http://www.asyura2.com/09/sports01/msg/346.html
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阿部慎之助といえば七夕に「世界の平和を祈る」とか書く珍しい選手なのだが、その彼にしてこの時代錯誤である。そう、気分はまるで戦争である。もうこの段階になるとプロ野球ファンは野球を楽しめなくなる。まず阿部は高校野球の丸刈りこそが異常事態(「戦争する髪型=丸刈り」を採用する時代錯誤)だと気づくべきなのである。
原発でもそうだが人間は技術的ミスをする。そのミスに関して、原発とスポーツと決定的に違うのは、原発では取り返しがつかないが、スポーツでは容易に取り返しがきくということだ。走塁ミス(ちんたら走法)の古城のさよならホームランなどその典型であろう。よって激情采配でミスした選手を引っ込める原監督が駄目なわけで、その愚劣にさらに愚劣で応える阿部発言は最悪である。
さらに、深刻なのは長野への頭部死球を目の当たりのしてのこの発言ということだ。固い頭蓋骨と丈夫で柔らかい髪の毛という絶妙な組み合わせで人間の大事な脳を保護しているのである。髪の毛は頭部への衝撃を数10%低減させるというのに、その髪の毛がないなら、人間の脳は無防備状態にしてしまうわけだ。自らの脳を守らないと丸刈りにするヤカラは好き勝手にやっていればいいわけで、ただしそれを他人に強要するとなると、あらゆる意味でそれは犯罪なのである。
「戦争する髪型=丸刈り」は軍隊でも多用されるが、それは軍隊に兵士に上官の命令だけに忠実に従うだけのロボットを求めているからだ。兵士から個性は収奪される。監督やコーチの命令のままに動く選手など大成しないであろうし、第一監督やコーチが人間である以上、多くの過ちを犯すのだから、選手個人が考える野球を目指さない限り、野球の技術もふくめ全てで停滞するのである。
しかし、たまたま丸刈りにしたらホームランを打ったからといって、だからどうした?というのだ。丸刈りにしても球は速くならないしホームランは打てない。東野など、ずーっと丸刈りだがいっこうにぱっとしないではないか?
このクソ暑い夏に、放射能汚染のこの夏に、長崎にプルトニウム爆弾が落とされたこんな日に、侵略戦争の愚劣な思考の亡霊がよみがえるなんて、まったく腹立たしい限りだ。
▼阿部、気合入れ直す!バリカン買い「元気のない若手は丸刈り」
http://hochi.yomiuri.co.jp/giants/news/20110809-OHT1T00052.htm
長野駅に到着した阿部 覇気のないやつは“バリカン星人”が、許さない―。巨人の阿部慎之助捕手(32)が8日、チームプレーを怠る選手を丸刈りにして、気合を入れ直す考えを示した。「調子に乗ってはいけない。元気のない若手は俺と同じように丸刈りにするよ」と宣言。5連勝と勢いに乗ってきたチームをピリっと引き締めた。
阿部が丸刈りにしたのは6日のこと。マツダスタジアム近くの家電量販店で購入した4480円のバリカンを使って、気合を入れた。すると翌日7日の広島戦で決勝の10号ソロ。縁起がいいと、今後の遠征にもバリカンを持参することを決断した。「これからの試合は気持ちも大事。髪の毛をいじっている暇はないんだ」と真剣だ。
最も心配しているのは坂本のことだ。7日の試合では5回に失点につながる失策。6回には、けん制死で追加点のチャンスをつぶすと、その裏からベンチに下げられている。原監督は「プロとして恥ずかしい」と非情に切り捨てた。阿部にとっては、毎年1月にグアム自主トレに同行するまな弟子だ。それだけに、ボーンヘッドが続くようだとバリカンの出番は避けられない。
今季は統一球の導入により、ロースコアの展開が続いている。5連勝しているが、内容は紙一重だ。だからこそ「高校野球のように1点を奪うことに全力を注ぐ」と、改めて「フォア・ザ・チーム」の重要性を説く。
「これからも刈っていく…いや、勝っていくよ」と腹を決めた主将。ウルトラマンの宿敵、バルタン星人が地球侵略を目指したように、巨人の「バリカン星人」も首位戦線侵略を開始。最後は逆転Vで「フォッフォッフォ〜」と高らかに笑うことが出来るのか。
(2011年8月9日06時02分 スポーツ報知)
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