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試驗投稿
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投稿者 石工の都仙臺市 日時 2009 年 10 月 04 日 07:50:04: Gsx84HOp6wiqQ
 

(回答先: 試驗投稿 投稿者 石工の都仙臺市 日時 2009 年 10 月 04 日 05:33:53)

フゴツペ洞窟 翼を持つ人
 
 
 
 


 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 
フゴツペ洞窟
提供: フリー百科事典『ウイキペデイア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%95%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%9A%E6%B4%9E%E7%AA%9F&oldid=25706109
 
 
フゴツペ洞窟(フゴツペどうくつ)とは、北海道餘市町榮町にある續繩文時代の遺蹟。
 
 
フゴツペ洞窟
 
 
立地

日本海の海岸から南方約200メートルの平地に立地し、通稱「丸山」と呼ばれる砂岩質よりなる小丘陵の東方に面した岩陰遺蹟である。
 
 
發見と調査

1950年(昭和25年)、札幌から海水浴にきた中學生が發見、高校生で郷土研究部に屬してゐた兄に知らせた事により一躍有名に成つた(發見者が中學生であるとも、高校生であるとも云はれるのは此のためである)。

正式な發掘調査は1951年(昭和26年)および1953年(昭和28年)に實施され、考古學・人類學・地質學からなる調査團が編成された。北海道札幌南高等學校郷土研究部も調査に參加してゐる。
 
 
遺蹟概要

遺蹟の現状は、奧行が約5メートル、問口が約4メートル、高さは約5メートルである。壁面のいたる所に原始的な圖像が陰刻されてゐる。圖は200以上あり、人物や動物、船などを象徴したものと推定されるものが多く、他に列點もあり、呪術的な性貭を有するものと考へられてゐる。アムール文化との關聯性が言はれてゐるが詳細は不明である。

洞窟には厚さ約7メートルの遺物包含層があり、薄手の土器(續繩文式土器)、石器、骨角器等が出土してゐる。また、貝や動物の骨も見つかつてをり、其れによれば現在、遺蹟周邊に棲息してゐるものとの違ひはみられなかつた。

1953年(昭和28年)11月14日、國の史蹟に指定された。

1972年(昭和47年)以降現在にゐたるまで、刻畫は、カプセル方式の施設により保護・展示され、一般に公開されてゐる。
 
 
「フゴツペ遺蹟」

「フゴツペ洞窟」ではなく「フゴツペ遺蹟」と呼ばれる場合には、昭和2年に鐵道工事中に發見された古代文字樣の壁畫と石偶をあらはす場合があるので、混同しないやう注意が必要である。

戰前に發見されたフゴツペの遺蹟は『小樽新聞』昭和2年11月14日によると、鐵道工事作業員の宮本義明によつて發見された。鐵道敷設に際して、フゴツペの丸山を掘鑿して、2つに分けたのだが、其の壁面に古代文字のやうな壁畫と石偶のやうなものが出現し、話題と成つた。

違星北斗の論文は、此の「古代文字」に就いて論じたものである。此の古代文字に關しては、小樽高等商業學校の西田彰三教授によつて「此の遺蹟はアイヌのものである」と發表されたが、アイヌ出身である違星北斗による「此の遺蹟はアイヌのものではない、現代人によるニセモノではないか」と云ふ反論が、同じく小樽新聞に掲載された「疑ふべきフゴツペの遺蹟」である。

小樽文學館の展示物によると、『小樽新聞』では發見は大正14年であると成つてゐるやうだが、昭和2年の間違ひであらうと思はれる。戰前の『餘市郷土誌』では周邊の農夫が客土用の土を採取してゐる際に發見と成つてゐるやうだが、此れも疑はしい。

北斗の「フゴツペの遺蹟」と國の史蹟に指定された「フゴツペ洞窟」は嚴密に云へば異なるものであるが、北斗の論文には、遺蹟の場所・凾館本線からの距離・周圍の状況が明示されてをり、まさしく現在の「フゴツペ洞窟」の裏側の壁面であり、2つの遺蹟にまつ度く關聯性がないとは考へにくい。

現在、戰前のフゴツペの壁畫は現存しない。違星北斗同樣、金田一京助も戰前のフゴツペ壁畫がニセモノであると斷定し、昭和天皇に尋ねられた際にも知人のアイヌが少年時代に描いたイタズラ書きであると傳へたと云ふ。其のためか、適切な保存處置も行はれず、朽ちるがままにされてしまつたのである。
 
 
 
 
 

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