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イスラエル兵士にガザ虐殺を「キリスト教徒に対する聖戦」と語るラビたち(デイリーメール紙:全訳)
http://www.asyura2.com/09/wara7/msg/356.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2009 年 3 月 22 日 22:09:17: SO0fHq1bYvRzo
 

イスラエル兵士にガザ虐殺を「キリスト教徒に対する聖戦」と語るラビたち(デイリーメール紙:全訳)


英国デイリーメール紙は、ガザで市民を無差別に殺戮していたイスラエル軍兵士の証言に続き、ある意味でより衝撃的な証言があったことを報道しています。

イスラエル軍付きのユダヤ教聖職者ラビたちが、イスラエル軍幹部が「より大きなショア(ホロコースト)」として予告していたこのガザ大虐殺について、「キリスト教徒(gentiles)に対する宗教戦争」であると語ったようです。

同紙は、兵士達の証言を元にいかに残虐な命令が発せられていたのかを明らかにし、さらに、例によって、誤魔化しととりつくろいに余念の無いイスラエル当局の姿を紹介しています。

以下に3月20日付のデイリーメール紙の記事全訳を貼り付けます。

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http://www.dailymail.co.uk/news/worldnews/article-1163508/You-fighting-religious-war-gentiles-What-rabbis-told-Israeli-soldiers-Gaza-war.html

「君達はキリスト教徒たちに対する宗教戦争を戦っているのだ」ラビたちがガザ戦争でイスラエル兵士達に語った言葉である

By Mail Foreign Service
Last updated at 6:07 PM on 20th March 2009

イスラエル軍のラビたちが1月のガザ侵攻で戦場の兵士達に対してキリスト教徒に対する「宗教戦争」を戦っていると話したことが明らかにされている。

ある軍司令官が本日のイスラエルの新聞でこのショッキングな指示について書いた。イスラエル兵士達が戦いの最中に無実の市民を殺してよいと言われたことが明らかにされた翌日である。

その司令官は言った「ラビたちのメッセージはきわめてはっきりしていました。次の通りです。我々はユダヤ人であり、奇跡のおかげでこの地にやってきた。それは神が我々をこの土地に連れ戻したことであり、いま我々はこの聖なる地を我々が征服することに干渉しているキリスト教徒たちを追い出すために戦う必要がある、と。」

兵士の素性を隠すために「ラム」という偽名で語られたこの指摘は、イスラエルの左翼よりの新聞ハアレツによって明らかにされた。イスラエル軍を震撼させた暴露の第2日目である。

それらの証言は、ガザでの経験を共有化するために行われた2月13日の陸軍兵士達のミーティング内容から漏れてきたものだ。

イスラエル国防軍(IDF)軍事学校の受講生である退役軍人の一部は市民の殺害について語り、パレスチナ人に対する蔑視がイスラエル軍のあらゆる階級に満ち溢れているという印象を述べた。

軍事学校の校長であるダニー・ザミールは、この木曜日に公にされた発言内容【訳注:一般市民に対する無差別殺戮の証言】は本当のことであると断言した。

金曜日の'Week's End'版でのいっそう長い抜粋で、ハアレツ紙は、あの22日間にわたる作戦が「ほとんど宗教的な使命という感覚」だったと語る「ラム」の言葉を引用した。

それは信心深い一人の軍曹が部隊内で「兵士全員を集め戦場に向かう者達への祈りを捧げた」ときのことだった、と彼は言った。

「また我々が兵舎にいるときも彼らは聖歌だらけのパンフレットを持ち込んできました。ものすごい数の聖歌です。私が1週間いた兵舎は彼らが持ち込んだ聖歌で1室が一杯になるほどだったと思います。」

その士官は「教育班が行う訓辞と国防軍付ラビたちが行うものとの間に大きな違い」があったと感じた。

彼によると、その部隊は1948年から現在までのイスラエルによるガザでの戦いの歴史についてのパンフレットを配った。

しかしラビ達のメッセージは「この占領は宗教戦争である」という感覚を多くの兵士に吹き込んだ。

ラムが所属するギヴァット部隊の部隊長は、アヴィヴと名付けておくが、戦闘用車両で家のドアを片っ端から破壊して中にいる者が誰であろうとも撃ち殺すようにという命令に対しての懸念を順々に取り上げた。

この戦闘の中で、その命令は、人々に対して5分間のうちに外に出なければ殺すことを予告する「作戦用のメガフォン」を使っても良い、と修正された。

アヴィヴは言った。その命令を兵士に伝えて一人が「えっ? そこにいる者たちは誰でもテロリストだと、それは知っていますが・・・」とそれに疑問を発した際に「非常な当惑がありました」。

「するとその同僚が割って入りました。『我々はそこにいる者は誰であっても殺す必要があります。そうです。ガザにいる誰でもテロリストなのです』と。そしてメディアを通して我々の頭に詰め込まれているあらゆることを言いました」とアヴィヴは語った。

人権のためのパレスチナ・センター(PCHR)はこの戦争でのパレスチナ人の死者は1417名、うち926名が一般市民、236名が戦闘員、そして255名が警察官だったと数字を上げる。イスラエルの高官たちはこの数字に文句をつける。13名のイスラエル人が殺された、と。

昨日、イスラエルのシンクタンクである「反テロのための国際政策研究所(the International Policy Institute for Counter-Terrorism)」は、1000人に近いガザ一般市民が殺されたとする結論に異議を唱えた。同研究所は、PCHRによる市民志望者のリストを統計的に分析し、それが戦闘可能な年齢の男性の数に比例していないことを示したのである。

エフッド・バラク国防相は昨日、イスラエル軍の情報開示に対して応え、イスラエル軍が世界で最もモラルの高い軍隊であるというイスラエルの言い方を繰り返した。イスラエル軍は軍犯罪捜査官が捜査を命じたと語った。

モシェと名乗る兵士によると、戦場での行動についての捜査は真剣には行われない。
彼はその様子をまとめて「あまり言いたくないことだけど、誰も気にしていないのです。我々はそれを調べてはいません。それは戦闘中に起こったことなのです」と言った。

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