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(回答先: 米経済に「日本型デフレの危険」、FRB関係者が警告 投稿者 gikou89 日時 2010 年 7 月 31 日 03:18:07)
米セントルイス地区連銀のブラード総裁が29日、米経済のデフレ化をめぐって、かなり突っ込んだ議論を提起した。いわゆる時間軸を重視した政策では、日本型のデフレに陥るリスクを高めていると指摘し、米財務省証券の追加買い入れを検討するべきであると主張した。
会見では「米経済が日本のような状況に陥る可能性をめぐる言及がなされ始めている」とも述べ、米連邦準備理事会(FRB)内部に深刻なデフレへの危機感が高まりつつあることを表明した。
ある国内市場関係者は、デフレへの危機感を強める国の通貨・ドルは、中期的に下がると予想。「短期的な相場のあやを除いて考えると、円高リスクは高まる方向に向かっている」と予測した。
だが、米国にとって米財務省証券の追加買い入れをしても、それでデフレの危機を回避できるという保証はない。
少なくとも、リーマンショック後のFRBの資産膨張を経ても、米国の物価がジワリジワリと下がっていることに対して、明確な説明はどこからも出ていないようにみえる。
インフレ率の低下が、何によってもたらされているのか──。市民生活を崩壊させる凶暴なインフレを招かないという前提で考えれば、マネーの量をどんどん出しても、物価下押し圧力の大きな要素である需給ギャップのマイナスは解消されないと思われる。
日本でも、インフレターゲットの設定を求める声が民主党内から出てきたが、インフレターゲットを設定して、マネーを出し続けるだけでは「資金を必要としている国内のセクターに資金が向かわず、新興国に流れていくだろう。その結果、日本の追加緩和が新興国のインフレ傾向を助長することになってしまうのではないか」(邦銀関係者)という懸念も生じるだろう。
これまで広く言われてきたことが、実は真実から離れているなら、本当はどうすればいいかということを真剣に考える時が来たような気がする。
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