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(回答先: 10件目?の裁判員裁判:強盗傷害で被告に懲役6年・津地裁の裁判 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2009 年 9 月 19 日 03:24:52)
死刑も在りうる事件で、無期懲役判決となった。「重過ぎる」との感想は、市民感覚を生かしたい裁判員裁判では当然出るべきもの。
ただし、マスコミの扱いが「あなたの判決は?」では、被告の生き死にを弄んでいる感がありはしないか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここまで)
http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news2.php?genre=Detail&newsitemid=2009091401000942
[2009年09月14日(月)20時58分]
『和歌山地裁・裁判員裁判詳報』
和歌山地裁で14日開かれた裁判員裁判の主な法廷の様子は次の通り。(裁判員は法壇に向かって左から順に1〜6番と表記)
【開廷・罪状認否】
38の一般傍聴席を求めて415人が並んだ。午後1時半前、和歌山地裁の101号法廷。手錠と腰縄をつけられた白髪交じりの赤松宗弘被告が、白い半袖シャツに黒のズボン姿でうつむきがちに入廷した。
1時32分、裁判員6人と裁判官3人が法壇に立ち開廷。2番は女性で、ほか5人は男性。スーツ姿やラフなジャケット姿と服装はまちまちだ。
成川洋司裁判長が起訴状の内容を確かめると、証言台前に立った被告ははっきりした口調で「間違いありません」と認めた。
【冒頭陳述】
検察官が証言台の横で冒頭陳述を開始。「この事件について、検察側がどのような事実を証明しようとしているのか説明していきます」。法廷に響き渡る大きな声。「です、ます」調で一語一語区切りながらかみ砕いて説明する。
二つの大型モニターには「事件のあらまし」などの文字が次々と映し出された。裁判員6人は手元の資料に目を落としながら時折メモを取る。
「被告人が後ろからタオルを首に巻き付けたところ、被害者は苦しみもがき『ギャッ』と叫びました」。検察官が犯行状況の説明を始めると、裁判員1番は何度もうなずき、2番は数回深呼吸した。ほかの4人は資料に目をやったまま動かない。被告は両手をひざに置き、前かがみの体を支えている。
最後に、刑を言い渡すために考慮すべき事情として「執拗で残忍な犯行」「動機に同情すべき点がない」などと列挙。終了後、裁判長が左右を向き「分からなくてもう一度説明してほしいところはありますか」と声を掛けたが、裁判員6人はうつむいたままだった。
続いて弁護側冒頭陳述。主任弁護人の声は検察官に負けない大きさで、はっきりとした口調。資料を見ることなく、裁判員6人に何度も目を向けながら「両親の墓前に行って泣きながら罪を告白した」「遺族にも謝罪の手紙を書いた」などと被告の情状を訴える。被告ははなをすすり、目には涙を浮かべた。
【証拠調べ】
休憩後、2時40分に再開。検察側は犯行現場の説明を始めた。被害者方の見取り図を示した後、傍聴席から見える大型モニターが消され、裁判員の前にあるモニターに遺体の写真が映し出された。
「ショックを受けるのでご覧になりたくないかもしれませんが、結果を知るための重要な証拠です。2枚だけなので、ぜひ見ていただきたいと思います」と静かに語りかける検察官。
写真とともに生々しい説明も加わる。「両手両足が伸び、口からは舌が突き出て鼻から出血もありました」。裁判員2番は顔をしかめハンカチで口を覆う。1番は口を真一文字に結び、こわばった表情でモニターを凝視した。
続いて凶器の確認に入る。首を絞めるのに使ったタオルと電気コードを手に取り、検察官が証言台の横から裁判員らに提示した。裁判員2番は再びハンカチを口元に当てた。
裁判長が被告に前に出るように促す。検察官が「殺すのに使ったもので間違いありませんか」と尋ねると、被告は「間違いありません」と素直に認めた。
最後に検察官は、被害者のカラオケ仲間の供述調書を朗読した。事件当日も一緒にカラオケを楽しんでいたことなどが読み上げられる。「カラオケの帰りが今生の別れになるとは、思いもしませんでした」との友人の言葉に、被告はうつむいてはなをすすった。
【証人尋問】
被告と同居していた男性が証人として出廷。被告は下を向いたままだ。検察官、弁護人とも被告の収入や生活状況を尋ねた。机にひじを突きやや疲れた様子の裁判員も。「7年間一緒に暮らした友人として被告に言いたいことは」との弁護人の質問に、男性は「大きな罪を犯したんやから深く反省してほしい」と言葉に詰まりながら話し、右手で涙をぬぐった。
【証拠調べ】
10分の休憩後、再び検察側証拠調べ。「よろしいでしょうか」。検察官が6人の裁判員をゆっくりと見つめながら、落ち着いた声で被告の供述調書を朗読し始めた。
被告の経歴や収入などを述べた後、殺害状況の説明に移り「写真をお見せします」と検察官。大型モニターには、被害者方の見取り図のほかに、人形を使った現場の再現写真が映された。
あおむけに倒れた人形の首をしつこく絞め上げる写真に、裁判員2番は左手で口を押さえた。4〜6番はじっとモニターを見て動かない。被告はうなだれて体を左に傾け、目を閉じたまま。
最後に被告の犯行前の心境を読み上げた。「被害者は一人暮らしなので、わたしの方が力が強く、見つかっても何とでもなるという思いがありました」。検察官は5秒ほど沈黙し、6人の裁判員をじっと見つめた。
4時38分、閉廷。
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http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CON
【裁判員 和歌山地裁】“あなたの判決”は? (1/2ページ)
2009.9.17 22:18
《無期懲役を求刑される強盗殺人の刑罰の重さに驚きました》。和歌山地裁で16日に判決公判が開かれた裁判員裁判で初めての強盗殺人事件。55歳の被告に言い渡された判決は検察側の求刑通り無期懲役だった。「あなたが裁判員ならどのような判決を選ぶか」について読者の意見を募ったところ、43歳の男性から冒頭のようなメールが寄せられた。メールは、こう続く。
《他の殺人事件に比べ重すぎるように感じました。(全国初の裁判員裁判の)隣人殺害事件では懲役15年でしたが、その差には腑に落ちない部分があります》
確かに殺人罪の法定刑は「死刑または無期懲役もしくは5年以上の懲役」と実に幅広い。ところが強盗殺人罪になると「死刑または無期懲役」。酌量減軽が認められない限り、弁護側が主張した「懲役25年」という判決はないことになる。
冒頭の男性は《被告は今まではまじめに暮らしており、盗みはともかく殺意を持ったのは偶発的ではないかと思いました》と弁護側の主張に理解を示し、懲役25年が適当と判断。だが多くの読者は、酌量は認められないという意見だった。
69歳の女性は《人を殺してまで盗んだ貴金属を売っています。中学卒業後、こつこつと働いた人は大勢います》と死刑を選択。実際にこの事件を傍聴しようとしたが傍聴券の抽選に外れたという和歌山の30代の男性も、《最も許せないのは盗んだ貴金属を換金しただけでなく、その金をパチンコに再投資したこと。更生の余地があるという弁護側の主張は空虚に感じる》と無期懲役を選んだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用ここまで)
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