★阿修羅♪ > 戦争a9 > 356.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
西側マスコミによるイラン「グリーン革命」茶番プロパガンダ
こちら(スペイン)にいますと、新聞からテレビからラジオからインターネットから・・・、ありとあらゆる報道機関が、イランの騒乱状態(俗称「グリーン革命」)をトップで報道しています。ウクライナやベラルーシ(失敗!)などで画策された《カラー革命》のイラン版で、「またか!」といったウンザリした気分です。
どうせごく少数のソースからの配信を各報道機関で膨らまし粉をぶっ掛けて猛毒料理を作っているのでしょうが、こんな報道をまともに食わされた日には下痢が続いて七転八倒、意識を失い活けるゾンビ化することは保証します。
日本では、16日の各新聞のインターネット版を見る限りでは、これをトップにもって来ているところは朝日新聞だけですが、
http://www.asahi.com/international/update/0616/TKY200906160223.html
産経新聞は写真を最上段に掲げています。
http://sankei.jp.msn.com/(日付や時間が変わりますと変化します)
top090616007.jpg(これは写真のUrl)
次は記事
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090616/mds0906161018007-n1.htm
まあ、何とすばらしい報道ぶりですね。
毎日新聞は次のような記事ですが、
http://mainichi.jp/select/today/news/20090616k0000e030077000c.html
写真ではムサビ支持(反政府側)が政府側民兵に暴行を加えている写真を掲げています。
http://mainichi.jp/select/today/news/images/20090616k0000e030079000p_size5.jpg
そしてさすがに米国プロパガンダ直属機関の日本出張所は連日のようにこの話をトップに持ってきていますね。
(以下、CNN.co,jp)
ムサビ氏、抵抗姿勢を強調 デモで死者との報道も
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906160001.html
米英独と国連、大統領選後のイラン情勢を懸念
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200906160002.html
そしてこれはいつものことなのですが、「不正選挙疑惑」の具体的根拠はいっさい無しで、「政権側の不当性」と「民衆の平和的抗議」ばかりが思い切って強調されます。2002年のベネズエラクーデター劇(失敗)のときも同じでした。
このときには、反チャベス「民衆の平和的な抗議」に、チャベス支持者側が発砲して反チャベス側に多数の死傷者が出たかのような報道が、連日のようにまことしやかに報道され、あとでそれが全て逆だったことが明らかになったときには、マスコミは口をぬぐって知らん顔をしていましたね。
今回のイランもどうせいっしょでしょう。しょせんはウクライナの「オレンジ革命」、グルジアの「バラ革命」などなど、米国を中心にした西側各国諜報機関と「民間平和団体」による茶番「革命」のイラン版。
(参照)
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/174.html
NGO:米国外交の新たな腕:CIAのトロイの木馬(レッ・ボルテール)
米国オバマ政権は、イラン核攻撃という代償の大きな作戦をいったん中断して、「イラン民衆自身による合法的クーデター」演出という、使い古された手段を実行しつつあります。そして、例によって西側の報道機関は、判で押したように、というか、号令に合わせて一斉に一方向に動き出す小学校の運動会のように、というか・・・、ヒステリックにこの「グリーン革命」報道に精を出しています。
どうせ、「騒乱の拡大」→「イラン国家当局による弾圧」→「死傷者の続出」→「西側各国によるアフマディネジャッド政権非難拡大」→「国連による制裁の強化」→「《合法クーデター》賞賛と承認」という具合に進んでいくのでしょう。
(もちろんこれが成功したら、イラン国民の運命はウクライナやグルジアが指し示している通りになるでしょう。もっと悪いかな? 参照:)
http://www.asyura2.com/09/wara7/msg/491.html
【民主化バラ革命で政権を奪取した権力者の哀れな末路】グルジア大統領、強まる退陣圧力 野党が来月大規模デモ
http://www.asyura2.com/09/wara7/msg/493.html
Re: 【米国に操られた民主化オレンジ革命の今】ウクライナ:経済どん底 オレンジ革命5年「何も変わらなかった」
米国(NATO、イスラエル)としては、これが成功したら万々歳、たとえ失敗しても、イラン攻撃の絶好の口実をつかむことになります。シリア以外のアラブ諸国はシーア派の攻勢に悩んでいますので、知らん顔をするでしょうし、シリア孤立化推進にも役に立つでしょう。
もっと言えば、イランと関係を深めるロシアを押さえつけ、中国を牽制するために大いに役立つことになるでしょう。今後はロシアと中国の動きが最も鍵を握りそうです。
最後に、ネット誌「ロシア経済ジャーナル」で北野幸伯氏が言う「バイデン恐怖の大予言」とは、具体的にはこのことだったのかもしれませんね。どうせ中東・イラン・ロシアがらみだということはミエミエでしたが。
(参照)
http://www.asyura2.com/08/wara4/msg/588.html
バイデン恐怖の大予言→オバマ就任後6か月以内に、中東・ロシアで戦争が起こることを「約束」「保証」するその真意は??