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ネイサン・チェンという新星が現る。
彼は羽生より4回転を多く演技に入れる。
それだけでも凄いが、
まだ、17歳である。
現在、パトリック・チャンと
同じ場所で練習しているそうだが、
パトリック・チャンが、
ネイサンを観て、
「あ〜、ああやって4回転は飛ぶんだあ〜」
と感心しきり・・
大先輩パトリックが、
ネイサンの4回転を観て
学んで、
それを自身のジャンプに取り入れていると言う。
解説の織田君が言っていたが、
ネイサンの4回転は
パっと観ると4回転に見えない
3回転に見えるそうである。
私も、実はそう思った。
まあ、プロの目を欺く程、
素早く回転しているとういうことである。
別な言い方をすれば、
簡単に4回転ジャンプを行っている
ということである。
一方、羽生はどうだろう。
羽生のジャンプは派手だ。
ジャンプだけではなく
すべての演技が派手である。
いつものことだが、
演技後半は、
200%の力を振り絞り、
演技しているので、
ガス欠気味である。
野球の投手で言えば、
全部の投球が全力投球。
打者で言えば
全部のスイングが
フルスイングの打者のような感じである。
当然、演技終了後は、
青色吐息、
呼吸が乱れに乱れている。
一方、ネイサンの
すべての演技は地味で、
派手さはないし、
動きもどちらかと言えば小さい。
羽生が、
燃料を大量に消費する運動なら、
ネイサンは省エネで、
演技をそつなく行い、
余力を残して、
演技終了まで行っている。
キスアンドクライでは、
呼吸は、
羽生のそれと違い、
多少の乱れはあっても
コントロールされている呼吸である。
汗の出方も、
羽生より少ない。
さて、羽生は剛で、
ネイサンは柔である。
審査員が、
彼らの演技をどう評価するか?
それは、我々が知る由もないが、
日本人が目指すべき、
フィギアスケートのスタイルは、
言うまでもなく、
ネイサンのような
柔よく剛を制す、
省エネスタイルを目指すべきだろう。
羽生の、
行くところまで行く
みたいな
生き急ぐ競技スタイル、競技手法では、
怪我やスタミナ面で、
必ず大きなリスクがやってくる
人間の身体はそれほど強靭ではない。
長続きはしないだろう。
ネイサンの真似をする必要はないが、
日本のフィギアの選手も
何か、ネイサンの演技を観て、
自分に取り入れてみたらいいと思う。
男子では既に
四回転が当たり前で、
四回転ができない選手は、
篩にかけられ、
ほとんどの大柄な白人選手は、
台頭できないでいる。
ただ、四回転には、
肉体的に大きなリスクを与える。
鍛えながら、
負担のかからない飛び方を
模索しない限り
選手生命を脅かすような怪我のリスクは出てくるのである。
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