http://www.asyura2.com/10/hasan70/msg/715.html
Tweet |
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19045620110117
[東京 17日 ロイター] 渡辺博史・国際協力銀行経営責任者(元財務官)は17日、ロイターとのインタビューで、今年の円相場について米景気回復期待などを背景に徐々に円安/ドル高傾向となるとして、1ドル80円方向に突っ込むリスクは小さいとの見方を示した。
また欧州金融安定化ファシリティ(EFSF)債券を日本政府が購入する方針を示したことに関して、購入金額を今後拡大していくとドル売りユーロ買いが円高を招くリスクがあり、相当慎重に対応する必要があるとの認識を示した。
新興国経済については、世界の過剰流動性の流入によりインフレを招いており、利上げだけでは将来の通貨切り上げ期待からさらに資金が流入して利上げ効果が上がらないたため、それに見合う為替相場の調整が必要だとした。特に為替レートの柔軟性に欠ける中国の場合、インフレに対応するためには、昨年、本来なら0.75%の利上げが必要だったとし、それに見合って、対ドルでの人民元相場は6元を割るような元高が必要だとの見方を示した。
新興国の経済成長が今年、インフレで腰折れする可能性は小さいものの、従来のような財政刺激策を続けるには無理があるため、各国とも2%程度は減速するとの見通しを示した。このため、日本経済にとっても昨年のように新興国頼みというわけにはいかないとした。
特に中国では10%もの成長率は行き過ぎであり、今年は8%程度に減速させる必要があるが、政治的に調整は難しそうだとの見方を示した。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- 原油以外の商品価格、米QE2終わるまで高騰も=渡辺元財務官 gikou89 2011/1/20 13:52:59
(0)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。