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社民党の辻元某議員が「さよなら自民党」とブログに書いているようだが、公明党の重鎮幹部冬柴鉄三の兵庫8区に社民党はまたもや当選確率0%の候補者を共産党ともども立候補させることが明らかになっているようだ。共産党の立候補者も勿論当選確率0%の泡沫候補。
ご存知のように冬柴鉄三の兵庫8区には新党日本代表の田中康夫参院議員が民主党推薦で立候補することが決まっている。自公の立役者の一人の冬柴鉄三を落選させようという戦略的に正攻法のまっとうな判断で、これに負ければ後々禍根を残すような大事な選挙区である。
この選挙区に当選確率0%の泡沫候補を立て野党票を分散させ、暗に冬柴鉄三の応援をしようという社民、共産の思惑とはいったい何なのか。ちなみに、この選挙区はもともと公明と社民との癒着が噂されいる選挙区で、社民党内部から告発されたこともある地域。
ともあれ、上記のような行動が、「さよなら自民党」が「さよなら社民党、共産党」ともなるかもしれない今の有権者の怒りや不安などに、「社民党の躍進の年」などとKYなことを言っている党首は気付いていないのかもしれない。
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神戸新聞
http://news.goo.ne.jp/article/kobe/region/T20090721MS01502A.html?C=S
対決色はや鮮明 注目の衆院兵庫8区
2009年7月21日(火)11:16
新党日本代表の田中康夫参院議員(53)が立候補の意向を固め、全国的に注目を集める衆院兵庫8区。解散を2日後に控えた19日、その田中氏が神戸、阪神間を遊説した。「正式表明までは」と尼崎市には立ち寄らなかったが、「無駄な公共事業で借金を重ねる悪政を改める」と街頭で有権者にアピール。迎え撃つ公明党の冬柴鉄三元国土交通相(73)は、民主が支援する田中氏の動きに神経をとがらせながら「尼崎で何をしたいか見えない」と批判、対決ムードは日に日に高まってきた。
午前中、西宮市内を遊説した後、午後1時から神戸・元町で街頭に立った田中氏。「(今回の衆院選は)官僚に牛耳られ、無駄な借金などを続ける既存政治を改める絶好のチャンス」と呼び掛けた。
神戸まつりでにぎわう街中でパンフレットを配ると人だかりができ、握手や写真撮影を求められるなど人気者ぶりも。「公共事業の在り方を問うのに、元国交相の地盤からの立候補はインパクトがある」と8区で戦う意義を強調し、「解散後、週内に尼崎で立候補表明したい」と語った。
与党への逆風が強まる中、「これまでで一番厳しい選挙戦になる」と危機感を募らせていた冬柴氏。だが、田中氏の立候補意向が明らかになって以降、「メディアを利用した話題づくりばかり考えている。そんな人物に議席は譲れない」と対抗意識をむき出しにする。
「相手の戦略に踊らされず、これまで通り地道にやるだけ」。この連休中も支持者へのあいさつ回りを精力的にこなした。
一方、田中氏に立候補を要請、推薦する予定の民主だが、県連や支持労組は完全な一枚岩とはいえない。同じ阪神間の6、7区で候補擁立を見送る社民と選挙協力を進めてきた経緯から、8区に立つ社民新人の市来伴子氏(31)の支持に回った地元労組もあり、課題が残る。
8区にはほかに共産新人の庄本悦子氏(54)、幸福実現党新人の角出智一氏(43)が立候補を予定している。(藤原 学、岡西篤志)
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