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(回答先: Re:「テロとの戦い」は誤りだった 英外相、有力紙に投稿(朝日) 投稿者 近藤勇 日時 2009 年 1 月 16 日 17:12:52)
『対テロ戦争は誤り』 英外相 オバマ政権の転換期待
2009年1月16日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009011602000109.html
【ロンドン=星浩】英国のミリバンド外相は、十五日付の英紙ガーディアンに「対テロ戦争は誤りだった」と題する論文を寄稿した。ブッシュ米政権は「対テロ戦争」の旗印の下、日本など同盟国を巻き込んでアフガニスタン、イラク戦争を進めてきたが、政権の最後になって盟友の英国から痛烈な批判を突きつけられた形だ。
論文で外相は、「対テロ戦争」という言葉は「テロの脅威には武力で対処を」という安易な考え方を招きやすいと批判した上で、「テロリズムに対する最高の防御法は(国家を超えた)協力だ」と主張。インドでテロの背景となっているカシミール紛争をめぐり、インドとパキスタン両政府に和平を促すとともに、パレスチナのガザ地区で軍事作戦を強行するイスラエルを批判した。
また「テロに対しては、法の支配で応えなくてはならない」とし、オバマ次期米大統領が打ち出しているグアンタナモ米軍基地のテロ容疑者収容所を閉鎖する方針を支持した。
インドを訪問中の外相はこの日、同時テロに見舞われたムンバイでも同趣旨の演説をし、「ここ数年、英政府は対テロ戦争という考えも言葉も使ってこなかった。誤解を招く概念だからだ」と説明した。
外相が二十日に控える米政権交代を目前にあえてブッシュ外交の基本概念を批判したのは、オバマ新政権がテロに対しより多角的なアプローチを取るようメッセージを送る狙いがあるとみられる。
「対テロ戦争」は二〇〇一年の米中枢同時テロ直後に、ブッシュ大統領が使い始め、ロシアやイスラエルなどもイスラム急進勢力への軍事作戦の「旗印」として使用。日本の小泉純一郎政権も「テロとの戦い」への協力をうたい、イラクなどでの米国の軍事作戦に協力してきた。