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(回答先: ”ナベツネ+ナカソネ” ではないのか? 八ッ場ダム建設継続を住民に煽動し、マスコミを使って連立政権を揺さぶってるのは。 投稿者 新世紀人 日時 2009 年 9 月 23 日 14:45:46)
http://kenken55chiba.blog54.fc2.com/
八ッ場ダム:失われるかけがえのないもの
2009/09/23
相変わらず、マスコミの論調は、まるで「公約を実践することは悪である」というように
八ッ場ダム建設中止をバッシングしている。
1都5県の負担金返還問題や、地元住民への補償問題など、扇情的で事実誤認
だらけの報道が相次いでいるが、このブログでかなり反論してきた。
ただ、どうしても不可解なのは、
「八ッ場ダムを建設すれば、美しい吾妻渓谷と周辺の大自然を粉々に破壊し、
800年の歴史を持つ名湯川原湯温泉を消滅させてしまう」
と言う事実が、このかん、マスコミでほとんど語られていない点だ。
今日はこの点に絞って、心の底からの思いを書かせていただく。
八ッ場ダムができれば、この吾妻渓谷の美しい姿を見ることは二度とできない。
新聞に載った上空からの写真↓ 右側の森に隠れるようにウネウネと続くのが
現在の川原湯温泉。左側上部のマッタイラな造成地が、温泉の移転する代替地。
現在の川原湯温泉。今時珍しい、本当にひなびた温泉街である。すっかり寂れて
しまったが、再建策を講じれば再び人々が戻ってきて、昔の賑わいを取り戻す日が
必ずやってくる。
しかしダムができれば、この温泉街はすっぽり水没してしまうのだ。
代替地に作られる温泉街は、ダム湖を見ながらダイエットができるという「スポーツジム
+健康ランド」のような施設になるという。川原湯温泉と言う個性的なブランドを棄て、
日本中どこにでもある「健康ランド」になって、果たして未来が開けるのだろうか?
水没するのは温泉街だけではない。
周辺のいろんな「古き良き風物」も水の底に沈んでしまう。
江戸時代から伝わる崖の岩の窪みに置かれた石仏群。
隣に建てられた観音堂と共に「三つ堂」と呼ばれ、お盆のときにはロウソクが灯されて
幻想的な風物詩として村の人々に親しまれてきた。
私は一昨年の11月に訪れて、秋の陽射しに微笑む素朴な仏様たちに囲まれ、
ここが大好きな場所になってしまった。
それが、昨年5月におとずれたときには、石仏さんたちは味も素っ気もない代替地に
移転させられ、作りもののはりぼて岩の中に、居心地悪そうに納まっていた。
隣には、ピッカピカの観音堂が・・・ あああ
これが「ダムありき」の再建なのだ。長い間この地に伝わってきたかけがえのないものを
手放し、代わりに手に入るものとは・・・
「地元の人間でもないものが偉そうに何を言うか」「お前らに、何が分かるか」と
再び罵声を浴びせられるかもしれない。
だが、しかし、数千年をかけて作られてきた渓谷美、山肌、木々のざわめき、こんこんと
湧くお湯、この地の人々が営々と築いてきた暮らしの証。川原湯温泉を愛してきた
湯治客の思い。
これら全てを失うことに「いやだ」「やめてくれ」という権利は私たちにはないのか。
今生きている地元の人たちだけが、これら全ての生殺与奪の権利を持っているのか。
すだく虫の音に、いつになくメランコリーな気分に沈みながら、遠く吾妻渓谷に思いを
馳せる秋の夜長であった。
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05:50 八ッ場ダム
【八ッ場ダム: 費用便益とは何ぞや?
2009/09/21
昨日の朝日新聞の2面「ダム見直し賛否噴出」という記事で、「費用便益」という
数字が出ている。「ヒヨーベンエキ? 何、これ?」と思う方は多いだろう。
費用便益とは、費用対効果を数字で表すもので、道路やダムなど主に公共事業に
使われる。もっと平たく言えば、「この工事は、これだけコストをかけてもペイするか?」、
つまり、工事の必要性を図る指標であり、数字が高いほど、「ペイする」ことになる。
で、国交省発表の八ッ場ダムの費用便益は 3.4
湯西川ダム(1.5)や、霞ヶ浦導水(1.2)に比べて頭抜けて高い数字だ。
数字だけ取り上げれば、「ほら、やっぱり八ッ場ダムは必要じゃないの」となる。
が、お立会い。これこそ数字のマジック。引田テンコーさんもびっくりのタネも仕掛けも
テンコ盛りの「まやかし手品」なのだ。
◆国交省が「3.4」とする根拠
「八ッ場ダムができると、吾妻川の流量が一定化し、吾妻渓谷の景観が改善される。」
◆反論
八ッ場ダムができると、吾妻渓谷の上流は破壊されてダム湖の底に沈み、ダムの下流
の渓谷も、そびえ立つダムで景観がさえぎられ、岩が苔むして見るも無残な姿になる。
渓谷は、時々洪水で岩肌を洗われることで美しさを保っている。
すぐ近くにある三波石峡は昔は有名な美しい渓谷だったが、下久保ダムが作られたあと、
岩にコケや草が生えてしまい、今は見る影もない。
◆国交省「八ッ場ダムは洪水を大幅に減少させる」
◆反論
国交省は、「利根川の氾濫は上流と下流とで同時に起き、堤防がこわれ、首都圏が
一気に洪水に襲われる」としているが、こんなこと現実に起きるはずがない。
実際の洪水では
上流ブロックで氾濫すれば、洪水の一部が外に逃げて水位が下がるため、
下流ブロックでの氾濫は起きにくくなる。
お役人は机の上で考えるから、「上流と下流が全て同時に氾濫する」などという
珍現象を思いつくのだろう。幼稚園の子どもでも、水は高いところから低いところへ
時間をかけながら流れることを知っている。
ちなみに、国交省は2007年12月の事業評価では、費用便益を「2.9」としていたが、
なぜか1年後には「3.4」に引き上げた。よほど数字の裏づけがほしかったようだ。
どちらの数字も疑問だらけなので、「八ッ場あしたの会」から国交省八ッ場ダム事務所に
今年6月2日に公開質問書を送ったが、3ヶ月以上経った今も、回答はなし。
タネも仕掛けもトッピ過ぎて、国民には知られたくないのでしょうね。
以上のもっと詳細な説明は以下のリンク(八ッ場あしたの会)でご覧いただけます。
国交省八ッ場ダム事務所への公開質問書
費用便益計算の矛盾についての解説
「八ッ場ダムによる吾妻渓谷の景観改善(事業評価の問題点)」
「洪水についての問題点」
「八ッ場ダム事業の費用便益計算の問題点について(その2)
本日の結論
「大ウソつきのコンコンチキ!」とよく言うが、これからは
「大ウソつきのコッコーショー!」と言うことにしましょう!
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18:48 八ッ場ダム
[新世紀人コメント]
マスコミ(糟塵)による悪煽動は陰に隠れた追われた権力者達による「逆三里塚」である。
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