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薄日差す日本経済の先行き http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/706.html
(回答先: 日銀の政策スタンスと今後 投稿者 gikou89 日時 2010 年 4 月 24 日 04:53:05) 日銀が1日に発表した3月日銀短観は、業況判断DIが着実に回復し、日本経済の体温が上がってきていることを示した。 輸出企業が多い大企業製造業だけでなく、大企業非製造業の業況判断DIも着実に改善している。市場関係者の中にも、この点に着目した声が出ている。中国などの新興国向け輸出で活況の製造業の恩恵が、ジワジワと非製造業に波及してきたことが見て取れる。 さらに設備投資計画の数字も、かなり上向きになってきており、輸出主導の生産拡大から、設備投資への流れが確かになってきた可能性がある。設備投資の海外への流出が心配されてきたが、設備投資のメカニズムは「着実に回り出してきたのではないか」との声が、複数のエコノミストから出ている。 売上高経常利益の計画を見ても、企業は収益水準の回復を実感しているようだ。その点が設備投資への積極的な計画の背後にあるとみられる。 製造業から非製造業、大企業から中堅企業、生産から設備投資へと景気拡大の歯車は回り始めたが、気がかりな点もある。中小企業・非製造業に代表される「回復が実感されない」企業群の業況判断DIやその他のデータが弱いままであることだ。 ある邦銀関係者は「冬のボーナスが過去最大の落ち込みとなって、国内の消費はさえない。内需関連業種の中には、なかなか回復が見込めないところが多い。そういう部分が反映されている可能性があるのではないか」と話す。 とは言え、昨年後半には相当懸念されていた景気の二番底懸念はかなり後退し、日本経済に薄日が差し込んできたのは間違いなさそうだ。 先行きをみても、米連邦準備理事会(FRB)が、超低金利政策の出口戦略を具体的に検討しだそうとしている。一方、日銀は出口どころか、さらなる緩和策も市場動向次第では辞さないという立場。その結果、日米金利差は「拡大する方向に動く可能性が高まっている」(邦銀関係者)との見方が多くなっており、外為市場ではじりじりと円安が進んでいる。 きょうの短観で2010年度の想定為替レートは、足元よりやや円高の91.00円だった。このまま円安方向の流れが継続すれば、輸出企業の収益は上振れの可能性も秘める。 実体経済の堅実なトレンドと、物価の小幅マイナスの推移とのどちらを優先して、日銀は今後の金融政策を運営しようとするのだろうか
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