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(回答先: 現代の奇書ともいうべき、スワードローの本 ブルーブラッドには、イルミナティの殺人儀式が詳細に記されている 投稿者 あのに 日時 2010 年 6 月 21 日 19:05:42)
人類創生をシュメールにおけるアヌンナキの活動であるとするゼカリア・シッチン説はミスリードではないのか
1、ブルーブラッドのシュメール起源の疑問
ブルーブラッドの起源を考えて、スワードローは、「地球を支配するブルーブラッド爬虫類人DNAの系譜」で、シュメールの大半がコーカサスの地へ逃れ、ハザール王国を発展させたとある。p62、63 あるいは、他の多くの著者やクーパーやアイクなどほとんどの人が、シュメールやアッシリアからハザールへの伝播を説くが、私にはふにおちない。
シュメール人は農耕民族であり、ハザール人は遊牧民族である。農耕民族が遊牧民族に変容することは、あるのだろうか。法のもとの秩序を尊ぶ誇り高いシュメール人が、いくら落ちぶれたといっても、コーカサスの地で掠奪戦争民族になりきれるのだろうか。スキタイとハザールは文化や生活様式で大雑把には連続が認められる。が、基本的に生活基盤の異なるシュメールやアッシリアからハザールへの文化の移行は考えられないのだ。ハザールの中の奴隷階級、農耕民としてなら、あり得ただろうが、支配階級には近づくこともできなかっただろう。
したがって、スワードローに限らず、多くの人がイルミナティとシュメールやアッシリアの関連を説くが私には信じられない。私が信頼するクーパーやアイクもこの連続性を強調するが、騙されているのではないか、とさえ思う。シュメールやアッシリアは確かに戦争をよくしたようだが、基本的には遊牧民族の南下と戦ったのではないか。シュメールやアッシリアは中央集権の官僚国家であり、法も整備された文化の高い国家であり、シュメールなどは平和愛好民族であったように思う。一方、スキタイとハザールの記録に見られる残虐性は、イルミナティと直結する。この黒海北部の地は人肉食や飲血など、ごくありふれた習俗であった。スキタイとハザールは基本的に掠奪で生きる民であり、数千年の生き方は簡単には変えられるものではない。掠奪で生きる民の王族は東ヨーロッパを経てドイツに落ち着いたのだ。
バビロニア・タルムードには悪意のこもった内容のものがあるようだが、それすらシュメールやアッシリア文化圏のものとしては特異なのではないか。イルミナティ歴史学者が、イルミナティ文化を単なる権威づけしたにすぎないのではないかと考えるが、私にはこの地域のことは詳しくないので判断を保留したい。
結局このように、イルミナティのシュメール起源説は、ゼカリア・シッチンなどによって語られた、ニビルのアヌンナキの人類製造神話につなぐためのことでしかないと思う。この先には将来の異星人関連の陰謀が横たわっていて、どうしてもこの説に皆が注目するようにコントロールしているように思われるのだ。すなわち、スワードローp276にある、演出されたエイリアンの侵略とシリウスA星人による人類の救出のような危機である。
私にはシュメール時代にアヌンナキによって人類が合成製造されたとは思えないのだ。エジプトの歴史書で、王統が数万年前まで遡るが、それが異星人であったとは思えない。しかしハイブリッドであった可能性はあるだろう。スワードローが言うように異星人とのハイブリッド人は、シュメール時代にいたのだろう。そして人類の歴史の最初からあったのだろう。
そういう意味では、我々人類は歴史の最初からエイリアンと共存していたのだろうと考える。そして現代でもイルミナティに限らず、多くの人はエイリアンとのハイブリッドかもしれない。アーキテクト・エイリアンが行う遺伝子実験生物の一つが人類なのだろう。地球という試験管の中でコロニーの栄枯盛衰を繰り返し、今回は5回目だが地球を汚しても平気な傲慢な種だから今回も滅ぼすか、と。実験は過去から現在まで、何万年も何十万年もだれにも気付かれずに続いているのだろうか。
人類の歴史は少なくとも数万年は遡る。ただ痕跡がないのは、大洪水のためであろうと考えている。この点ではグラハム・ハンコックと同意見で、農耕が8000年以前の数千メートルの高地から始まっているのをみても明らかに見える。マンモスを温帯からシベリアまで運んだ巨大洪水は、ほとんどすべての人類を死滅させたのではないかと考えている。シベリアから口の中にパンを入れたまま凍った人間でも発掘されればそれが証明されるだろう。この大災害は、なんらかの水惑星との接近によるものと考える。エイリアンが高度テクノロジーで人口削減のため、地球に水惑星をぶつけたという考えのほうが、シッチンのアヌンナキによる人類合成説よりありえるとさえ思う。人類の歴史は1万年ほどまえの巨大洪水の大災害で分断されているだけなのだ。ここでもシッチンは洪水はあったが、南極の氷冠の溶解だったようにいう。これはおそらくミスリードだ。
参考
いま手元にあるシッチンの著書は ゼカリア・シッチン 著「神々の起源と宇宙人」
2、人類の歴史と大洪水
この点を追求したのが高橋実である。高橋実著 「灼熱の氷惑星」1975 「氷惑星の謎」1976には、この大災害がいわゆる惑星Mとの接近による水の大量移動がもとでおこったとしている。
「灼熱の氷惑星」 p159 には地球ほどのサイズの水天体である惑星Mの衝突で起こる現象が考察されている。地球と1500kmの距離でかすっていくと仮定すると、水が来るのは400秒間ですべてが終わる。600京トンの水のスプラッシュがくると、それだけで海面が1万2000m上昇する。押し寄せる洪水の波の高さは数万メートルほどだ。しかも超音速マッハ3くらいか。水のスプラッシュが十分の一の60京トンでも高さ1000mの規模の津波だろう。
氷惑星の謎p86にはグラフがあり、地球史46臆年のうちごく最近数億年まえに突如として海ができたことが示されている。これは数億年前のことだ。しかし、実際最近に、海水面が千メートルあるいは千五百メートルほど上昇したらしい事実は、珊瑚礁の調査で判明している。あまり話題にならなかったらしいが、このことは水爆実験のとき、ビキニ環礁などをボーリングして千五百メートルほど下にしか岩盤がなかったことからわかった。ゆっくりとであれ、数度に分けてであれ海水面が千五百メートルほど上昇したのである。珊瑚は65m以上の深度では生育しないので、突発的な千五百メートルの海面上昇はなかったとしても、なんらかの水が宇宙からきたとしかこの上昇は説明がむずかしいだろう。サハラ砂漠は30分ほどで熱砂ででき、北極圏の大氷塊群は数分でできあがったという衝突時の大洪水災害の可能性が述べられている。
痕跡の一つとして「氷惑星の謎」 p158からp163 に マンモスの謎 が考察されている。
シベリアの凍土から発掘されたマンモスは、なぜ腐敗もせず瞬間凍結保存されたか。口中の未消化の温帯性植物がどうしてあったのか。 このマンモスや未消化の植物の放射性炭素14年代測定はされたのだろうか。など謎はいくつもあり、地軸の移動だとか納得できない議論が定説ではあった。しかし高橋実の惑星M説では、水惑星Mの衝突で起こる巨大な水塊がマンモスたちを直撃して、高さ千メートルの津波となって温帯地域から凍るツンドラ地帯まで、数千キロの距離を、20分くらいで 音速よりも速く、時速数千キロの速さで押し流していったのだ。それは、夕方の異変であっただろう、と推定されている。のんびり夕食を食べていたマンモスたちにとって突然の悲劇であったのだ。
また「氷惑星の謎」 p163に 巨大炭田形成の謎が考察されている。
アメリカ ミシシッピー河の炭田の高さ100メートル、百万ヘクタールにもなる単一の木材集積はどのようにしてできたのか。植物の集積のメカニズムは、巨大な水災害としか考えようがないのだ。炭化は摂氏1000度ほどの熱砂で覆われたと考えれば可能なのである。
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