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参議院・安倍首相の答弁:拉致問題、日朝首脳会談で解決=「チャンス見逃さない」
http://www.asyura2.com/10/nametoroku6/msg/10311.html
投稿者 青木吉太郎 日時 2018 年 6 月 20 日 17:53:37: jobfXtD4sqUBk kMKW2Itnkb6YWQ
 


参議院・安倍首相の答弁:拉致問題、

  日朝首脳会談で解決=「チャンス見逃さない」

   安倍首相の圧力一点張りの手法の深層・真相は ?


(www.jiji.com:2018/06/18-18:25より抜粋・転載)

 安倍晋三首相は、6月18日の参院決算委員会で、日朝首脳会談を通じて、拉致問題の解決を図る決意を強調し、「どのようなチャンスも見逃すつもりはない」と語った。また、先の米朝首脳会談について、「(北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が)完全な非核化を、約束した意義は、極めて大きい」と評価した。米朝会談後、安倍首相が、国会答弁に立つのは初めて。

日本、悲観が多数=北朝鮮核問題、韓国は前向き−世論調査

安倍首相は、拉致問題解決に向けて、「日朝首脳会談を、行わなければならない。これを行う以上は、拉致問題解決に資する、会談としなければならない」と述べ、重ねて、会談実現に意欲を示した。

自民党の滝波宏文氏への答弁。

 また、立憲民主党の風間直樹氏が、北朝鮮に対する経済支援について、ただしたのに対し、安倍首相は、「拉致問題の解決なくして、北朝鮮に経済協力を行うことはない」と明言した。

安倍首相は、金正恩氏に関して、「米朝首脳会談を実現した、指導力があるのは事実だ」と指摘した。その上で、「日朝においても、新たなスタートを切り、拉致問題について、相互不信という殻を破って一歩踏み出したい」と述べ、拉致問題解決に向けた、

金正恩氏の決断を促した。

(参考資料)

  安倍首相は、圧力一点張りの手法を反省し、対話重視に転換すべきである !

(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/06/17より抜粋・転載)
────────────────────────────────────
1)2002年、小泉政権時、拉致被害者5人が帰国後、

15年超、圧力一点張りの手法で、全く進展しない !

安倍政権が、最大の政治課題としている、拉致問題の解決であるが、安倍首相が主張してきた、圧力一点張りの手法では、問題は何も解決してこなかった。

2012年12月の第2次安倍内閣の発足後、拉致問題は1ミリも前に進んでいないと、拉致被害者の家族が明言している。それはあたりまえのことだ。

拉致問題があるのに、「圧力」一点張りで行動して、先方が前に動くはずがないのだ。

この状況に激変が生じている。

2)文在寅大統領が、一気に「対話」の路線

に大きな方向転換を実行した !

韓国の文在寅大統領が一気に「対話」の路線に大きな方向転換を実行したからだ。

文在寅大統領の路線転換を米国のトランプ大統領も高く評価した。

だからこそ、歴史的な米朝首脳会談が実現した。

圧力一点張りの安倍首相は完全に孤立した状況に追い込まれた。

最近まで安倍首相は、北朝鮮との戦争が起こることを扇動してきた。

小学校で、防空頭巾をかぶって、机の下に隠れる猿芝居まで、演じてきたのである。

3)米朝首脳会談開催に事態が進行したが、安倍首相

は、圧力一点張りの手法を反省もしない !

それが急転直下、米朝首脳会談開催に事態が進行したのであるから、普通の感覚であれば、安倍首相は、恥ずかしくて外にも出られない状況だ。

拉致問題を解決するには「対話」を重ねるしかない。

そして、戦後賠償とセットで話をしなければ、解決するわけがない。

安倍首相が、基本路線を転換しない限り、拉致問題の解決はない。

4)安倍首相は、圧力一点張りの手法を反省し、

対話重視に転換すべきである !

この点に対する責任を、安倍首相は明らかにするべきである。

安倍首相は、米朝首脳会談後に次のようなコメントを発表した。

「北朝鮮が、国際社会の期待を認識し、正しい道へと大きな一歩を踏み出すことを念願する」

この表現は、北朝鮮が、「正しくない道」を歩んでいるとの主張を裏返したものだ。

外交交渉をするときに、一方が上から目線でものを言えば、当然のことながら、相手も同様の対応を示す。「対話」によって、問題を解決する意思を持つ者は、このような言い方をしない。

5)安倍首相は、上から目線でものを言う態度

を反省し、改めるべきだ !

トランプ大統領も米朝首脳会談で、こうした上から目線の発言を示さなかった。

北朝鮮は米朝首脳会談後に「拉致問題は解決済み」との従来の見解を改めて表明した。

拉致被害者は北朝鮮の手のなかにいる。

このことを忘れてはならない。

人質を取られて交渉をしているのであるから、細心の注意と配慮が必要なのだ。

言いたいことを言い合いすれば、解決の糸口を掴むこともできなくなるだろう。

6)蓮池透氏が主張するように、敵対的なスタンス

を改めないと、拉致問題を解決できない !

拉致被害者家族の蓮池透氏が安倍政権の対応について見解を表明しているが、極めて適正な指摘をしている。:http://lite-ra.com/2018/06/post-4069.html

敵対的なスタンスで、北朝鮮に対応して、拉致問題を解決することができないことは明白である。

拉致問題を解決するために第一に必要なことは安倍政権の基本スタンスを転換することなのだ。

要するに、安倍首相は拉致問題の解決を最優先に位置付けていないのである。

言いたいことを言うことが先に来て、その結果、拉致問題が解決できなくてもそれで構わない。

これが安倍首相の言動が意味するものであると判断できる。

7)外交交渉の常識として、北朝鮮の発する言葉に、

真摯に耳を傾ける事が必要である !

本当に拉致問題の解決を優先するなら、北朝鮮の発する言葉に、真摯に耳を傾けることが必要である。

それが外交交渉というものだ。

トランプ大統領は拉致問題について、安倍首相に対して、“great personal importance to Prime Minister Abe”と表現した。

つまり、拉致問題は、米国の問題ではなく、安倍首相の問題であると明言したのである。

問題の解決には、日本と北朝鮮との「対話」が必要不可欠である。

8)安倍首相の「上から目線」を改め、日本と

北朝鮮との「対話」が必要不可欠である !

しかし、安倍首相が「上から目線」で、敵対的な基本姿勢で対応する限り、北朝鮮は、態度を硬化させるだけである。

日本のメディアはNHKを筆頭に、米朝首脳会談のあら捜しに没頭して、問題点だけを報じる。

米朝の首脳会談が実現したこと、そして、両者が納得して、共同宣言に署名したこと自体が、偉業である。その基本評価をせずに、文句ばかりつけている行為は、極めて非建設的なものだ。

北朝鮮問題の解決を妨害しようとする「悪意」のある行動であると言わざるを得ない。

北朝鮮に、多くの問題があることは事実だが、大事なことは、何を目的に行動するのかを明確にすることだ。

9)文在寅大統領は、「対話」を優先する外交で、

南北首脳会談・日朝首脳会談を実現して、大変化させた !

北朝鮮の問題を解決するには、いかなる方法を用いることが、必要であるのか。

文在寅大統領が明確にしたことは、「対話」を優先することである。

その結果として、大きな変化が生まれている。

日本のメディアの対応は、この流れを、何としても潰したいというものとしか映らない。

そして、その行動が、安倍政権の基本方針に基づいているように見えるのだ。

北朝鮮問題を解決し、国交を回復するには、日本の戦後賠償も必要不可欠になる。

日本は、その責務に背を向けるべきでない。敵意と圧力だけで、問題は解決しない。

問題の解決には、フラットな対応、心境と対話しかないことを、改めて銘記するべきである。

U 安倍総理と「傲慢症候群」=“権力中毒” !

    香山リカ・精神科医の主張 !

(webronza.asahi.com:2015年07月25日より抜粋・転載)

◆組織や社会を「死に至らしめる病」、

一刻も早く“権力中毒”から覚めよ !

香山(かやま)リカ: 精神科医、立教大学現代心理学部教授。

傲慢症候群|安倍政権|権力中毒

◆「安倍総理と傲慢症候群」=“権力中毒” !

 今回は、さらに一歩、踏み込んで「安倍総理と傲慢症候群」について語ってみたいと思う。

 安倍総理は、5月の衆院平和安全法制特別委員会での審議で、質問していた民主党の辻元清美議員に「早く質問しろよ!」とヤジを飛ばした(後に民主党が抗議したため、総理は陳謝)。
また2月の衆院予算委員会では、旧大蔵省出身の民主党議員の質問の最中、「日教組どうすんだ!日教組!」と繰り返しヤジを飛ばし、委員長からたしなめられる一幕もあった。

 ヤジは国会につきものではあるが、現役総理とは思えないほど品位もなく、傲慢無礼な態度だと言える。 これは、安倍総理のもともとの性格ゆえなのだろうか。どうもそうではないようだ。

 私は、安倍総理は「傲慢症候群」と名付けられた一種の“権力中毒”に陥っているのではないか、と考えている。

◆安倍首相が陥った、「傲慢症候群」とは ?

 ここで、「傲慢症候群とは何か」について改めて説明しておこう。

 簡単に言えば、これは「権力の座にある者に起きる特有の人格の変化」だ。一般のパーソナリティ障害が人生の早期からその特徴が見られる半ば生得的なものであるのに対し、傲慢症候群が発生するのは、あくまで権力を手にした後である。

 この概念を生み出したデービッド・オーエン氏も、自著の論文に「獲得された(後天的な)パーソナリティ障害なのか?」という副題をつけている(Owen D. Hubris syndrome: An acquired personality disorder?.Brain 2009;132)。

 だとしたら、ほかのパーソナリティ障害に比べてこの傲慢症候群は軽症と言えるのだろうか。

 そうとは言えない。この症候群にかかるのは権力者であるがゆえに、その影響は甚大なのだ。

 

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