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イスラエル右派政権発足 『きっとまた戦争だ』ガザに懸念広がる
2009年4月2日 朝刊
【ガザ市(パレスチナ自治区)=内田康】イスラエルの右派連立政権発足で、パレスチナ自治区では一日、タカ派のネタニヤフ首相への懸念が広がった。イスラエル軍侵攻の痛手から立ち直れないガザでは「また戦争だ」との声も聞かれた。
「ネタニヤフは総選挙で(ガザのイスラム原理主義組織)ハマスを根こそぎにすると言っていただろ。きっと攻撃してくるよ。そうすれば、イスラエルでの人気はあがるし」
ガザ市の果実店で働くアフマドさん(27)はあきらめ顔で語った。
ネタニヤフ首相は、米国などが促すパレスチナ国家を樹立して「二国家」の共存を図る和平案にも消極的。自治区のアッバス議長は地元テレビで「彼は平和を信じていない。世界は二国家案を受け入れるよう説得すべきだ」と訴えた。
ガザを実効支配するハマスの報道官は「多数の人々を殺した過去の政権とそう違いはないが、新政権は今の社会を反映している」とイスラエル世論の右傾化を指摘した。
イスラエルによるガザ地区の経済封鎖は今も続いている。建設資材がなく、壊れた家はそのままで、人々はテントや親せき宅で暮らす。ガソリンや食料の供給も不安定だ。
砲撃で夫も家も失ったサブハさん(65)は「世界の大国はネタニヤフの勝手を許さないで。封鎖も解くよう圧力をかけて」と訴えた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009040202000111.html