http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/242.html
Tweet |
(回答先: 中国調達:あらためて中国工場のストライキを考える 誰も知らない中国調達の現実 投稿者 gikou89 日時 2010 年 7 月 19 日 00:06:07)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aVmzwpC6gqVo
7月12日(ブルームバーグ):ガートモア・インベストメント・マネジメントのクリストファー・パーマー氏がブラジルのリオデジャネイロで投資の機会を探るのに、6年前なら1日あれば十分だった。今では週の半分でも足りないぐらいだ。
半世紀前までブラジルの首都だったリオデジャネイロ市は、中南米最大の経済大国のけん引役となっている。2008年に世界で最もセクシーなビーチに選ばれたイパネマ海岸を抱える同市には、ここ10年間で少なくとも20余りのヘッジファンドが集まってきた。ブラジルの石油大手も事業を拡大しているほか、同市では2014年にサッカーワールドカップ(W杯)が、16年には夏季五輪がそれぞれ開催される予定だ。
リオデジャネイロ州のカブラル知事は、同州が13年にかけて造船や鉄鋼、原子力産業などの拡大で最大900億ドル(約8兆円)の投資が必要になるとみている。こうした事業は資産家エイキ・バチスタ氏が中心に進めているものだ。石油・鉱山会社によって同州の今年1−5月期の輸出は倍増し、この伸び率はブラジル全体の3倍という。
ガートモアで世界の新興市場を担当する責任者のパーマー氏(ロンドン在勤)はリオデジャネイロについて、「大変身の真っ最中だ。オリンピックと石油・天然ガス産業の発展で復活した」と語る。
観光名所「コルコバードのキリスト像」は700万レアル(約3億5400万円)をかけた改装が終わり、6月30日にはファベーラと呼ばれるスラム街と新しい地下鉄の駅を結ぶエレベーターが開通した。貧しい人々に交通手段を提供し、治安を改善させる政府キャンペーンの一環だ。14年のW杯に向けた組織委員会で財務担当責任者を務めるランゴニ元ブラジル中央銀行総裁は「好循環になっている」と指摘する。
生活の質が最高
資産家ジョージ・ソロス氏のソロス・ファンド・マネジメントでファンドマネジャーを務めた経歴を持つフラガ元ブラジル中銀総裁は、8年前にリオデジャネイロのレブロン海岸にヘッジファンドを設立した。ここに拠点を置いた理由の一つに、ビーチの近くで働き生活できることを挙げた。
リオデジャネイロ出身のフラガ氏(52)は「サンパウロやニューヨークに拠点を置かねばならないような仕事ではない。わたしはオフィスの近くに住み、よく働いている。無駄な時間はほとんどないし、生活の質はものすごく高い」と話す。同氏のガベア・インベスチメントスは110人を雇用し、運用資産は58億ドル。
米ゴールドマン・サックス・グループの主任グローバルエコノミスト、ジム・オニール氏もリオデジャネイロの変化に注目している。最後に中南米に出張した2月には、サンパウロに寄らずにリオデジャネイロに直行。世界的に有名なリオのカーニバルを見物したほか、ブラジルとロシア、インド、中国を総称するBRICsのブラジル初の研究センター開設でパネル討論会に加わったという。
BRICsの名付け親であるオニール氏は、リオデジャネイロが「関心を集めている都市」で「一段の活気とエネルギーに満ちあふれている」と語っている。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 蒲原桂子 Keiko Kambara kkambara@bloomberg.net Editor:Masashi Hinoki記事に関する記者への問い合わせ先:Alexander Ragir in Rio de Janeiro at aragir@bloomberg.net.
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。