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(回答先: 自民と距離 医師会、農業団体「目覚ませ」【業界団体の「自民党離れ」が広がっている】(毎日新聞) 投稿者 クマのプーさん 日時 2009 年 8 月 15 日 18:46:17)
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2009/08/15/20090815ddm002010012000c.html
’09衆院選:投票まで15日 業界の乱、拡大 財界の変(その2止)
◇「大切なのは政策と人」
<1面からつづく>
自民党を全面支援した企業の多かった05年衆院選(郵政選挙)から4年。今回は自民党と財界の間に微妙な距離感が広がる。自民党一辺倒だった経団連も献金判断のもととなる政策評価を例年の9月から2カ月先送りし政権の行方を注視。「顔は自民党を向いているけど目は泳いでいる」(財界関係者)との声も聞かれ、自民党を支えてきた企業ぐるみ選挙もぐらついている。
8月2日昼。愛知県を遊説で訪れた麻生太郎首相は、名古屋市のホテルで中部財界の重鎮らと昼食をともにした。「産業界のことを考えているのは自民党だ」と訴えた首相はその後、別室でトヨタ自動車の渡辺捷昭(かつあき)副会長と面会。衆院選での支援を要請した。
トヨタは05年衆院選で、小泉純一郎首相(当時)と奥田碩(ひろし)会長(同)の個人的な関係もあり、表立って自民党を支援。自民党候補者の選挙事務所にはトヨタ役員の為書(ためが)きが張られ、小泉氏が愛知県入りした際には張富士夫副会長(同)が鉢巻きをして演壇に立った。
しかし、今回の対応ははっきりしない。渡辺氏は8月4日、愛知県豊田市のトヨタ本社を訪れた民主党の岡田克也幹事長とも面会している。トヨタ幹部は「大切なのは政策。それと人」と話し、選挙区によって対応に濃淡が出る可能性も示唆する。
前回は積極的に自民党を支援した経団連も今回は態度を保留。3日に開いた自民党のマニフェスト説明会で、渡文明副会長(新日本石油会長)が「(投開票日の)8月30日に向けてのご健闘を心から祈念する」とエールを送ったものの、目立った支援の動きはみられない。ある会員企業は「今さら手のひら返しもできない」と社員に働きかける程度だ。
一方、民主党の掲げる公共事業削減や地球温暖化対策への不安も根強い。日本土木工業協会(土工協)は93年衆院選で故・柴田平会長(当時、西松建設社長)が選挙応援中止を宣言したが、今回、中村満義会長(鹿島社長)は公共事業削減への危機感から自民支援を明確にした。【高塚保、後藤逸郎、鈴木泰広】
毎日新聞 2009年8月15日 東京朝刊
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