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(回答先: Re: はやされる太陽エネルギー、しかし、その稼働率は15%にさえ行かない。背景にあるのはエネルギー支配では? 投稿者 metola 日時 2009 年 10 月 17 日 09:06:35)
そうですね。原子力とか火力などにあまりに偏るのは非常に危険だと思います。ただ、地熱の場合は、小規模発電所が分散してエネルギー供給できるのです。たとえ大規模震災が発生しても、発電所が分散しているので、危険性はほぼありません。
電力需要量については、一日の変動が、最も少ない時刻の朝の4時位から最も多い時刻の午後2時では、8割ぐらい増加するようですね。こんなに変移が大きいとは知りませんでした。そして、こんなに変移が大きいとすると、太陽光でまかなうのは無理であると思いますが、いかがでしょうか?
どちらにしても、日本のように天候の変化が結構激しい国では、風力にしても太陽光にしてもあまり有利であるとは思えません。オランダなどのヨーロッパの国々では、北極圏からの風が比較的定常的にあまり激しくなることなく吹いているので、風力がかなり有利なのですが、日本は一定の風力が確保できるところはあまり多くない。また、台風が北海道を除いて全国に来るので、台風対策で費用がかかる。ヨーロッパの特に北部の国には台風は来ないので、この点がまったく日本で言われていないこと自体が、一種の世論操作が行われているのだと思います。
太陽光は風力に比べてさえ、もっと問題が多い。太陽光の発電パネル自体がかなり高価であり、大量生産でもあまり安価にはならない。また、どうしても10年以上経てばこしょうなどが起こりだし、一定のメンテナンスの必要性が出てくる。
更に、太陽光で作った電力を貯めておくためにはこれまた高価なバッテリーが必要になり、もし大規模に太陽光発電をするとなると、パネルやバッテリーにレアメタルを多量に使うので、資源輸入国である日本に取りそれだけでかなり不利。
ですから、どう考えても地熱発電が日本にとり有利なのです。そして、地熱発電を今大規模にやれば、公共事業不足で困っている建設業に対しても、ちょうどいい。
更に、地熱発電の技術開発の余地はまだまだあるので、日本でその技術開発をして、技術輸出をすることができる。多分、世界中で地熱発電の必要性が高くなるので、なるべく早く日本で技術開発をすることが、今後の日本の地位を確立するためには必要。
今の日本の政治は、わざわざそういうことから世論の関心を外しているという感じがしますね。