01. 不動明 2010年11月29日 22:26:05: yX4.ILg8Nhnko
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X-FILE 北極の異世界ジャンプ http://xaki.web.fc2.com/xfile.html#3北極の異世界ジャンプ 上から下まで殆どが知り尽くされてしまった地球だが、少し昔に、ある通信記録が存在した。 「極点の彼方のあの国、この目で見てみたい。極点(北極)の向こうのあの地域こそ、大いなる未知の中心なのだ。」 もちろんこれはジョークでなく、アメリカの機密作戦で送られた情報である。 彼は、リチャード・E・バードと言い、米国の少将で、北極や南極における飛行を繰り返していた、いわば航空探査のエキスパートである。 そんな彼は、1946年にある事件にあった。 当時、第二次世界戦争が終結して間もない頃、ハイジャンプ作戦でのことだった。 バード少将にとって、北極は庭みたいなもの。不安は無く順調に進み、目標の2700Kmに差し掛かったときだった。 突如、目の前に白い霧(ホワイトアウト)が立ち込めた。 バード少将にとって雲の中での飛行も幾度と無く体験したが、この時ばかりは様子が違った。 霧、というよりは光っているように見え、さらに高度が落ちていることが分った。 つまり、機体に異常が発生したのだ。 危険を感じたバード少将はアラスカの基地に向けてSOSを発信しようとしたが、その時、またも突然今まで立ち込めていた霧が晴れたのである。 視界が開き、地上を見ると、なんとジャングルが広がっているではないか。 ついさっきまで北極の上空だったはずが、亜熱帯の森林地帯になっている。 もちろん、専門の通信士も見ていたため夢ではない。 外の気温も20度となっている。 そして直ちに基地へ報告をした。 無論、アメリカ人は軍人であろうとジョークは好きだが、バード少将は語尾を強めてこういった。 「こちらバード、今われわれの機は北極圏の氷の上でなく、広大な亜熱帯のジャングルの上空を飛行している!!」 基地「……わかった。そのまま報告を続けてくれ。」 「大きな川が無数に見える。遠くには台地が見える。そこには、大きな象のような動物が親子で歩いている…… いや、待てよ。あの象は茶色の毛で覆われている。まるで、マンモスそっくりだ。 というより、マンモス以外に考えられない!!」 流石に有り得ない状況にバード少将の声がうわずる。 気を取り直し、高度を下げた。 すると、地平線が見え、ジャングルがどこまでも続いていた。 暫く飛行していると、燃料が気になり始めた。 もともとは、北極点を2700Km通過してUターンする分にしか燃料は入ってない。 そして、機体をUターンさせると、前方に霧が噴出しているように見える空間があった。 それは、機体を包んでいた霧に違いないと思ったバード少将は、一か八か霧の中に突っ込んだ。 予測どおり、霧に包まれ、気がつくと再び真っ白な氷原の上空を飛行していた。 基地に帰還した、バード少将は、当然のごとく軍部に通信の真偽について尋問された。 半信半疑の軍部だったが、この事件を極秘情報として封印した。 結局、一部の新聞でベタな記事として流されたほかは知られていない。 X-FILE 北極圏の伝説 http://xaki.web.fc2.com/xfile.html#5 北極圏の伝説 北極圏を生活の場としているエスキモー(イヌイット)という民族にはこんな言い伝えがある。 「北の果てには近づいてはならない。 北の果てには、恐ろしい力を持った魔神が住んでいる。 魔神は、あの世の入り口の門番で、人間が侵入する事許さない。 不用意に近づけば、必ずや命をとられる」 エスキモーは今もこの伝説を信じている。 ---ウルティマ・トゥーレ--- エスキモー同様、北欧にもこんな話がある。 伝説によると、北の果てには氷雪が全く無い世界、すなわち気候が温暖で、青々とした草木が茂る楽園がある。 その名を「ウルティマ・トゥーレ」と言う。 北欧の人にとって、そこが民族の故郷だという。 果たしてそんな世界が存在するのか。 そんな話を確かめに行こうとしたのが、オラフ・ヤンセンである。 ヤンセン親子は、1829年4月3日、小さい漁船に乗り旅に出た。 いくら春とはいえ、北欧の気候は厳しい。 特に春は突風を伴う嵐が度々襲う。 船出して間もなく、ヤンセン親子は暴風雨に巻き込まれてしまう。 流されるまま北極の海を数日漂った。 やがて風雨が止み一息ついたとき異変に気付いた。 水面が曲がっている。 目をこすってよく見ると、海面は上下左右に湾曲し、そのまま延びている。 あたかも、水のトンネルに入ったかのようだ。 もちろん夢でなく、その状態が数日続いた。 疲労が頂点に達した頃、どうやら水のトンネルを抜けたらしく、突然遠くまで見渡せる水平線が現れた。 元の世界に戻ったのか。いや、違った。 空に輝く太陽がやけに鈍い色をしている。 訳も分らないまま、数日間漂った。 ある日突然、ヤンセン親子の船に巨大な船が近寄ってきた。 見れば、巨大な人影が立っている。 身長はおよそ4Mはあるだろうか。 恐怖でかられていたヤンセン親子とは予想外な事に、巨人たちの性格は温和で非常に親切だった。 ヤンセン親子を遭難者として丁寧に扱い、自分らの国に案内したというのだ。 言語は分からないものの、身振り手振りで伝え合い、町の名は「イェフ」というらしく、そこへ案内された。 彼らはここで約一年間滞在することになり、言語も理解できるようになった。 どうやら巨人たちは、霞が掛かった太陽を神として崇拝しているようだった。 巨人たちは高度な文明を有しており、見たことも無い機械類、人間の頭ほどのリンゴ、建物は黄金に輝き、見事な装飾がされていた。 巨人の性格は陽気で、寿命は800歳前後まで生きる。 戦いは無く、平和な理想世界を実現していたという。 ある時、ヤンセン親子は巨人の王であり、大祭司が住む「エデン」という町に案内され、王に謁見を許された。 大王は一際大きな体格を持ち、神々しい威厳を放っていた。 大王はヤンセン親子にそれまでの経緯を聞くと、好きなだけ居てもよいと受け、また一年間、合計2年間過ごすことになった。 巨人の世界を満喫したヤンセン親子だったが、いつまでもいるわけにはいかず、元の世界に戻る事になった。 それを知った巨人達は別れを惜しみ、多くの金塊と異世界の地図を贈った。 ヤンセン親子は水平線を目指し進むと、再び水のトンネルが現れた。 そこを数日かけて蛇行した結果、無事に元の世界に戻ることが出来た。 だが、何かが違った。 そこは同じ極と言えど南極だったのだ。 途方に暮れるヤンセン親子だったが、仕方ないのでノルウェーに向かい、北にひたすらこぎ始めた。 すると不運なことに嵐が襲来。 船は大きく傾き、金塊や地図もろとも沈没。 その時に父親までが死亡してしまった。 幸い一人助かった息子は氷山に乗って漂流しているところを、通りかかった捕鯨船に救助された。 彼は、乗組員にこのことを話したが、誰も冗談として信じず、あまりにも主張する為、精神異常があると判断され、病院に24年間監禁されてしまう。 そしてその後も漁夫として過ごしたあと、渡米し、死の間際ひょんなことで知り合った小説家ウイリス・ジョ−ジ・エマーソンに若い頃体験したあの世界の話をした。 彼は興味を示し本に書き上げ、1908年にスモーキーゴッドを出版した。 X-FILE 地球内部世界 http://xaki.web.fc2.com/xfile.html#6 地球内部世界 ヤンセン親子の話は必ずしも本当の事とは限らないが、これに類似した話は他にもある。 アメリカのロサンゼルスに住む、開業医師ネフィ・コットムが患者の記録の整理してたときに発見された。 患者はアルド・ステンセンという男性で、自らの体験談を医師に語ったときの記録である。 記録によると、事件が起こったのは19世紀末の夏。 アザラシ狩りをしていたアルドは、友人のイバン・バイゼと探検に出かけた。 目指すは北極。 伝説で語られている、あの常夏の国へ向かう為、エンジン付きの船に食料を積んで出航した。 1ヶ月ほどすると、北極点が近くなったのにも関らず、気温が高くなり、温暖な気候になっていった。 不思議に思っていると、目の前に大きな山が現れた。 山は変わっていて、大洋の水が流れているように見えた。 近づいてみると、周りは巨大な峡谷となり、海は大河のようになった。 さらに進むと、方向感覚がおかしくなり、まるで地球の内側へ入ったような気分になった。 事実、それを裏付けるかのように、空にもう一つの太陽が現れたのである。 これが、かの伝説のウルティマ・トゥーレか。 彼らは漁船を岸につけ、上陸した。 彼らが最初に驚いたのは、植物の大きさだった。 さらに、人間も住んでおり、彼らもまた巨大だったのである。 巨人は迷い込んだ二人を見つけると、町へ案内したのである。 巨人の町は高度に文明化され、見たことのない機械が沢山あった。 現代でいう、電動式の自転車などがあった。 二人は家に案内され、食事も出されたのである。 果実や野菜も巨大で、ブドウ一粒が桃ほどあった。 二人は約一年間留まるのだが、その後元のところに帰るため巨人たちに別れを告げた。 巨人たちは名残惜しみ、終始親切だった。 以上が話の概略である。 これらの話はいずれもフィクションと解釈されがちだが エスキモーの伝説や、バード少将の話なども一概に片付けるにはいかないだろう。 地球内部に『空洞』があるなんてとても信じられない話だが この空洞説は当時真剣に議論されていたときもあったという。 X-FILE 地球内天体「アルザル」 http://xaki.web.fc2.com/xfile.html#14 地球内天体「アルザル」 現在、地球科学の定説として外核は鉄などの金属が含まれたドロドロの液体であると考えられている。 だが、実際には違うらしい。
アメリカが極秘に調査してきた資料によれば、外核を構成しているのは先の液体ではなく、なんと水であるというのだ。 セ氏100度以上になっているというが、超高圧のため沸騰せずに存在している。さらに、そのような状況下のためかプラズマ化しているという。 地球には地磁気があるが、プラズマ化した水がダイナミック運動により地磁気を生んでいると考えられている。 前に紹介したバード少将は、(亜空間)空には奥行きがない。地平線が異様に曲がって見えた(地球と同じように)。と、述べている。 ここで考えられることは、地球内に別の小さな地球が存在するということだ。 これも前に紹介したとおりだが、プラズマに包まれていれば亜空間に存在できる。外核がプラズマ化した水である以上この可能性も否定できない。 これらより、米諮問委員会は少将の日記などを秘匿し、地球内天体のことを深い意味もこめて、「アルザル」と命名した。
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