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欧州各国、パンツの中まで見える特殊装置の空港配備に突っ走る!
謹賀新年。めでたいのかどうか知りませんが、また一年が過ぎてしまいました。ことしもよろしく。ところで、さっそくですが・・・。
いやー、あの「アルカイダ」の素敵なクリスマスプレゼント、デトロイトのインチキ・テロ未遂は大成果を上げているようですね。その後のニューヨークでのデマ・テロを経て、あの戦争重犯罪人チェイニーはオバマの「軟弱な対テロ戦略」を批判し、再び世界たぶらかしに余念が無いようです。そればかりではありません。そしてオバマは「生物兵器によるテロ攻撃防止」に全力を挙げることを約束させられました。
ところで、2007年2月に、私は次のような投稿をしました。
http://www.asyura2.com/07/war89/msg/206.html
カバンだけではなく身体を探る新型X線検査装置が飛行場に(NYタイムズ)
このときにご紹介した、パンツの中まで透けて見える特殊X線装置ですが、いまスペインのテレビで大変な反響を巻き起こしているのですね。
次の写真をご覧ください。
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/10479.jpg
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/10478.jpg
日本で報道されたかどうか知らないのですが、こちらの新聞とテレビによりますと、オランダは2008年にアムステルダム・シポル空港にこの装置を導入しようとしたのですが、そのときにアメリカは、それに待ったをかけて、この特殊X線装置設置を禁止していたのです。なぜでしょう?
当然のごとく、あのナイジェリアの銀行家のバカ息子が太ももに巻きつけていたとかいう「爆発物」ですが、その装置があれば見破られていたはずだ、という議論が沸騰し、オランダは早速、アメリカからその装置を購入、主要空港に配備することを決めたようです。なんとまあ、手回しの良いことで!
そして、イギリスもそれに続いて、その装置の購入と配備を検討し始めたようです。フランス、ドイツなど欧州各国もこれに続くことが予想されます。ただし、スペイン政府はいまのところ購入・配備の予定は無いようですが。(というか、未曾有の不況の最中、そんな高い装置を買うカネがない?)
(以上の情報は以下のスペイン語新聞とスペイン国営テレビ放送による)
http://www.elmundo.es/america/2009/12/31/estados_unidos/1262232861.html
http://www.elmundo.es/elmundo/2009/12/30/internacional/1262196733.html
http://www.elmundo.es/elmundo/2010/01/01/internacional/1262339186.html
さらに、スペインの大手日刊紙ABCは、アメリカで例の飛行機に乗っていた2名の目撃者が、FOXテレビのインタビューで、そのナイジェリア人Abdulmutallabは、何一つ、伝えられているような動作をしていなかったと証言したそうです。
(以上、情報は以下のスペイン語新聞)
http://www.abc.es/20091229/internacional-estados-unidos/testigos-aseguran-terrorista-detroit-200912291813.html
笑いが止まらないのは、あの戦争気違いどもばかりではなく、セキュリティー機器メーカーもいっしょでしょうね。
さて、ここから先は極めて個人的なことなのですので、どうか、あまり深刻にお考えにならずにお読みください。
大晦日に、スペイン人や在住日本人の友人たちと年越しパーティーを行いました。その席でスペイン人たちは口々に「結局、あんな高い機械を買わせるために、アメリカが仕組みやがった」と、あのインチキ・テロを非難していました。といって、彼らは特別に「陰謀論」好みというわけではありません。普通の感覚でこんなニュースを見ているなら、誰でも気が付くことです。ちなみに、その友人の一人はカトリック教会の下っ端神父です。
テロばかりではありません。日本では「新型インフレ」のワクチンで大騒動になっているようですが、スペイン人たちはしらけています。政府が9月に用意した3千万人分のワクチンは、病院や救急隊の関係者、学校関係者にほぼ半強制的に接種させたものの、未だに10分の1もはけておらず、輸入したワクチンの90%以上が無駄になっているようです。そして大部分の国民はそっぽを向いています。
知り合いの中年のおばちゃんたちが言っていました。「どうせ、外国から割り当てられて買わされたんだろ! こんな不況でみんながカネがないときに!」
薬屋のおばちゃんまでが言ってました。「ワクチンなんか副作用のほうが怖いよ。かかってもタミフルなんか、あたしゃ、絶対に飲まないからね。」
スペイン政府は国営と民間のテレビを通して、盛んにタミフルを宣伝したのですが、乗ってくる国民は少数です。
スペインでは、新型・旧型をとわず、インフルエンザのワクチンは保険適用で無料です。日本じゃ何千円もかかると聞きましたが、本当ですか? もちろんタミフルも医者の処方があればほぼ無料です。しかし、ただでもあんなものはいらない、というのが、圧倒的多数のスペイン国民です。
まあ、フランコ独裁のときに、政府の強制とマスコミによるプロパガンダに散々な目に合わされた国民ですから、言われたことを絶対にすぐには信用しない習慣が付いているのでしょう。また、メイン号事件と米西戦争以来、アメリカがテメエの利権確保のためにどんな薄汚い手を使っているのか、街のおばちゃんでも80を過ぎたじいちゃん・ばあちゃんでも知っています。彼らのアメリカ嫌いは徹底しています。
(参照)
http://doujibar.ganriki.net/webspain/maine.html
http://asyura2.com/0601/war81/msg/424.html
アメリカにひどい目に合わされたのはスペイン人も日本人もいっしょなのですが、なにかどこかが違うんですね。彼らは日常会話で政治の話をどんどんしてきます。8月30日の日本衆議院選挙の結果でも、街の人たちはものすごい関心を持っていました。自分の国で起こった3・11マドリッド列車爆破テロでも、3分の2の国民が、政府や裁判所や警察
の判断を信用していません。
あんぐりするほどいい加減で、時間感覚を持たず、計画性のない国民性なのですが、こんな点にはいつも感心させられます。