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(回答先: 景気回復に向け、綱渡りする亀井大臣(中)(PJニュース) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 11 月 20 日 17:34:23)
http://news.livedoor.com/article/detail/4460766/
景気回復に向け、綱渡りする亀井大臣(下)
2009年11月20日05時34分 / 提供:PJ
「第二会見」で内需拡大策の重要性について語る亀井金融相(撮影:高橋清隆、10月27日)【PJニュース 2009年11月20日】(中)からのつづき。
2次補正と新党結成で亡国回避策探る
95兆円台の10年度予算が示されたのは、亀井氏の入閣があってのことだと確信する。その年度予算も、事業仕分けによって削減額は日に日に増す。09年度2次補正予算の規模について菅直人副総理兼国家戦略担当相が1次補正の執行停止で確保した2.7兆円を上限とする案を示したのに対し、亀井氏は16日、「金額が少ない」と反発した。
亀井氏のかねての持論とその妥当性を理解する者には、正統な行動に移るはず。しかし、マスコミは「財政拡大論を収める気配は全くない」(毎日新聞)などと相変わらず批判的だ。
連立3党の中で亀井氏の立ち回りは、まさに綱渡りである。知ってか知らぬか国家を衰退させるだけの財政均衡主義と市場原理主義に執着する政治家が多数を占める民主党と「契約」して、どこまで本心からの政策が打てるのか。一方で、真性保守を標榜する「平沼グループ」や田中康夫の「新党日本」との接触を図りながら、主張のさじ加減を探る。
「人斬り以蔵」は、仙石氏への亀井氏のリップサービスである。近代以降、幕末の志士は英雄視され、以蔵は勧善懲悪の剣士と見なされている。しかし、明治維新が国際金融資本に日本列島を明け渡す侵略代理戦争にすぎなかったことを知る者には、意味深な表現ともとれる。坂本龍馬やジョン万次郎は被侵略国を内側からこじ開けさせる「トロイの木馬」だったが、以蔵は両人に仕えたからだ。
1時間でベルトコンベアー式に数百億円の事業が削られる仕分け作業は、人民裁判に見える。某大手新聞社主催のシンポジウムでの仙石氏の発言を知ってあ然とした。「政治の文化大革命が始まった」と誇らし気なのだ。このままではわが国100年の積み上げが、無に帰すのも時間の問題である。
国民一人当たりGDPが世界18位まで下がった経済を回復させるには、むしろ歳出増でなければならない。ところが大衆は、仕分けの進展に快哉(かいさい)を叫ぶ。少なくとも、街頭インタビューや世論調査で伝えられる国民の反応は。
亀井氏が中小企業金融円滑化法案を提言したのは、知人である地元中小企業主が自殺に追いやられた悲痛な体験がきっかけになった。16日、実質GDPが年率換算で4.8パーセント増に改善と発表されたが、「数字の中身が問題だ」が亀井氏の口癖だ。下請けの不振や失業者の拡大は、深刻化するばかりだからである。
マスコミがそろって国力衰退を促す中、小政党所属の亀井大臣のまっとうな持論が政策に反映されるかどうかは、世論の後押しいかんにかかっている。【了】
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パブリック・ジャーナリスト 高橋 清隆