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(回答先: 私が本当にやりたいことは「事実の大衆化」。きくちさんとの新著に「エッ!」という仕掛けが! 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2009 年 5 月 24 日 01:11:32)
「バルセロナより愛をこめて」こと童子丸開さん、フォローありがとうございます。
私は、9.11の事件の認識を、テロの枠組から全く別の枠組に移すというこの問題を、自分の出発点である大陸移動説になぞらえて考えてしまいます。
ウェゲナーは、気象学者でしたが、大陸移動に気づき、それまで地質学者(古生物学者・古気候学者)が蓄積していたデータを基にそれを論証しました。元々あった不合理な説明よりも、単純明快で説得力もありました。ただ、大陸を動かした原動力わからなかったという難点はありました。マントル対流という候補はあったのですが、それがどのように大陸を動かしたかという点では、なかなか詰められませんでした。
9.11の事件でも、誰が「原動力」で、どのように人々を動かしたかがわからないという難点はあります。しかし、WTCビルについていえば、火災で崩壊したのでないことは、一目瞭然な気もします。一目どころか、それを示す画像は多数あることは、バルセロナさんのおかげで知ることができました。
大陸移動説にしても、中身は単純なパズル合わせなのです。例え話をすれば、ウェゲナーは、縁がぎざぎざの2枚の紙を見て、合わせてみるとぴったり合うことから、これは元々一枚の紙だったのではないかということを思い付いただけなのです(スケールは大きいですが)。よく見ると、そこには絵(いろいろな化石の分布図)が書かれており、その絵もつながることから、さらにその「仮説」に信憑性を覚えました。よく見ると、他の絵(岩石の種類や地質構造、氷河や砂漠の分布からわかる古気候)が重ねて描いてあり、それらもつながることから確信を持ったのです。
この話は、最初高校の教科書に載ったのですが、普及していく中で、小学校の国語の教科書に載るようにもなりました。全然難しい話ではないことは、このことからもわかると思います。
地動説にしても、複雑な円の組み合わせから、単なる同心円への移行であり、ガリレオが見たように、そのモデルは木星とその周りをまわる衛星群にあったのです。「なにも地球がすべての中心と考える必要はない。木星が中心になっているのなら、太陽が中心でも不思議ではない」というように思えたはずなのです。
「過去にはいろいろな「陰謀」が行われている。アメリカの歴史こそがそのいい例だ。9.11
にそれが行われたとしても不思議はない。」このように思う人が増えるといいですね。
専門家の問題については、改めて書きたいと思います。
◆大陸移動説と9.11テロへの考え方の比較については、以下の記事を書きました。批判への反論だったため、長くなってしまいたが(^_^;)
《ウェゲナーの大陸移動説と9.11陰謀説の比較について/前編:大陸移動説の位置づけとその限界》
http://d.hatena.ne.jp/SeaMount/20071203/1196647835
《ウェゲナーの大陸移動説と9.11陰謀説の比較について/後編:ウェゲナーに失礼とは考えません》
http://d.hatena.ne.jp/SeaMount/20071208/1197065248