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(回答先: 債券の王者、株式の世界に乗り出す−「ニューノーマル」への船出 投稿者 gikou89 日時 2010 年 7 月 18 日 07:01:37)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aj7B1UWSMFPY
7月6日(ブルームバーグ):ブラジルがハイパーインフレに見舞われていた1990年代の負の遺産、変動金利国債。同国当局が進めるその削減ペースが鈍っている。ブラジル中央銀行が過去最低水準にあった政策金利の引き上げを進めていることが背景にある。
ブラジル財務省によれば、同国の国債全体に占める変動金利国債の割合は、5月に33.6%に上昇。2007年には過去最低の30.7%だった。この割合は1998年に62%に達し、その後約10年連続で低下。同国信用格付けの投資適格級への引き上げにつながった。
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスの中南米ソブリン格付けグループ責任者、マウロ・レオス氏は、変動金利国債の増加で、一段の格上げに向けたブラジル当局の取り組みペースは鈍化する公算だと指摘。電話インタビューで、「逆戻りしているのは明らか。国債全体に占める割合がいつ30%未満に引き下げられるかが問題だ」と述べた。変動金利国債は、インフレ率が年率1000%超となった20年前に人気を集めた経緯がある。
ムーディーズは昨年9月、ブラジル国債の格付けを投資適格級で最低水準の「Baa3」に引き上げた。同業のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とフィッチ・レーティングスはその1年前に格付けを引き上げている。ムーディーズとフィッチのブラジル国債に対する格付け見通しは「ポジティブ」だ。
利上げ
変動金利国債の需要は高まりつつある。15年ぶりの高成長を落ち着かせようと、ブラジル中銀が利上げしたためだ。同中銀は4月時点で過去最低の8.75%だった政策金利を、その後10.25%に引き上げた。金利先物市場は、年末までに12%程度まで上昇するとの予想を織り込んでいる。
スレッドニードル・アセット・マネジメントの新興市場担当ファンドマネジャー、ヘンリー・スティップ氏は、「金利が上昇すれば、変動金利国債に対する投資家の需要も増加するだろう」と指摘した。
ブラジルは近隣国に比べて金利上昇の影響を受けやすい。ブラジルに次いで中南米2位の経済規模を持つメキシコの場合、変動金利国債が国債全体に占める割合は約8%にとどまっている。ムーディーズによるメキシコの格付けは「Baa1」で、ブラジルよりも2段階高い。コロンビアは格付けこそ「Ba1」でブラジルよりも1段階低いが、変動金利国債の割合は約4%にすぎない。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 松井 玲 Akira Matsui Akmatsui@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara記事に関する記者への問い合わせ先:Tal Barak Harif in New York at tbarak@bloomberg.netArnaldo Galvao in Brasilia Newsroom at agalvao1@bloomberg.net
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