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米国に越境ミサイル攻撃の承認与えずと、パキスタン外務省
2009.01.29 Web posted at: 18:45 JST Updated - CNN
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200901290018.html
イスラマバード(CNN) アフガニスタンと国境を接するパキスタン北西辺境州などにあるテロ拠点への米軍の無人武装偵察機によるとみられる越境ミサイル攻撃で、パキスタン外務省報道官は28日、同国政府は米国に対しこの攻撃の許可は与えていないとする声明を発表した。
ゲーツ米国防長官が27日、上院軍事委員会で証言し、越境ミサイル攻撃を今後も続行する方針を表明。パキスタン政府もこの方針を「承知している」と明言した発言を受けた声明とみられる。
ただ、パキスタン内には越境ミサイル攻撃への批判が強く、反米感情も高まっており、外務省報道官の声明はこれを意識した可能性もある。
ミサイル攻撃は、同州などを根城にしアフガンへの出撃拠点にしているアルカイダ系、アフガンの政権を追われたイスラム強硬派勢力タリバーンの掃討を狙っている。長官は証言で「ブッシュ前、オバマ現両大統領共にアルカイダが何処にいても追い詰めるとの方針を示してきた。我々はこれを受け継ぐ」と強調していた。
米政府はこれまで北西辺境州などへの越境ミサイル攻撃については米軍の直接関与を明確にしておらず、長官の発言はこれを初めて明瞭に認めた格好ともなっている。
越境ミサイル攻撃は昨年夏ごろから加速し、2008年内には計約30回の攻撃があったとみられる。アルカイダ系組織の幹部や戦闘員の死亡も伝えられるが、一般住民も巻き込まれて犠牲になった例も多く、パキスタン政府は米政府に抗議を繰り返している。