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(回答先: 駐イラク米国大使、「早期撤退はリスク高い」(NIKKEI NET.) 投稿者 スットン教 日時 2009 年 1 月 23 日 17:52:54)
米大統領 戦闘終結宣言
http://www.yomiuri.co.jp/features/gulf2/200305/gu20030502_41.htm
「民主化まで駐留」 イラク開戦44日目 対テロ戦争継続
【サンディエゴ(米カリフォルニア州)=森田清司】ブッシュ米大統領は1日夕(日本時間2日午前)、サンディエゴ沖の米空母エイブラハム・リンカーン艦上で演説し、「イラクにおける主要な戦闘は終わった。米国と同盟諸国はイラクでの戦闘に打ち勝った」と述べ、イラク戦争開始から44日目、全土掌握から18日目で戦闘終結を宣言した。大統領は「イラクでの戦闘は9・11に始まった対テロ戦争における1つの勝利」と位置づけ、テロとの戦いは今後も続くとして、あえて「戦勝」や「戦争終結」は宣言しなかった。
さらに大統領は「テロ組織とつながりを持ち、大量破壊兵器の保有をもくろむ無法者国家は文明社会への脅威であり、我々はそれに対抗する」と述べ、北朝鮮などを念頭にテロ支援国家に厳しく対応する決意を示した。また、フセイン体制の打倒でテロリストに対する資金や大量破壊兵器の供給を断ったと指摘した。
一方で大統領は「(国際テロ組織の)アル・カーイダは傷ついたが崩壊していない。テロリストは多くの国で活動し、破壊的兵器の拡散は深刻な状況にある」と述べ、対テロ戦争が続くことを強調した。
大統領はまた、「イラクには困難な仕事が残っている」と述べ、今後の課題として秩序の回復やフセイン大統領らの追跡、生物・化学兵器の捜索を列挙。そのうえで「民主制への移行には時間がかかるが、全力を傾ける価値がある。我々の軍は仕事を終えるまでイラクにとどまる」と述べた。
米国が「戦勝」や「戦争終結」を宣言すると、ジュネーブ条約の規定により、米国はイラク兵捕虜の釈放を余儀なくされ、フセイン大統領ら敵国指導者の追跡が制限される。このことも今回、正式な「勝利宣言」が見送られた背景にあるとの指摘もある。
空母で「威信」演出
【サンディエゴ(米カリフォルニア州)=森田清司】海軍攻撃機に乗り組んでの登場、航海中の空母から演説するという米大統領として初めての試み――。ブッシュ大統領が1日行ったイラク戦争の「戦闘終結」演説は派手なパフォーマンスに彩られた。親子2代の宿願だったフセイン打倒を成し遂げ、米同時テロの屈辱から約600日にして米国の威信を回復したという、超大国の指導者としての実力を誇示する演出だった。
大統領はこの日、サンディエゴの海軍基地から4人乗りのバイキング攻撃機に乗り組み、約20分間の飛行を経て沖合約50キロの空母に無事着艦。大統領専用機「エアフォース・ワン」をもじって「ネービー・ワン」と名付けられた攻撃機の副操縦士席から飛行服姿で甲板に降り立った。
「私も操縦した。とてもよかった」
行程の約3分の一は自ら操縦かんを握ったという。
大統領の艦上演説は、ゴールデンアワーの東部時間午後9時に設定された。各テレビ局は生中継を事前に要請されていた。行進曲に合わせて大統領が現れると、将兵らの拍手は1分間も続いた。ブリッジには「任務は達成された」の横断幕。演説は盛大な拍手で再三さえぎられ、大統領はそのたびに目をしばたたかせた。
父のブッシュ大統領が1991年2月27日、湾岸戦争の勝利を宣言したのはホワイトハウスの大統領執務室。今回の戦闘終結宣言の大がかりな舞台効果は際だっていた。
(2003年5月2日 読売新聞)