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(回答先: 蓮舫は選挙があるから、必死だ【トルシエの世界】 投稿者 こーるてん 日時 2009 年 11 月 15 日 23:20:52)
毛利さん「仕分け人」と激論、日本科学未来館巡り 【goo】 http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20091113-567-OYT1T01071.html 2009年11月13日(金)21:32 政府の行政刷新会議が13日に行った「事業仕分け」で、日本科学未来館を巡り、館長を務める宇宙飛行士の毛利衛氏が同館の存在意義を強調し、「仕分け人」らと激しい議論を交わした。 財務省側が赤字と説明すると「高校、大学の経営で赤字と言いますか? この認識自体が官僚的発想だ」と逆襲。また、用意してきたパネルを持ち出し「低成長の中、来館者は伸びて90万人になった。ちゃんと見て」と仕分け人に反論した。激論の末の判定結果は「予算の削減」だった。 文部科学省は、次世代スーパーコンピューター開発費についても、ノーベル賞を受賞した理化学研究所の野依良治理事長の出席を検討した。都合で実現せず、こちらは「限りなく予算計上見送りに近い削減」と判断され、応援団の有無が明暗を分けたとの見方もある。 |
仕分け人決めた スパコン開発凍結 【スポニチ】 http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20091113057.html 政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)は13日午前、2010年度予算概算要求の無駄を洗い出す事業仕分け3日目の作業を行い、文部科学省が進める次世代スーパーコンピューター開発事業(要求額267億円)について「凍結」を求めた。 同事業は民間企業と独立行政法人理化学研究所が世界最高性能を目指し共同で取り組む開発プロジェクト。厳しい財政状況の中で要求通り予算を認めるかどうかが議論となっていた。仕分け作業グループは「一度立ち止まって戦略を練り直すべきだ」と指摘した。 財務省の担当官が冒頭「これまで545億円の国費を投入。システム開発に本格的に着手すれば、さらに700億円近くが必要と見込まれる」と問題点を指摘。仕分け人から「1位でなければ駄目なのか」「国民生活にどう役立つのかが分かりにくい」などの疑問が相次いだ。 総務省の情報技術(IT)関連4事業は「事業の狙いが不明確」「他省庁にも類似事業がある」などとして、ベンチャー企業支援と人材育成の2事業(同計1億円)を「廃止」、国民生活や学校教育での新技術活用を後押しする2事業(同計92億円)を「予算計上見送り」と判定した。 働きながら育児や介護をしやすい環境をつくるための厚生労働省の「両立支援レベルアップ」など二つの助成金(同計22億円)に関しては、支給窓口の財団法人二十一世紀職業財団の役職員に厚労省OBが就任、管理費が12億円に上っていることに批判が続出、支給方法の改善を含む「見直し」が必要とした。 午前の作業では地方交付税も取り上げられる。総務省は15兆7773億円を要求。原口一博総務相は景気後退による税収不足で地方財政が厳しいことに配慮し、1兆1千億円を上乗せするよう求めているが、藤井裕久財務相は大幅増額に反対しており、予算編成の焦点の一つとなっている。 [ 2009年11月13日 12:45 ] |
今回は放射光施設SPring-8の予算も削られるという話です。(http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002512572.shtml)
これから日本が食っていくためには先端技術を抜きにするわけにはいかないと思うのですが。普通の技術では人件費の安い国がいっぱい追いかけてくるし。
これでは研究者のやる気をますますそぐことになり、頭脳流出はなお一層進むでしょう。
米国は金を使って、そういった研究者など、世界から一流またはそうなる可能性のある研究者を連れてくる。だから経費はいちばん多く使うが成果もいちばん多い。(どれだけ使ってもそれ以上に稼げるのなら経費などいくらでも使えという、まさに資本主義の鑑であります。)
日本は自前の研究者で成果を出してきました。国もそれなりにお金を出してきました。それで輸出産業も大きく育って今まで食えてきたんですがね。
(下のグラフによれば、日本の政府の負担割合はEUや米国の半分かその近くしかない。民主党の仕分け人によれば、これでもまだ多すぎるらしい。よほど小さな政府が好きなのだろう。しかしそれでは上の「資本主義の鑑」の逆で、経費が惜しいからと思って減らしたらそれ以上に利益が減ってしまったというパタンとなる可能性が高い。ジリ貧。どつぼ。)
これからの日本をどうするつもりなのでしょう。
科学技術を振興させないようにして、資源も食糧もなく高齢化の進む日本は何を糧に生きていけばいいと思っているのでしょうか?(というか、そんなことは全く考えていないのか…。)
従業員に金を払うのを惜しんだ挙句「内需がない」とホザいている強欲経営者やその後ろ盾になった政治家と同じく、「金の卵を産むニワトリを殺す話」なんて聞いたことがないフリをしているのか?あるいはその話の寓意に本当に気がつかないほどの阿呆なのか?
そもそも仕分け人の中には、考えているのは観客に対するパフォーマンスだけ、という人はいないでしょうな。
というか、小生が聞いた大阪のラジオ放送では、蓮舫議員が役人を攻め立てる様子に対するその放送局のアナウンサーの反応が、役人を攻撃する橋下大阪府知事に対する彼らの反応をホーフツさせました。ともに元タレントで、どう持っていけば観客の反応がどうなるか、と日夜考えてきた人たちなので、それに見合った行動の仕方になるのでしょうし、放送局とすれば彼らは元々仲間だし。
そういえば劇場型政治という言葉がありましたが、仕分けの様子を実況中継しているのだから、あの体育館が劇場そのもの。は〜。
役人を叩くフリをして実は財務省がウハウハというのも小泉時代と一緒。
これでは四等国以下になるのももうすぐかも。
画像はいずれも文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/006/006b/080728/001.pdf
さいわい、この仕分けの結果はあくまで「参考意見」らしいので、まだ決定したわけではないらしい、というのが救いであります。今のところは、ですが。