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早期撤退完了か イスラエル 同国有力紙『米就任式前にも』
2009年1月20日 朝刊
【エルサレム=内田康】パレスチナ自治区ガザからのイスラエル軍撤退について、イスラエル有力紙イディオト・アハロノト(電子版)は十九日、オバマ次期米大統領が就任する二十日夜(日本時間二十一日未明)までに撤退を完了するとの見通しを伝えた。十九日はイスラエルと、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの交戦の兆しはなく、早期撤収完了の観測が広がっている。
同紙によると、就任までの撤退は、ハマス側からの攻撃がないことが前提。イスラエルは、オバマ次期大統領が今後のパレスチナ和平で重要な役割を果たすことを考慮。ガザへの武器密輸防止の協力で米国と合意に達したことから、米国に外交的な配慮を示す。
またエルサレム・ポストも軍当局者の話として、今週中に撤退を終える見通しを伝えた。イスラエル側への攻撃がない限り、ハマス幹部を発見しても殺害しない方針という。
アラブ諸国首脳 ガザ支援策協議 クウェートで開幕
【カイロ=浜口武司】アラブ連盟(二十一カ国・一機構)の首脳会議が十九日、クウェートで始まり、パレスチナ自治区ガザの復興支援策について協議した。アラブ諸国は、イスラエルによるガザ侵攻をめぐって、イスラム原理主義組織ハマスを全面支援するシリアやカタールに対し、ハマスにも紛争の責任を求めるエジプトとサウジアラビアが対立。会議ではアラブの団結力を示せるかが問われる。
会議には全加盟国が参加し、十五カ国の首脳とパレスチナ自治政府のアッバス議長が顔をそろえた。十六日にカタールで開かれた首脳会議にほとんどの国が首脳級を送らなかったのとは対照的だ。
首脳会議は二日間の日程で開かれ、総額で二十億ドル(約千八百億円)の支援表明が期待されている。
「責任はハマスに」イスラエル大使
イスラエルのニシム・ベンシトリット駐日大使は十九日、都内の大使館で会見し、パレスチナ自治区ガザでの停戦宣言について「ハマスの拠点を破壊し、ハマスのテロ活動に対する国際社会の認識も高まった」との成果を強調し、当初の目的が達成されたためだと説明。多くの民間人が死亡したことには「残念なことだが、責任はハマスにある」とした。(外報部・横光竜二)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009012002000106.html