★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK74 > 439.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 「裁判員裁判、裁判官が感想ダメ…神戸地裁、市民と意見交換に待った」 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2009 年 11 月 04 日 21:40:30)
裁判を市民に分かりやすく親しめるものにするはずの「裁判員制度」。けれど元々如何すれば親しめるか、市民の議論を経ていたのか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここから)
http://mainichi.jp/select/jiken/saibanin/news/20091030ddm041040010000c.html
裁判員裁判:「意見が反映されない」 4人「もうやりたくない」 地裁浜松支部で会見
静岡地裁浜松支部(北村和(わたる)裁判長)の裁判員裁判で29日、判決後に記者会見した裁判員4人全員が、再び裁判員に選ばれることに難色を示し、うち1人は「重要なところは裁判員の意見が反映されなかったと感じる」と評議の進め方に不満を述べた。判決は交際中の女性(当時46歳)を殺害したとして、殺人罪などに問われた無職、松田孝一被告(50)に懲役13年(求刑・懲役15年)を言い渡した。
裁判員6人のうち男性3人、女性1人が会見。「裁判員をまたやってみたいか」という質問に、3人は「やりたくない」「何とも言い難い」「ちょっといいですね」と答えた。
28歳の男性も「裁判員制度の趣旨が伝わってこない。気持ちが反映されないと感じた。3日間、裁判に付き合わされただけじゃないのか」と疑問を呈した。裁判員の意見が反映されない点があったとして「評議や休み時間に、裁判官に『意見を聞いてください』と伝えたが、聞き入れてもらえなかった」と話した。
男性は「裁判官から『法律で決められているので』と説明されてしまうので、何も言えない」と述べた。公務員の女性は「自分の意見が使われる、使われないの線引きがどこにあるのか、きっぱり言えない部分がある」と答えた。
同支部では初の裁判員裁判で27日から開かれていた。
会見後、男性裁判員の発言について、同支部は守秘義務が課せられた「評議の秘密」に当たるか協議し「違反に当たらない」とした。【平林由梨】
【関連記事】
裁判員裁判:評議の進め方に不満 地裁浜松支部の裁判員
裁判員裁判:検察側が前科強調、元組員に懲役5年6月
裁判員裁判:罪名変更で判決 地検は控訴せず 横浜
裁判員裁判:「イラストで個人特定」会見撮影拒否 甲府
裁判員裁判:呼び出し状忘れ「不出頭扱い」甲府地裁
毎日新聞 2009年10月30日 東京朝刊
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20091028ddlk22040199000c.html
「裁判員裁判:地裁浜松支部で初公判 刑の重さ焦点に 殺人罪、起訴内容認める /静岡」
◇6人、熱心に耳傾ける
静岡地裁浜松支部(北村和裁判長)で27日、同地裁沼津支部に続いて県内2例目となる裁判員裁判が始まった。殺人罪などに問われた、磐田市見付、無職、松田孝一被告(50)は起訴内容を認め、焦点はどの程度の刑が相当なのかに絞られた。選任された6人の裁判員は男性3人と女性3人。初日は裁判員が質問する場面はなかったが、検察側、弁護側の主張に熱心に耳を傾けた。被告人質問を踏まえて28日に結審し、判決は29日に言い渡される。【平林由梨、大西量、小玉沙織】
裁判官3人と裁判員6人(男性3人、女性3人)、補充裁判員の男性2人が入廷し午前10時、開廷した。裁判員は全員、黒やグレーのスーツ姿。北村裁判長が「起訴内容に間違いありませんか」とただすと、証言台に立った松田被告は「間違いありません」と答えた。検察側の冒頭陳述が始まった。
□検察側
泉雄大検事は、事件を起こした動機について、交際していた被害者から被告が仕事に就いていないことなどをかねてなじられていたと述べた。事件当日は、同居状態にあったアパートから「出ていけ」などと被害者に言われ、かっとなって首を絞めたと説明した。 証拠調べで、6人の裁判員の前に個別に置かれた小型モニターに、被害者の遺体を映した。首の骨折状況の説明は写真でなく、解剖医が描いたイラストを使った。裁判員の心情への配慮からだ。「甲状軟骨が折れていました」。泉検事が自分の首筋に手を触れると裁判員は一斉に顔を上げた。
午前11時半から午後1時半までの休廷を挟んで再開。「(被害者に)裏切られたとの絶望感から思いきり首を絞めていた」。交代した野寄政直検事が被告の取り調べ調書を読み上げた。
□弁護側
弁護側は冒頭陳述の前に「量刑」「刑罰」など法律用語の意味や目的を分かりやすく説明。A4判の資料を配り大型スクリーンも使って主張を展開した。
情状にかかわる「犯行の原因」について、被害者から「出ていけ」と言われ、顔をたたかれたためだ、と説明。「自首」は刑の減軽が可能と強調した。
午後の弁護側の証拠調べで被告が自首したいきさつなどを詳しく説明。被告が自首前、被害者の次男に事件を打ち明けたメールを大型スクリーンに映した。裁判員2番は顔をしかめながら、画面を見た。
被告が母親に事件を起こしたことを告げ、交番に出向く経緯の説明に入ると、被告は鼻をすすり、目をハンカチで押さえた。裁判員1番と2番は被告を見つめ、裁判員5番が顔を上げた。
「被害者の家族には本当に申し訳ない。被害者の冥福を祈って仏壇に手を合わせている」。被告の母の話をこう紹介すると裁判員1番は深くうなずいた。
◇傍聴券7倍、317人が行列
静岡地裁浜松支部前の公園には27日午前8時ごろから傍聴券を求める人が集まり始めた。45席の一般傍聴席を求めて計317人が列を作り、抽選倍率は約7倍となった。
友人たちと来ていた浜松市東区大蒲町、主婦、新村久予さん(49)は「裁判員裁判を見てみたかった。市民が参加することになるので、一般の人でも法知識や裁判手順などを知る必要があると思う」と話した。同市中区富塚町の主婦(58)は「私にとって制度は荷が重い。でも、実態を知らないから、どう運営されるか見たかった」と語った。
==============
<事件の概要>
松田孝一被告(50)は6月12日午前9時ごろ、磐田市見付の自宅アパートで、当時交際していた同市水堀、パート清掃員の鈴木ます子さん(当時46歳)の首を絞めて殺害。現金2万7000円が入った鈴木さんの財布などを盗んだ。松田被告は、その日のうちに実家のある札幌市に逃亡したが、14日、母に付き添われて同市内の交番に自首した。
==============
◆検察側、弁護側の主な主張
◇検察側
(1)被害結果は重大。被害者は未成年の子どもや家族を残して死んだ。夫の処罰感情も強い。
(2)被告は仕事をしても長続きしない。
(3)苦しがる被害者にさらに馬乗りになり首を絞めたのは残忍。
(4)殺害後、バッグを盗んだ。
(5)逃走し、自己中心的。
◇弁護側
(1)遺族へ手紙を書き、反省している。
(2)被告は派遣切りに遭うまでまじめに働いていた。就職のため何度も面接を受けていた。
(3)愛していた人に暴言を吐かれ、ほおをたたかれて絶望し、初めて殺意が生じた。
(4)バッグを盗んだのは中にある車の鍵を使いたかったから。
(5)自殺も考えたが、自首して罪を償う決意をした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここまで)
■関連:甲府・裁判員「個人が特定される!」会見撮影拒否/求刑死刑なら『受けたくないです』(今はやさしい体験版?)
http://www.asyura2.com/09/senkyo73/msg/756.html
投稿者 戦争とはこういう物 日時 2009 年 10 月 24 日 20:33:53: N0qgFY7SzZrIQ