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(回答先: 中間層の預金価値なんかを守ることが、そんなに重要なことと思いません。 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2009 年 10 月 12 日 21:39:02)
インフレといっても緩やかなインフレと急激で大幅なインフレとではまったく違います。
>10万円紙幣とか100万円紙幣とかどんどん印刷して配ればいい
というお話だったので、ハイパーインフレになると仮定して、書いています。
ジンバブエがハイパーインフレで有名ですが、あそこはほぼ農業国ですから自給自足経済の割合が9割以上で、いくらハイパーインフレになろうと、国民生活にはあまり関係ないのです。ですから、ジンバブエで人が餓死したというようなニュースは聞きません。
しかし、日本のような工業国、つまり、会社と勤労者世帯が多い国ではそうは行きません。ハイパーインフレ下では物価が日々上昇します。朝200円だったものが夕方には300円になっていたというような笑い話まであります。つまり、一定の金を使うにも、いつ使うかによってその価値がすぐに変わってしまうのです。しかし、一月後とか半年後でないと金が入ってこないというような会社はいっぱいあります。現金決済で仕事をしている会社はそんなに多くないのです。ですから、そういった会社がまず通常の業務ができなくなります。日本の輸出産業が一円の円高になることによって円での受け取り金額がたとえば100億円目減りするとか言われていますが、それと同じことが国内取引で生じるわけです。たとえてみれば、今まではプールのような流れのない水の中で泳いでいたものが、谷川の急流で泳がされるようなもので、そのスピードに遅れてしまったら、命取りになるわけです。
ですから、小規模な政府紙幣の発行なら、つまり、何億円とか何百億円とかというレベルなら、実体経済に比べて非常に小額ですからインフレとは結びつかないでしょうが、現実を見れば、毎年毎年赤字国債を30兆円以上発行しなければいけないわけで、そういう状態であれば、小規模な政府紙幣発行で済むはずがないと思います。
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