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(回答先: 第一の責任者は民主党でしょう 投稿者 有島実篤 日時 2009 年 7 月 22 日 09:26:51)
「社民党の躍進の年」などとKYなことを…と記したのは、今の有権者にとって最大の関心事は「政党」ではなく、今の政治・経済状況の変革なのです。
党の躍進などと自己愛的なことを言っている指導者は、今の状況ではお呼びではないということです。
泡沫候補の擁立も同じ話です。僕は何も民主党のために控えろなどと言っているのではありません。社民、共産の普段の主張からいけば、自公が与党であるより、民主党が与党であるほうがその政策が実現しやすいというのは誰がみても明らかです。
にもかかわらず、自公政権の重鎮を倒そうという選挙区で、上の意味で自らが主張する多くの政策の実現を遠ざける泡沫候補の擁立をする政党の思惑は何かと問うているのです。
どんな状況でも立候補するしないはあくまで政党の勝手、というのなら、共産も社民ももっともらしい「自公政権」批判はやめていただきたいと思うのです。一方で自公の選挙応援のようなことを続けながら、その自公政権を批判する、こういうものから野党不信もめばえます。実際社民は次の記事のようなことをやってきた政党です。
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「週刊文春」 2002/08/15-22
『日本を呪縛する角栄の二つの遺伝子』
”「田中真紀子」研究”を上梓した立花隆インタビュー
…(略)…
■自社大連合の基礎も、角栄が築いた
── 角栄を通すと、確かにいろんな政治の裏側が見えてきますね。自民党と社会党が大連合を組んで、村山内閣が成立したとき、世間はかなり驚いたわけですが、本書で紹介されているように、社会党と自民党が裏では深くつながっていたのなら、不思議でも何でもなかったわけですね。
立花 ぼくも、田中角栄が自民党幹事長だった時代、国会が会期末に近づくと、角栄と岩井章総評事務局長が国会内の一室に密かに閉じこもって、残りの会期で、どの法案をあげて、どの法案を流すか、法案の一覧表を広げて、赤鉛筆片手に談合でパッパと決めていったという話は、びっくりしました。与野党激突の乱闘国会が全部お芝屈で、事前にシナリオができていて、誰が誰を殴り、誰のネクタイをつかんで首を絞める、なんていう段取りまでできているという話は、政治記者の間で常識になっていましたが、通常の国会審議まで、あんなふうに談合していたのかと、五五年体制の裏側を見せられた思いでした。
── 角栄のカネが野党にまで流れていたという話も非常に興味深い。
立花 そうそう。角栄があるとき、野党の議員のところに、カネを届けてこいと早坂秘書にいうので、「日本の野党をこれ以上腐敗させないでください」と早坂が抗議すると、角栄が、「お前は何バカなこといっているんだ」と叱る。「向うが夜中に電話してきて、『角さんゼニがない。頼むから助けてくれ』といってきたんだ。人助けしてどこが悪い」と。そしてさらに、「これは日本の政治を動かすための必要経費だど思え」という。
── 「必要経費」ということばに、角栄政治の神髄を見たような気がしました。しかし、やはり「これが角栄か」と圧倒させられたのは、藤原弘達の言論弾圧事件でのエピソードです。公明党のために一肌脱いで、料亭に弘達を呼んで口ききをしてやる。
立花 あそこで角栄が単刀直入に、カネでも地位でも何でも望み通りにしてやるぞと露骨な交渉をするところもすごいけど、その隣りの部屋で、公明党の竹入委員長と矢野書記長が耳をすませてカタズを呑みながら交渉の進行を見守っているという裏話がすごいでしょ。そして、公明党幹部と角栄のそういうウラの関係が、後の二階堂擁立事件のときにきいてくる。
…(略)…
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民主と社民は一部選挙区で選挙協力をするという話も伝わっていますが、ではなぜ大事な兵庫8区で?…という疑問が残るのです。
とくに公明党は創価学会の政治部のようなものであり、重鎮の冬柴の落選は普通の選挙当落以上に+アルファの効果を生みます。そもそも、公明党の政権与党入りの際に、反対をする公明党議員に「池田先生のためだ」と口説いて納得させたのがこの冬柴なのです。
この「池田先生のため」というのが創価学会の政治部・公明党の存在理由であり、今の日本の政治の混沌、堕落は、こういうカルトが裏で票と金で与党を手繰っているということからもきています。
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