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天才テリー伊藤対談「蓮池透」(第2回)
被害者を説得したのは国・安倍さんじゃない !?
拉致被害者・家族の主張は ?
(www.asagei.com:2016年5月18日 05:55より抜粋・転載)
テリー伊藤: 蓮池さんが、安倍(晋三総理)さんや日本政府に疑問を感じたのは、いつぐらいからですか。
蓮池透: 安倍さんが一次政権を辞めた時ですね。それまでは多少期待していたんですが、拉致問題解決に向けて「あらゆる手段を尽くす」と言うばかりで何も進展しないので、「安倍さんにはもう期待できない」と思ったんです。
テリー: 「あらゆる手段を尽くす」は、政府の常套句ですからね。
蓮池: 一昨年の衆議院選挙の時、新潟二区から立候補した候補の応援演説のために、安倍さんが新潟に来たんですね。弟に応援依頼の声がかかって「忙しい」と断ると、今度はうちの両親を担ぎ出して「あの蓮池さんの両親も来てくれています」って演説したんですよ。いったい、いつまで拉致問題を政治利用する気かと。私はもう04年ぐらいから、あの青いバッジを見るのが、嫌になってきました。
テリー: 拉致問題解決を祈念する象徴の「ブルーリボン・バッジ」ですね。胸に付けている議員を見ると、何か「いい人」のイメージをアピールできますよね。
蓮池: あれはもともと、市民運動から始まって、「被害者と家族は離れ離れだけど、朝鮮半島と日本は青い海と空でつながっている」という意思表示を託したものです。
ですが、あれはもはや政治家にとって「政治利用の道具」なんですよ。
胸に付けているだけで「拉致問題で頑張っています」というアピールになるし、選挙の時にも票が集まる。
そんな思惑で、国会議員や閣僚が利用しているのが、本当に気に食わないんです。
単なるお飾りにされちゃ困ります。
テリー: うん、結果が伴わないと意味がないものね。ちなみに、安倍さんもずっと付けてますけど。
蓮池: 1月の国会で安倍さんが「バッジを外します」って言った時に、一瞬「どっちのバッジを外すんだろう?」と思ったんですけど(笑)。
そしたら「議員を辞める」とおっしゃったので、「ああ、議員バッジのほうか」と。
テリー: そのあたりは、少し説明が必要ですね。1月の国会で民主党の緒方(林太郎、衆議院議員)さんが蓮池さんの本を取り上げて、「総理は、拉致問題を政治利用したのか?」と質問したんですよね。
蓮池: そうです。そしたら安倍さんは「私はウソをついていない。もしウソだったら、国会議員のバッジを外す」と言ったんです。
テリー: 2002年に、弟さんたち5人の拉致被害者が帰国した時、当初は「一時帰国」という扱いで、1〜2週間後には、北朝鮮に戻る予定だったんですよね。
蓮池: そうです。それを止めたのが、当時官房副長官だった、安倍さんということになっているけど、実際は、私が弟を日本に残るように説得したんです。安倍さんは、予定どおり北朝鮮に戻すつもりで、そういうスケジューリングで動いていた。
テリー: ということは、蓮池さんが止めなかったら、5人は、そのまま北朝鮮に帰っちゃってた?
蓮池」: それが政府の方針でしたからね。でも結局、安倍さんと中山さんが、その判断を自分の手柄にして、これが美談になっちゃった。
テリー: 蓮池さんは、家族会の人とかマスコミに真実を言わなかったの ?
蓮池: 言いましたけど、安倍さんの意見のほうが、大きく伝わったんでしょうね。ただ、私は、ウソをつく必要は、まったくありませんから。
安倍さんが、拉致被害者・5人の北朝鮮行きを、引き止めたという事実はありません。
(参考資料)
T 蓮池透さんが拉致問題で対談本 ! 「首相がしたことは…」
(www.asahi.com:2017年8月23日08時39分より抜粋・転載)
朝日新聞デジタル・編集委員・北野隆一:
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の元事務局長・蓮池薫氏の兄・蓮池透さん(62)と、在日コリアン3世の人材育成コンサルタント・辛淑玉(シンスゴ)さん(58)が対談本「拉致と日本人」(岩波書店)を出版した。
経緯や事情は異なるが、いずれも日本と朝鮮半島との間で家族の運命が翻弄(ほんろう)されてきたという点で意見が一致した。
対談のきっかけは、蓮池さんが、2015年暮れ、「拉致問題の膠着(こうちゃく)化は、日本側にも原因がある」と著書で、安倍政権を批判し、安倍晋三首相から国会で反論されたこと。
辛さんが、雑誌でこの話に触れ、月刊誌「世界」2016年6月号での対談につながった。
4回会って計16時間語り合い、今夏に対談本としてまとめた。
辛さんは、「蓮池さんが、拉致問題を解決できない、政治の不作為を批判したとき、よくここまで思い切ったなと感心しました」と語り、蓮池さんは、「安倍首相ら政治家は、『あらゆる手段で、拉致被害者を取り戻す』と言ってきたが、具体的にしたことは、
制裁の強化ばかり。本当に取り戻すつもりなら、相手を分析して、戦略を考えてほしい」と話した。
北朝鮮をめぐる情勢が、緊迫している現状について、辛さんは「小泉純一郎元首相のように訪朝して、直接相手と話すことが必要。人間関係や損得もからめ、情理を尽くした対応を、とってほしい」と話し、蓮池さんは、「北朝鮮を、攻撃すべきだという意見もあるが、体制が倒れれば、拉致被害者がなきものにされる、危険もある。被害者の安全を、考えてほしい」と訴えた。
(編集委員・北野隆一)
U 横田早紀江さん:拉致の解決、加速を切望 !
「何度もひっくり返されたから」
(www.nikkansports.com :2018年4月28日8時56分より抜粋・転載)
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(65)が、4月27日、南北分断の象徴である、板門店で首脳会談を行い、朝鮮戦争の年内の終戦に向け、米国、中国を交えた協議を、推進することなどで合意した。
2007年以来、10年半ぶりの首脳会談は、融和ムードに包まれ、両首脳は、合意内容をまとめた板門店宣言に署名すると、抱擁を交わしたが、日本人拉致問題への言及は、なかった。
歴史的な南北首脳会談を、日本人の拉致被害者家族は、固唾(かたず)をのんで見守った。横田めぐみさん(拉致当時13歳)の母早紀江さん(82歳)は、川崎市の自宅で、「(北朝鮮には)何度もひっくり返されてきたから、冷静に見ている。いいようになってほしい」と、願った。
めぐみさんの弟で、家族会・事務局長の拓也(49歳)は、「拉致は、日本だけではなく、韓国にみ多くの被害者がおり、重要な人権問題だ」と強調した。
今後もさまざまな南北間での対話の場できちんと拉致を議論していく必要性を指摘した。
有本恵子さん(同23歳)の母・嘉代子さん(92歳)は、神戸市の自宅で、中継を見つめながら、「あくまで、今後の米朝会談が本番」と、話した。
V 拉致被害者・蓮池薫氏の話:南北首脳会談は拉致解決へ進展も !
(新潟日報・2018年4月27日より抜粋・転載)
柏崎市の拉致被害者で、新潟産業大学准教授の蓮池薫氏(60歳)が、新潟日報のインタビューに応じた。日本人拉致問題の行方について、「二つの首脳会談で、核・ミサイル問題が進めば、拉致問題も一気に動き出す可能性がある」と述べた。
蓮池氏は、南北首脳会談の意義を「米朝首脳会談での北朝鮮の非核化合意につなげるための前座として、非常に重要だ」と強調した。
蓮池氏は、「平和条約締結、経済協力など多様な課題があるが、全ては、非核化が見えてこない段階では進められない」と指摘した。
拉致問題は、2002年に、蓮池氏達、拉致被害者5人が帰国して以降、実質的な進展はないのが実情である。
日本政府は、米韓両政府に、拉致問題を取り上げるよう求めている。
蓮池氏は、「二つの会談で提起されれば、拉致問題を動かす一つのきっかけとなり、やりやすい環境になる」との期待感を示した。
さらに、「日本政府は、朝鮮半島の平和維持のために、六カ国協議の枠組みの中で動いていくこと、2002年の日朝平壌宣言を活用して、北朝鮮への関与を強めていくことが大事」とも言及した。
二つの首脳会談で、核・ミサイル問題が進めば、拉致をはじめとするあらゆる問題も一気に動き出す可能性がある。救出への情報収集や交渉戦術策定をさらに深化させて、万全を期してほしい」と語った。
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