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岡田克也外務大臣が、外務省における大臣会見を記者クラブ所属記者だけでなく全メディアに開放したことがかなり大きなニュースになっている。しかし、小沢一郎前代表のときから、民主党代表の記者会見は、全メディアに開放されていた。また、鳩山由紀夫代表になってからも、民主党代表の記者会見は前ミディアに開放されていた。いったいなぜ、この時期に、岡田克也の外務省だけが記者会見の開放を行うのか?
つまり、本来なら、鳩山由紀夫代表が率先して首相会見の全メディアへの開放を行い、各省庁へもそうするように通知をすればすむ話だ。実際、政権につく直前、鳩山由紀夫は上杉隆と言うフリーランス記者に対して次のように語っていたとされる。
http://agora-web.jp/archives/749649.htmlから一部コピー
「私が政権を取って官邸に入った場合、上杉さんにもオープンでございますので、どうぞお入りいただきたいと。自由に、いろいろと記者クラブ制度のなかではご批判があるかもしれませんが、これは小沢代表が残してくれた、そんな風にも思っておりまして、私としては当然、ここはどんな方にも入っていただく、公平性を掲げて行く必要がある。」
ところが、9月17日の首相記者会見では、この約束は守られず、全メディアへの開放はされなかったのだ。
官庁における記者クラブ制度の維持をするかどうかは、結構大きな問題で、一大臣が勝手に決めていい問題ではないはずだ。ところが、岡田克也外務大臣の大臣記者会見だけが全メディア開放で行くとされ、与党としての民主党の方針はまったく示されていない。
そもそも、下に引用した記事を書くとき、記者会見の全メディアへの開放は小沢一郎前代表のときに始まっていたもので、民主党としての伝統であったと書くべきだった。しかし、そういう情報は示されていない。つまり、うがった見方をすれば、岡田克也が一人良い格好を許されているのだ。
そもそも、記者クラブ制度は利点も欠点もある。利点はそれなりにマスコミが組織化され、いついつ記者会見をするからと幹事社に伝えれば、記者クラブ所属の記者にはそこから伝わっていくことなどがある。欠点は当然、ニュースソースの独占だ。だから、記者クラブを原則登録制にして、フリーランスの記者も事前登録しておけば、自由に記者会見に参加できるし、官庁への取材もできるとするべきなのだ。連絡等は、インターネットやメールを使っていくらでも工夫ができる。
だから、もうそろそろ、民主党政権として、官公庁の記者クラブ制度をどうするのか、統一見解を出すべきだ。社民党は、こんなときこそ発言をするべきではないだろうか?特に、警察関係の記者クラブ制度についてどうするか、それを決めるべきだ。
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009092901001110.htmlよりコピー
全メディアに記者会見を開放 岡田外相
岡田克也外相は29日、記者会見を外務省記者クラブ所属の報道機関に限らず全メディアに開放した。事前登録したフリーランスやインターネットメディアの記者ら約20人が今回初めて参加し、会見は約50分間に及んだ。
岡田氏は「従来の状態を続ければ、記者クラブ以外の記者の取材機会を奪い、国民の知る権利にもかかわる問題になる」と開放の意義を強調した。
2009/09/29 22:24 【共同通信】
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