http://www.asyura2.com/09/sports01/msg/256.html
Tweet |
株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu218.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
--------------------------------------------------------------------------------
(中村俊輔に)まだまだゲーム中にピッチの上にソファーを持ち出し座り
込んで、葉巻をくゆらせるような選手になってほしくない。イビチャ・オシム
2010年6月20日 日曜日
◆【サッカーW杯南アフリカ大会】「日本はタフだった」「侮れない攻撃」 6月20日 産経新聞
http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100620-00000042-san-socc
W杯で強豪オランダに惜敗した日本代表に対し、健闘をたたえる各国メディアの報道が目立った。オランダ国営テレビは「素晴らしい規律と組織力でオランダを苦しめた」と称賛。同国の全国日刊紙アルヘメン・ダフブラット(電子版)は「技術的にも優れ、ハードな働きを見せた」と評価した。
オランダ放送協会(NOS)も「日本はタフだった。オレンジ軍団(オランダ)は大半の時間、ボールをキープしたが意味をなさなかった」と粘着力のある日本の守備をたたえた。
同じアジアでは、韓国の聯合ニュースが、オランダゴールを脅かした日本を「侮れない攻撃だった」と好意的に見ながらも「デンマーク戦にすべてをかけねばならない状況に陥った」と指摘した。
不規則な弾道変化を起こす公式球「ジャブラニ」が明暗を分けたとの見方も。フランスのスポーツ紙レキップ(電子版)は、決勝点となったオランダ選手のシュート場面について「恐らく、扱いが難しいジャブラニ特有の弾道を描き、日本のキーパーを当惑させたのだろう」とした。
一方で、ブラジルの民放テレビ・グロボは「日本には(初戦に続く)勝利を手にするとの執念や勇気、創造力がやや足りなかった」と冷ややかに敗因を分析。同国のUOLインターネットニュースは「日本は(力の)限界までプレーした。決勝トーナメント進出は厳しい」と日本の“終戦”を宣告した。(W杯取材班)
◆イビチャ・オシム氏がオランダ戦を回顧 6月20日 スポーツナビ
http://southafrica2010.yahoo.co.jp/news/cdetail/201006200001-spnavi
――前半は集中して守っていたが
守備は規律を守ってよくやった。だが、もっといいプレーができたはずだ。攻撃ではボールをもっと速く動かすことができれば、もっと速いパスで相手をもっと余計に走らせることができたと思う。そして最後の部分で、フィニッシュの精度が問題なのだが、もっとコレクティブな攻撃ができなかったのかと思う。もっと勇敢にアタックするべきだった。サッカーは得点を競うスポーツだから、物足りない。日本代表の選手たちはオランダを怖がっていた印象がある。オランダが怖がるような攻撃ができていなかった。日本に欠けていたのは殺し屋の本能、チャンスがあったら絶対にそれをものにするという気迫。それがないから勝てなかった。
俊輔について話しましょう。彼は非常に良いプレーヤーだ。彼が先発でなかったことを彼自身がもっと考えるべきだ。俊輔は日本では非常にユニークな選手。しかし、サッカーについての考え方を彼自身が考え直すべきかもしれない。効果的なプレーは何かということ。それは遠藤保仁も同じだ。2人がモダンでスピーディーなプレーができれば、日本代表だけではなく、日本のサッカー界全体にとって大きな収穫になるはず。もし彼らがそれを身につけていないのであれば、わたしもその責任を感じなければいけない。しかし、それはすぐに修正できると思う。できなければ非常に残念なことだ。彼ら2人はもっといいプレーをしてほしいと思う。まだまだゲーム中にピッチの上にソファーを持ち出し座り込んで、葉巻をくゆらせるような選手になってほしくない。危険な場面にどんどん飛び出し続けるような選手であってほしいと思う。
直す必要があるのは選手のコンプレックス。日本代表の選手たちはコンプレックスを持ちすぎている。心配なのは、それが決定的な場面で出てきてしまうことだ。特にDFだ。今日もイブラヒム・アフェライが途中出場した後の時間帯に、GKと1対1になった場面が2回あった。同じようなことを繰り返してはいけないということだ。川島が素晴らしいセーブで2点を阻止した。もし失点していたら、ただ単に負けること以上の計り知れないダメージを負ってしまうことになっていた。川島はこの試合で自信を失う必要はまったくない。彼は今夜寝れないかもしれないが、ウェスレイ・スナイデルにあのようなゴールを決められたのは川島が初めてではないし、最後にもならないだろう。あの失点のことは気にせずに、防いだ2点を振り返るべきだ。
(私のコメント)
今回のワールドカップは日本チームは三連敗で帰って来るだろうと思っていましたが、カメルーン戦で一勝して俄然盛り上がってきました。それほど過去の結果がボロボロだった訳ですが、特に直前のテストマッチでは負け続けて日本チームはいいところが無かった。
Jリーグについても人気は落ちる一方であり、経営が苦しくなるチームが続出している。盛んだった頃は一億円プレーヤーも沢山いたのですが、テレビ中継も無くなり観客も来なくなったので有力選手は海外でプレーするようになった。しかし海外に出ても層が厚いからなかなか日本人選手は活躍できない。
実力的には確実に上がって来ているのですが、人気の方はずるずると下がって来たのは、まだまだフランチャイズ制がまだまだ根付いていないからだろう。東京にJリーグの試合に向いたサッカー専用スタジアムが無い事もそれを象徴しているのですが、国立競技場も横浜スタジアムも総合グラウンドで専用スタジアムではない。
野球は専用球場が数え切れないほどあるのに、サッカー専用スタジアムは地方においてもなかなか作ることが難しい。サッカー人口は決して少なくは無く野球よりも多いくらいなのですが、専用球場を作ろうとすると他の陸上競技団体などが妨害して総合グランドになってしまう。Jリーグは二万人程度の専用球場がないと定着は難しいだろう。
日本では空き地などでは草野球は見かけるが草サッカーはほとんど見かけない。主に学校などの部活などであるので社会人になるとサッカーをしなくなってしまう。日本人にはあまりにも単純なスポーツなので馴染みにくいのだろう。野球や相撲などにはさまざまな技や戦術が駆使されるが、サッカーは走り回るだけのスポーツだ。
サッカーなどでもアルゼンチンのメッシなど軽業的にボールを扱える選手もいるが誰にでも出来る事ではない。ボールコントロールが難しいから戦術を決めてもボールはその通りには動いてはくれない。野球のボールは手で投げるから神業的なコントロールで戦術も組み立てられますがサッカーではボール任せだ。
昨日の日本チームでも言えますが、味方へのパスすらなかなか通らずオランダに取られてしまう。攻守が絶え間なく変わり常に全力疾走をしなければならないから体力的にもきついスポーツだから草野球のようにはいかないのだろう。だからサッカーも日本人向きなサッカーのやり方を工夫して作り出せばいいのだろう。
日本のプロサッカーはまだ歴史が浅いから日本独自のサッカースタイルはまだ確立できていませんが、徹底した組織プレーが日本のスタイルなのだろう。昨日のオランダ戦でも守りは徹底した組織的な守りでオランダの攻撃を封じた。しかし攻撃になるとなかなか組織的に攻めることは難しい。
それは攻撃の中心になる選手がいないからだ。本来ならば中村俊輔が攻撃の中心になるべきキープレーヤーなのですが、オシム流に言うとソファーを持ち出して座り込んで葉巻をくゆらせていた。途中出場では実力が出ないという事なのでしょうが、昨日の試合ではボールを取られたりやる気が見えなかった。
昨日の試合を見てもヨーロッパの強豪とやるには徹底した組織サッカーをすれば対抗できる事がわかりましたが、守りでそれが出来ても攻撃でどのような組織的攻撃が出来るかが問題点だ。今回のワールドカップでもドイツやフランスやスペインなど強豪国が苦戦している。それだけ研究されて対抗されるとレベルが高い国でも勝つことは難しい。
日本もオランダを研究して対抗したから去年のように大敗する事はありませんでしたが、日本が点を取るにはセットプレーで取るしかないだろう。セットプレーで点を取るには正確なボールコントロールが必要ですが、今回の大会のボールはビーチボールのようにふらふらと不規則な動きをする。中村俊輔のセットプレーの機会はコーナーキックの一回だけでしたが直接狙うものではなかった。
ボールが不規則な動きをするのだからミドルシュートが効果的だと思うのですが、ゴールキーパー泣かせのボールだ。だからイギリスのゴールキーパーもファンブルしてボールがゴールに入ってしまった。良く弾んで飛ぶからドライブの効いたシュートもゴール上に行ってしまう。だから中村俊輔の変化の効いたシュートも生きてこない。
私は特にサッカーファンでもないから詳しくは無いが、テレビは朝から晩までサッカーの番組をやっている。しかしサッカー解説で適切な解説をする人は少なく中継を見ていてもうるさいだけの解説者がいる。監督やコーチにもなれないから解説者になっているのでしょうが、だからテレビのサッカー中継も減ってしまうのだ。
日本がワールドカップの常連になれたのはいいが、Jリーグの人気の低迷が心配だ。東京にもサッカー専用スタジアムを作るべきだし、韓国や南アフリカでは6万人レベルの専用スタジアムが幾つも作られたのに、日本では作られたのは埼玉スタジアムぐらいだった。野球に比べるとプロサッカーに対する理解が少ないからだ。
地方の人は地域起こしと何度も言うが、地元にプロサッカーチームがあるかどうかでも違ってくるのですが、二万人レベルのサッカー専用球場を作るという地方は少ない。私から見て理想的なのは仙台スタジアムですが、それでもゴール裏の距離がありすぎる。どうして理想的なサッカースタジアムが作られないのでしょうか? スタジアムを作るとなると100億円以上のカネが動くから、サッカーのことが分からない地方の権力者が出てきて総合競技場にしてしまうからだ。
Jリーグのホームスタジアムとしては2万人規模の仙台スタジアムがいい。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- Re: (製造業各社に)まだまだゲーム中にピッチの上にソファーを持ち出し座り込むような企業になってほしくない metola 2010/6/20 17:16:56
(0)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。