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(回答先: アンモン(案文)師は蔑視されるヤクザの世界 投稿者 藪素人 日時 2011 年 2 月 04 日 20:15:51)
「ヤクザは人間をどう育てているか」北川紘洋/はまの出版がら
1)、だから何人まで持てるのかということは、その人の「器量」ということだ。つまり、上に立つ者の「定員」というわけだ。うまくしたもので、器量のある人には、どんどん仕事も来るし、人材も消化するし、収入も伴う。…適性をひとつだけ挙げるとすれば、「腹」だな。根性というか、雑草的スピリットというか、それだな。
2)、もっとも大事なことは、日常生活の中でのガマンだな。…われわれが新しく入ったヤクザの新人を見抜くのは、このガマンがどこまでできるか、根性があるかという一点だな。やたら明るいヤツだな。留置場に入っても、どんなに腹がへっても、ケロッとしていられる性格、こだわらない。これが一番いいんじゃないか。第一、人にかわいがられるし。
3)、「あ・うん」の呼吸をいち早く飲み込んだヤツがこの世界では出世するな。一を聞いて十を知るのは無理としても、一を聞いたら二つぐらいは知らないと、この世界は無理だ。
あそこのあの人はこういう程度の人だ。あの人の舎弟だからどうだと、結局、「自分の目盛りを自分で刻んでいく」ということだ。
4)、義理かけは、そのマジメさが弱さにつながっちゃあいけない。…だから一貫した行動の中に毅然とした部分が大いに必要なわけだ。強さと表現した方がいいかな。そのかけあわせが難しいわけだ。
ミエだな。男のミエ。ミエには二通りあるのは知ってますな。「見栄」と「見得」。使い方が違うんだな。張るのが「見栄」。切るのが「見得」。どっちもヤクザにとっては大切なことだ。それがまた「意地」だとか「器量」だとかにつながるわけだ。
5)、てっとり早く人を判断しようと思ったら、金銭的なもので測るしかないし、それが意外に的を射てるっていうケースも多いわな。金の使い方は、そういう意味で人を判断するに足る材料というか因子だと言えるわけだな。
6)、まず相手の立場をよく理解する。ここから仕事が始まるわけだ。
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