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左派系の仏紙リベラシオン(Liberation)の報道によると、オバマ米大統領ほか各国首脳を酷評し物議を醸している。ただ、嫁さんを贈り物してくれたイタリアのベルルスコーニ首相についてだけは、3選を果たした点を特に称えたというから、ちゃっかりしている。
【ソース】
Sarkozy se voit en maître du monde(Liberation)
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http://www.afpbb.com/article/politics/2593509/4037102
サルコジ仏大統領が各国首脳を酷評、仏紙報道に波紋
2009年04月18日 15:49 発信地:パリ/フランス
フランス中部Loudunで、教会を後にするニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領(中央、2009年4月16日撮影)。(c)AFP/ERIC FEFERBERG
【4月18日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は「標準以下」、スペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ(Jose Luis Rodriguez Zapatero)首相は「あまり賢くない」――フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が他国首相をこのように品定めしたと仏メディアが報じ、関係各国から批判が殺到している。
■国内議員との昼食会で暴言?
左派系の仏紙リベラシオン(Liberation)によると、サルコジ大統領は15日の仏議員らとの昼食会の席で、他国の首脳を次々と品評。まず、オバマ大統領について「鋭敏で非常に知的だし、強いカリスマ性がある」と評価する一方で、「2か月前に就任したばかりで行政経験もない」「物事の判断や効率の面で常に標準に達しているとはいえない」と述べた。
続いて、スペインのサパテロ首相について、デザートを食べながら「かれはあまり賢くないかもしれない。だが、どれほど賢くても再選を果たせなかった首脳たちをわたしは知っている」と述べた。
さらに、ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相についても、金融危機対策では「自国の銀行や自動車業界の状況に気づいてから、ようやくわたしの意見に賛成した」と述べ、メルケル首相はサルコジ大統領のリードに従ったにすぎないと語ったという。
唯一賞賛したのはイタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相については、3選を果たした点を特に称えたという。
■大統領府は否定、各国からは非難ごうごう
仏大統領府は16日夜になって、報じられた発言内容を否定。昼食会に出席した議員らも、報道は文脈を無視していると大統領を擁護した。中道派のジャン・アルテュイ(Jean Arthuis)議員はAFPに、発言はただの冗談であり、「オバマ氏やサパテロ氏を非難しているようには少しも聞こえなかった」と話した。
しかし、メディアやインターネットを中心とした非難の波は収まる様子はない。
英紙ガーディアン(The Guardian)は、「うすのろで未熟、的外れ――サルコジ氏が各国首脳を批評」と報道。一方、英紙タイムズ(Times)はサルコジ氏を「意地の悪い小公女」と評した。また、スペイン紙ABCは、「サルコジ氏の優越感には限度がないことを自ら証明した」と伝えた。
あけすけな発言が有名なサルコジ大統領は、精力的な活動ぶりから賞賛や揶揄(やゆ)をこめて「ハイパー大統領(hyperpresident)」と呼ばれるが、たびたびまずい対応を繰り返すことでも知られている。(c)AFP/Rory Mulholland
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