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2007年野党勝利の参院選を、2019年参院選で再現すべきだ !
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投稿者 青木吉太郎 日時 2018 年 9 月 26 日 21:48:17: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


2007 年野党勝利の参院選を、2019 年参院選で再現すべきだ !

 民主党悪徳10人衆の大罪と自民党・自公体制の深層・真相は ?

(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/09/23より抜粋・転載)
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1)来年の参議院選挙は、安倍政治刷新に向けての試金石になる !

来年夏、参議院議員通常選挙が実施される。

日本政治刷新に向けての試金石になる。

2009 年の政権交代実現は、2007年の参院選における民主党勝利が基礎になった。

2007 年の参院選で、自民党が大敗し、安倍首相が、辞任した。

民主党は、参院第1党に躍進し、野党過半数の参議院が、自民党政治を揺さぶった。

2)2007 年の参院選で民主党が勝利し、2009 年

   衆院選で政権交代が、実現した !

その結果として、2009 年の政権交代が、実現したのである。

麻生自公政権下、2008 年9月にリーマンショックが発生し、日本経済が、急激に悪化したことも背景になった。12年に一度、統一地方選と参院選が重なる年が来る。前回が2007年である。

2007 年、民主党代表に、小沢一郎氏が就任して、奇跡的な民主党大躍進を実現した。

2008 年に民主党は、代表任期満了を迎えたが、それまでの経緯・実績からすれば、小沢氏の代表3選は揺るがぬところだった。

しかし、メディアは、複数候補による、代表戦実施を声高に叫び続けた。

3)2008 年、マスコミは、小沢一郎氏を、代表から

    引きずり下ろしたい、との思惑が鮮明だった !

小沢一郎氏をなんとしても、代表の座から引きずり下ろしたい、との思惑が鮮明だった。

同じ時期に、公明党の太田昭宏代表が、無投票で再選された。

しかし、メディアは、公明党の代表戦に、複数候補を出馬させろとは、一言も言わなかった。

「民主・公明代表選の「マスゴミ」報道」:https://bit.ly/2zoLqLu

民主党は、2007年の参院選で勝利して、安倍内閣を打倒し、その後の激しい攻撃をかわして、2009年総選挙で、政権交代の偉業を成就した。

4)2007 年野党勝利の参院選を、2019 年参院選で再現すべきだ !

2007 年野党勝利の参院選を、2019 年参院選で、再現しなければならない。

そのための方策を明確にして、必ずこれを、実現しなければならない。

参院選の勝敗を分ける決め手は、1人区である。

2016 年参院選では、32 の1人区で、野党は、候補者を1人に絞り込んだ。

しかし、結果は、与党21 対野党11となった。

野党共闘が成立していなければ、野党陣営は、大敗していただろう。

5)中途半端な野党共闘では、自公に勝利できないから、

   大共闘を構築すべきだ !

野党共闘によって、敗北を、この水準でせき止められたと言えるが、全体では、安倍自公勢力に敗北した。比例代表選挙の得票率(全有権者比)は、自民:19.6%、公明:7.4%

民共社生4党:19.9%だった。

自公の27.0%に対して、野党4 党は、合計で19.9%だった。

これでは、自公が勝利するのは当然である。

獲得議席数は、自公70 に対して、野党4党は41 にとどまった。野党惨敗の結果に終わった。

野党が、なんとか共闘体制を構築したのに、敗北した。この教訓から学ばなければならない。

6)反安倍政治の政策を明示して、選挙区1 名に絞って、

    共産党を含む野党共闘を構築すべきだ !

野党が候補者を絞り込んだのに、主権者の支持を集められなかった、最大の理由は、野党の政策路線があいまいだったからだ。当時の民進党には、隠れ与党議員と野党議員が、同居していた。

このために、民進党の政策方針が、不明確だった。

自公と類似した政策を掲げている、民進党を、主権者は支持しない。

同じ政策を掲げるなら、民進党が、自公側に所属する方が、はるかに自然である。

つまり、民進党が、完全に主権者の支持を失っていたから、参院選で、野党勢力が大敗したのだ。

7)反安倍政治の勢力が、大同団結するなら、

     主権者は、この勢力を全面支援する !

自公の路線に対峙する勢力が、大同団結するなら、主権者は、この勢力を全面支援するだろう。

つまり、政策を基軸にして、野党の共闘を構築することが、必要不可欠なのだ。

2017 年の衆院総選挙で、ようやく水と油の同居体である、民進党の分離が進展した。

しかし、国民新党は、立憲民主党との再合流を唱えている。これでは、鵺(ぬえ)政党になり、元の木阿弥なのだ。

   ―この続きは次回投稿します―

(参考資料)

政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆の大罪と自民党・自公体制の真相 !

「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)

1)既得権益勢力は、改革阻止の  「政治謀略事件」断行 !

日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。

別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。

攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。

小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。

2)「隠れ既得権益派」が普天間問題で、鳩山首相に違背 !

そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。

鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。

鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。

3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !

そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。2009 年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。

民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。

4)公約破棄の消費税増税提示で  民主党への信頼失墜 !

そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。

この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。

その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて、2009 年総選挙に臨んだ。

5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !

その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。

だから、民主党は、主権者から見放された。

民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。

権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。

6)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !

日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。

民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。

民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。

直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。

その主犯は、菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。

菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。

7)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !

二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。

財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。

この変節が日本政治を破壊したのである。

 

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