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(回答先: 100616 菊池英博氏(岩上チャンネル) その9 (書き起こし) 投稿者 読書中。 日時 2010 年 6 月 29 日 01:06:21)
続き、最後です。
00616 菊池英博氏19.flv
http://www.youtube.com/watch?v=PufQedTYt7U&feature=channel
岩上:
今回郵政の改革で亀井前大臣と外務省はものすごく対立していた。毎回亀井氏は外務省の文句をいい、それを聞いた上で外務省の記者会見にでると、そんなことはない、IMFや何かから言われてきているんだから、郵政改革や何かには国内保護の姿勢がありありなのだから、IMFや何かに国際ルールを守るのは当たり前だと言われる、条約局長がやってきて圧力をかけた話。これをすごく亀井氏は「冗談じゃない」と怒っていた。
しかし、IMFが本当に中立の国際機関なのかと言うと、ナンバー2は日本人。
菊池:
日本人だし、IMFは市場原理主義者の塊。もともとワールドバンクやIMFはワシントン・コンセンサスから生まれた。クリントンになってから、市場原理主義を各地に広めるため、はっきり言えば海外にある富をアメリカにもたらすため。
だからブッシュになってからの政策もワシントン・コンセンサスの一環じゃないかと言う人もいる。そういう風に取れば、解釈できるかもしれない。
いずれにしても、郵政の問題はどこからいってくるか。アメリカは公的資金をどんどん投入した、これをやめろ。こちらは社会基盤が崩壊している。郵政も株式会社だが、非常に脆弱になってきたので、それを充実するために。競争は保つ。
またあれに伴うプラス面、銀行、地方銀行でさえ本質的なことは考えていない。中小銀行は郵貯から金を取られると言うが、限度額を上げると言ったのを反対した。原口氏は保険料を下げてやると言った。ちゃんと地方銀行も共存共栄になる道を出している。それを勝手に反対した。だからいけない。
大手銀行に至っては、1998年に公的資金注入は私が初めて書き自民党に呼ばれ、作った。それに対して一番反対した大手銀行、銀行協会の会長が当時三菱銀行の岸暁氏。それが自民党の政調会長のところに来てどう思いますかと。ところがどうだったかと言うと、公的資金を入れて一番潤ったのは大手銀行。入れなければ銀行はみんな自己資本比率8%を割って、海外撤退だった。三菱だってそう。
だから、あなたたちは何を言っているんだ。1998年、12年前に嫌がる銀行を説得して公的資金を入れたのはやはり亀井氏。亀井静香そして政調会長。そして結果的には国を救った。だから大手銀行の人たちはそんなことがいえた柄かと。もう一度12年前を反省しなさい、と。
私は公聴会にでも呼ばれないかと思っている。当時の事情を全部知っているから。
そのくらい重要なことは、マスコミが言うようなことはマクロから外れている。国家存亡の危機でそんなことを言って、国家がおかしくなってしまった。
それから郵政のことについて、IMFが言ってきたというが、アメリカが言ってきたこと。EUもアメリカが言わせている。EUがそういうならば、ドイツの銀行はどうなんだ、各州にある州立銀行には州の資本が入っているがあれはどうなんだ、と。
新聞に出ていたが、もしそういうことがあれば、私がそこへ出て行って説明する。これだ。後任の自見大臣だって、必ずやると思う。
むこうから言ってくるのは一方的、それに対してピシッと返さなければならない。
繰り返しになるが、大手銀行は公的資金を入れる前は大いに反対していた。ところが公的資金で一番潤っているのは彼ら。そうじゃなければ潰れてしまう。
それに対してけしからんと思うのは、公的資金を入れても役員報酬はもらう、株主配当をする。ある政治家も言っているが、国民に対する背信行為。
岩上:
新生銀行もひどい。2年連続赤字なのに、日本人の役員、社長も800万なのに、外資の役員だけ1億何千万。どれだけ強欲なのかと。異常。金融庁の指導が入ったと思うが。
IMFや何かだって、外務省の外圧の利用。言わせている。毎度のやり方。
菊池:
毎度毎度そう。言わせて、外圧を作る。
今は財政赤字をどうするの、2011年から解決策をしなさいと言う。新総裁も海外に行って帰ってきたら「ギリシャになってはいけない」と言う。困ったもの。
基本的には政治だと思う。政治家にしっかりとした総合力と折衝力、国益を守り、国を良くしようとする政治理念、姿勢、政治力のある人がいるかどうか。
岩上:
その政治家を支える民意。情報として、マスメディアが腐っているのなら、我々のようなインターネットを含めて、あるいは他の回路を作って、できるだけ本当のことを国民に理解してもらって、民意なるものを解放し、真っ当なことに気をつかせ、その民意の底支えによって政治家を後押しすると言う必要がある。
(了)
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