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反安倍自公が結束、連帯、共闘すれば、安倍政権打倒は可能である !
民主党悪徳10人衆の大罪と自民党・自公体制の真相は ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/07/30より抜粋・転載)
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1)〜7)は前回投稿済みです。以下はその続きです。
8)反安倍自公が結束、連帯、共闘すれば、
安倍政権打倒は可能である !
選挙で安倍自公を敗北させるには、反安倍自公が結束、連帯、共闘する必要がある。
これを確実に実現すること。これが最大の課題である。
そのための方程式は、「共産党を含む、共闘体制を構築すること」である。
このことを明確にすることが、勝利の最大の条件になる。
「自民党には、うんざりだが、民主党・民進党には、がっかり」の声が響いている。
2009年に、小沢−鳩山民主党は、自公政権を打倒して、金字塔を打ち立てた。
日本政治史における快挙だった。
9)2009年・鳩山民主党政権は、日本政治を根底
から変革する方針を明示していた !
この政権は日本政治を根底から変革する方針を明示していた。
米・官・業が支配する日本政治を一新する明確な方針を掲げていた。
普天間移設を拒絶し、官僚天下りを根絶し、企業団体献金を全面禁止する。
「改革」の名にふさわしい基本方針が明示された。
しかし、だからこそ、この鳩山政権は、既得権勢力の猛攻撃・総攻撃を受けた。
10)既得権勢力は、鳩山民主党に対して、
卑劣で苛烈な攻撃を、展開し続けた !
既得権勢力は、目的のためには、手段を問わない、卑劣で苛烈な攻撃を、展開し続けたのである。
鳩山政権はわずか8ヵ月で破壊されてしまったが、見落とすことができないのは、鳩山政権破壊に最大の力を発揮した勢力が、民主党内部に、潜んでいたことである。
民主党内部に巣食う「隠れ自公勢力」は、悪徳10人衆である。
これが、日本政治を破壊してきたと言って過言でない。
11)小沢−鳩山民主党の改革を破壊したのは、
既得権勢力の家来・悪徳10人衆である !
2010年6月に発足した、菅直人政権と翌年発足の野田佳彦政権は、「隠れ自公政権」と言って過言でない。菅直人氏は、鳩山由紀夫首相が米国にモノを言い、消費税増税を封印し、企業献金廃止の方針を打ち出したことを受けて退場に追い込まれた現実を認識して、米・官・業にひれ伏す対応を示した。その路線を引き継いで、消費税大増税を強行決定したのが、野田佳彦氏である。
12)野田首相は、小沢新党を潰すために、2012年の年内選挙を挙行した !
野田佳彦氏は、真正の革新勢力であった、小沢新党を潰すために、2012年の年内選挙を挙行した。
2013年1月1日以降の選挙では、小沢新党に、巨額の政党交付金が支給される。
これを阻止するために、2012年内の選挙実施に突き進んだのである。
野田民主党は自爆解散を決行し、安倍自民に大政を奉還した。
2012年以降の選挙実績を踏まえると、反自公勢力が結集、大同団結すると、政権交代が実現する可能性が極めて高い。―この続きは次回投稿します―
(参考資料)
T 政治改革を破壊した民主党悪徳10人衆の大罪と
自民党・自公体制の真相 !
「植草一秀の『知られざる真実』」:2014/12/25より抜粋・転載)
1)既得権益勢力は、改革阻止の「政治謀略事件」断行 !
民主党の海江田万里氏が総選挙で落選し、民主党代表を辞任した。
民主党は、年明けに新しい代表を選出する。しかし、この党に対する主権者の期待は冷め切っている。2009年に政権交代を実現し、日本政治が変革するとの期待が日本中に広がった。
このとき、最大の警戒をもって状況を見つめたのが、日本の既得権益である。
日本の既得権益とは、米国・官僚・大資本のトライアングルだ。
別名は、ハゲタカ・シロアリ・ハイエナである。
攻撃の対象とされたのは、小沢一郎氏と鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏に対しては、西松事件、陸山会事件という、戦後最悪の「政治謀略事件」が捏造された。鳩山由紀夫氏に対しては、個人献金をめぐるスキャンダルが掘り起こされ、徹底的な「人物破壊工作」を展開された。
2)「隠れ既得権益派」が 普天間問題で、鳩山首相に違背 !
そして、もうひとつ見落とせないことは、政権交代の最大の功労者である、小沢氏と鳩山氏が人為的に分断されたことだ。
鳩山政権は、沖縄の普天間移設問題で、トラップ(ワナ)にかけられた。
鳩山首相が、普天間問題で追い落とされる原因を創作したのは、民主党内の「隠れ既得権益派勢力」だった。
具体的には、沖縄基地問題を担当した、岡田克也外相、前原誠司沖縄担当相、北澤俊美防衛相の三名が、鳩山首相に対して忠誠を誓わず、横田政府=米国の僕(しもべ)として動いたのである。
このために、鳩山首相が追求した、普天間基地の県外・国外移設方針が座礁した。
3)悪徳民主党議員が「政治謀略事件」渦中の小沢氏を攻撃 !
そして、もうひとつ、2009年の政権交代が破壊された最大の理由のひとつは、小沢一郎氏が謀略によって、「人物破壊」されたことだ。2009年3月3日に勃発した、西松事件で、小沢一郎氏は不当な追及を受けた。
民主党は一致結束して、検察による小沢民主党攻撃に立ち向かう必要があったが、民主党の一部の人間は後ろから小沢一郎氏に対して弾を撃ったのである。その悪徳民主党議員が、岡田克也、前原誠司、玄葉光一郎、枝野幸男、安住淳などのメンバーである。
4)公約破棄の消費税増税提示で民主党への信頼失墜 !
そして、政権交代を実現した民主党の存立基盤が完全に粉砕される原因になったのが、公約破棄の消費税増税方針提示だった。
この背徳の政策運営が、民主党に対する期待を絶望と怒りに変えた。
その戦犯が、渡部恒三、藤井裕久、仙谷由人、菅直人、岡田克也、野田佳彦、前原誠司、枝野幸男、安住淳、玄葉光一郎の悪徳10人衆である。民主党は、「シロアリを退治して天下り機関を排して天下りを根絶する。そこから始めなければ、消費税を上げるのはおかしい」ことを公約に掲げて、2009年総選挙に臨んだ。
5)シロアリを退治なき、消費税増税提示で信頼失墜 !
その民主党が、シロアリを退治しないまま、消費税増税に突き進んだのである。
だから、民主党は、主権者から見放された。
民主党を破壊した戦犯が、民主党代表選に出馬するのだという。要するに、権力亡者なのだ。
権力亡者をトップに据えて、民主党が一刻も早くに消滅することを念願する。
6)菅・野田首相は、財務省に屈服し、消費税増税推進 !
日本政治を破壊した、民主党悪徳10人衆は、民主党解体とともに消滅してもらいたいと思う。
民主と維新の一部、生活、社民などが連携して、「主権者の党」を創設するべきだ。
民主党がいまだに、この負の遺産を引きずっているために、日本政治の未来が開けないのだ。
直接的に最大の汚点を残したのは、民主党が財務省の軍門に下ったことだ。
その主犯は、菅直人氏と野田佳彦氏だ、裏から誘導したのは、藤井裕久氏である。
菅直人氏も野田佳彦氏も、私の主張の影響を受けたのだと思う。
7)悪徳10人衆は、自分の出世、名誉欲、権力欲だけ !
二人とも、何よりも優先したことは、自分の出世、名誉欲、権力欲である。
財務省から、「消費税増税推進と引き換えに、首相ポスト獲得への全面協力」のオファーを受けて、いともたやすく、変節を遂げたのであると思われる。
この変節が日本政治を破壊したのである。
自分の権力欲、出世欲だけで政治家稼業を営んでいるのだ。野田佳彦氏は、なおひどい。
2009年8月15日の大阪街頭での「シロアリ演説」がネット上に流布されて、それでも総理の椅子にしがみついて、消費税増税に突き進んだ。それほどまでに厚顔無恥なのである。
野田氏は、鳩山政権発足時に無役だったが、財務省OBの藤井裕久氏が、野田氏を財務副大臣に引き上げた。これを契機に、野田佳彦氏は、完全に財務省に取り込まれた。
自分自身の利害得失で、主権者との約束を放り出したのである。
財務省の支援なくして、野田政権の誕生はなかった。
8)改革や国民との約束無視、私利私欲だけの政治屋
要するに、官僚の前に膝を屈して、ひたすら自分自身の個人的な利益だけを追求したのである。
日本財政で最大の問題は、消費税増税の前提である「シロアリ退治」が何ひとつ実践されていないことだ。
財務省こそ、増税の前に、「天下り利権」の放棄を宣言するべきだ。
しかし、財務省は、天下り利権を放棄するどころか、天下り利権の全面奪還に動いている。
我が身を切る改革ではなく、我が身を肥やす膨張を実行しつつ、一般庶民に悪魔の税負担を強制している。これで日本が良い国になるわけがない。
9)自公・第二自公勢力は、米国・官僚・大資本に従属 !
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