入などを「恣意的解釈」と認定した。
それなのに、意図的な不正計上はなかったとしたのは、各省庁の人事担当者が誤解などに基づくミスで「意図的ではない」と説明したからだ。
松井氏は「それを覆す証拠が出てこなかった」と説明した。逆の言い方をすれば、意図的な不正でなかったとの裏付けも得られていないことになる。
検証委の聞き取り調査の対象は、各省庁の人事担当者のみだった。意図的かどうか判断するには、不正に障害者として雇用されていた人に聞き取り調査をする必要があった。
障害者と認定された理由は何か、上司からどういう説明があったのかなど、詳しい事情を把握した上で、人事担当者の説明と矛盾がないか検証することが、真相究明につながるからだ。
しかし、調査時間が限られているとの理由で、検証委は障害者からの聞き取り調査を行わず、人事担当者の説明のみで報告書をまとめた。
これでは、第三者機関であるはずの検証委が、各省庁の主張をそのまま追認したとの批判は免れない。
政府はこの検証結果を基に再発防止策をまとめた。
障害者の信頼を回復し、共生社会を目指すというが、この検証結果では障害者の政府に対する不信は解消しない。 (城島建治)
(参考資料)
T 「失敗から学ぶ」「失敗学」で 「官僚」の「無謬神話」をつぶせ !
国の巨額債務は多すぎる官僚の高給と天下りが原因 !
(logs.yahoo.co.jp:2006/9/14より抜粋・転載)
1)「部分最適・局所最適」は「全体最悪」を招く !
素晴らしいコラムを読んだ。9月7日の日経夕刊<明日への話題>。筆者はアドバンテスト相談役の大浦溥さん。タイトルは「失敗学」―――。ー中略ー畑村洋太郎先生の『失敗学』との付き合いが始まり、先生には会社の研究開発拠点の一つ群馬R&Dセンタで講義をして頂いた」と始まる。
「豊富な事例をもとに『失敗には許される失敗とそうでない失敗がある』『<局所最適>は<全体最悪>を招く』『一つの失敗の陰に29の<中失敗>があり、その裏には3百件のヒヤリハットする<小失敗>がある』など、聞く人の心を離さない貴重なお話をお聞きした」と続く―――。やはり素晴らしい。
2)タテワリ、横並びの官僚組織、「省益」「局益」「課益」への固執 !
ここまでに<ヒヤリハット>ならぬ<ヒカリパット>するダイヤモンドのような<金言>がある。<ダイヤ>のような<金>です。<部分最適>は<全体最悪>―――。みなさんは何を<連想>しますか。<想像力>の問題。<創造力>はこれで決まる。
この連想が<ヒヤリハット>を<ピカリパット>にする。火山が<連想>したのは<霞ヶ関>です。<タテ>ワリで、しかも<横>並び―――。
その結果、何が起こっているか。各省庁がそれぞれの<権益>を主張、絶対に自分のところの<省益><局益><課益>を譲らない。
結果として予算カットやリストラが全然進まない。そのくせお役人のみなさん、例の<無謬神話>です。我々は絶対正しい。絶対<誤り>を犯さない。
つまり<部分最適>―――。
3)国と地方の借金合計約1400兆円、
歳出削減せず民間の2倍の高給を貪る !
だが国と地方を合わせた借金はなんと<1061兆9000億円>(日経・2005年1月3日)(2015年度は約1400兆円)―――。その後も減ったという話を聞かない。
GDP(国内総生産)の2倍超。先進諸国中の最悪。歳出カットは全然進まないのに民間に比べ<倍>近い<高給>を貪る。
自民党の中川秀直政調会長ですら、憤然と「給料は半分でもよい」とテレビで絶叫する。火山は3回もテレビで観た。つまり<全体最悪>―――。民間だったら会社が<破産状態>だったら、給料カットは当然起る。それが<民間の掟>。だが<お上>は<無謬>―――。
4)マスコミは大部分インペイしているが官僚の汚職・腐敗は蔓延 !
しかも最近の社会保険庁の不正・腐敗を筆頭に過去、財務省、外務省、厚生省、防衛庁など「汚職・腐敗のオンパレード」である。
日経朝刊のコラム<春秋>も9月5日、「このところ公害や薬害の裁判で国が負け続けている。肝炎、基地騒音、原爆症、水俣病、じん肺―――。
政策判断を誤り、無策のまま放置して被害を広げ、被害の認定基準は合理性を欠く。こんな行政の責任を司法が厳密に判断すれば、当然、国に勝ち目はない。
(中略)国家賠償の費用も国が裁判の投じるカネも、同じ税金である。
『役所は絶対間違わない』などという今どき誰も信じない、「官僚の無謬神話」を守るために、これまでどれほど「ムダな訴訟費用」を費やしてきたことか」と書いたばかり。
<部分最適>を主張するから<全体最悪>―――。公務員の「腐敗事例」は事欠かない。岐阜県庁の<裏金><17億円>。梶原拓前知事は4期16年も務め、その前は県企画部長、副知事も務めた。それでも「知らなかった」「やましいことは何もない」と言い切って見せた。
火山は「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」という米国ATT前社長F・R・カッペル「企業成長の哲学」(ダイヤモンド社)の言葉が好きだ。企業の教育担当として「管理職研修」の教材にずっと使ってきた。
5)「権限委譲」は「責任放棄」ではない、
「知りませんでした」で責任逃れ !
「結果として…」―――。不祥事で官僚や企業のトップが謝罪会見をすると、必ずといってよいほど飛び出す<決まり文句>。こんな言葉「カッペルの<辞書>にはない」―――。「知りませんでした」というのも同じ。
「権限委譲」は「責任放棄」ではない。逆だ。<委譲>すればするほど<責任>は重くなる。それこそがトップの<器>―――。
「知りませんでした」など、恥ずかしくて口にできる言葉ではない。「失敗学」に話を戻そう。「先生は技術、設計分野で研究し始めた『失敗学』を経営のジャンルまで敷衍し、『波長のための失敗学』も上梓された。『失敗学の方法論は全て同じだ。
必ず自分なりに観察して一つの仮説を立てる。次にそれを実証する。そこでもう一度仮説を作り直す。この繰り返しである』という考えは説得力をもつ」―――と続く。
何を言っているか。カッペルと一緒。「トップの責任はその問題が<予見>されたであろう時点に遡る」だ。<予見>とは<仮説>なのだ。
火山の「管理職研修」は<問題解決>学。。問題を分析、<仮説>を立てる。それを<検証>する。そうして<問題>を解決する。そうやって<仮説><設定能力>を高めていく。<戦略>とは<仮説>―――。
<先手必勝>とは<仮説>で<状況>を分析、環境に秘められた<好機>と<脅威>を<予見><洞察>する。
そして自分の<強み>と<弱み>を掴み<必勝条件>を整える。もう一度<失敗学>…。「日本の社会全体が成果主義といって、結果だけを見て誤った賞賛や誹謗をし、その成功や失敗から学ぶことを怠る。挙句の果てに、失敗そのものを恐れて何もしない風潮を作り出していることを大いに憂うべきだ」―――。ここからは火山の意見。
お役人の<無謬神話>―――。<神話>とはウソという意味。むしろ<誤謬>だらけ。<腐敗><不正>だらけ。でも<無謬>だから<失敗から学ぶ>こともない。ナンタルチーア。断固<官僚>リストラだ。豪腕維新の小沢一郎に期待したい。
U 自民党・自公政権・政府の巨額ムダ使い
*天下り法人への補助金:12.5兆×65年=812兆円。
高すぎる公務員給与・2割分:5兆円×20%×65年=65兆円
公共事業の割高ムダ分:2兆×65年=130兆円。
自衛隊装備費 割高ムダ分:1.5兆×65年=97兆円。
輸出戻し税・輸出企業の消費税還付:3.5兆×24年=84兆円
政官業癒着・自民党体制下・政府のムダ使い合計:1188兆円
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