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竹内行夫(元外務事務次官)最高裁裁判官を不信任しよう!
http://www.asyura2.com/09/senkyo67/msg/658.html
投稿者 アルカディア 日時 2009 年 7 月 20 日 21:21:48: jjR5cYzLvBZKE
 

(回答先: 自公政権の最高裁も交代を 【牧村しのぶのブログ】 投稿者 アルカディア 日時 2009 年 7 月 20 日 16:18:28)

上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場

http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/

麻生内閣は、二重の意味で追い込まれ、明日(7月21日)衆議院を解散し、投開票は来月(8月)30日になりそうである。
この予定が変更になったとしても、おそらく9月には総選挙が行われることになるから、以前から「衆議院が解散されるときに投稿しよう」と予定していた投稿をしよう。

それは、総選挙の投票と同時に実施される、最高裁判所の裁判官の国民審査において、竹内行夫判事に×(バッテン)の投票をしてほしい、という呼びかけである。

主権者の私たちによって竹内行夫最高裁判事を不信任しよう!

昨年、その呼びかけのメールを受信していたが、麻生内閣は解散・総選挙できる状態ではなったので、投稿を見合わせていた。
そのときのメールと、「平和のための国民審査実行委員会」のHPを紹介する。

なお、国民審査では、信任しないときには×(バッテン)をつけ、信任するときには
全く何も記載しないことになっている。
(○(マル)をつければ無効である。このようなやり方は問題であるが、ここではこれ以上説明しない)。

1.昨年の呼びかけメール


1.竹内行夫(元外務事務次官)最高裁裁判官に不信任を!


2008年10月21日,麻生内閣は竹内行夫元外務事務次官を最高裁裁判官に任命しました。

竹内行夫は,インドネシア大使などを歴任後,2002年から2005年まで外務事務次官を務め人物です。

小泉政権のイラク戦争支持やイラク派兵を進めた張本人で,イラク戦争支持の日本政府に抗議した天木直人元レバノン大使をクビにした張本人でもあります。

そもそも,行政組織のトップだった人物が司法府のトップとなること自体,三権分立から問題があります(法律上は禁止規定はありませんが)。

しかも,イラク派兵については,2008年4月17日,名古屋高等裁判所において憲判決が下されており,政府は年末にもイラクから自衛隊を撤退させる方針です。

竹内は,まさに,憲法違反と断罪されたイラク派兵を進めた行政のトップだった人物です。憲法違反の政策を行った張本人です。

そのような人物を,政府が違憲立法審査権を有する,憲法の番人たる最高裁裁判官にすえる,ということは,政府による平和憲法に対する明らかな「挑戦」です。

違憲判決が出た直後の最高裁人事ということからも,政府による司法への介入の狙いが見え隠れします。

竹内は,小泉の対米盲従外交を支え,違憲の海外派兵を推し進めた本人です。今後政府が海外派兵を進めていく上で,名古屋高裁のような違憲判決を今後出ては困る,そこで政府が司法府に対する縛りをかけるために最高裁に竹内を送り込んだと考えるべきではないでしょうか。

この最高裁人事は,政府の「今後も違憲の海外派兵を進めていく」という明確な意思に基づくもので,その先には明文改憲も視野に入っています。

このような人事を絶対に許してはなりません。


※過去に,外務省からは過去に6名(栗山茂元ベルギー大使,下田武三元駐米大使,藤崎萬里元タイ大使,高島益郎元駐ソ大使,中島敏次郎元中国大使,福田博元マレーシア大使)が最高裁裁判官になっています(横尾和子もアイルランド大使を務めていますが,本籍は厚労省・社保庁です)。

これまで,外務次官経験者で最高裁裁判官となったのは下田武三ただ一人です。

下田は,石田和外最高裁長官の「司法反動」を支えるために最高裁に送り込まれた人物で、最高裁裁判官任官直後に「裁判官は体制を批判してはならない」と「体制絶対擁護発言」を堂々と行った人物です。公務員の労働基本権の制約を正当化した全農林警職法事件判決で、多数意見に賛同。全逓名古屋中郵事件では労働者を弾圧する内容の少数意見を示しています。他にも,いわゆる尊属殺人罪規定違憲判決について,最高裁裁判官15人中ただ一人合憲の反対意見を出しています。

極端な「体制擁護」の立場であったためか,1972年の国民審査において、不信任率15.17%を得ています。これはこれまで最高の不信任率です。

今回の最高裁人事は平和憲法破壊を目的に、竹内を「第二の下田」として送り込む「新たな司法反動シフト」と見るべきではないでしょうか。


2.竹内バッテン運動を!

(1)国民投票で「×」バッテンを!

 近く(いつかは全く読めませんが,どんなに遅くとも来年10月までには絶対に)衆議院選挙が行われます。
 その投票の際に,この間国民の「国民審査」を得ていない最高裁裁判官に対する「国民審査」も併せて行われます。そこで,竹内行夫に対する「国民審査」が行われます。

 投票会場で裁判官の名前が書かれている用紙を渡されますが,信任の場合には白票のまま,不信任の場合はその不信任の裁判官の名前のところに「×」(バッテン)を書き込んで投票することになっています。

 ここで,是非,ひとりでも多くの方に,竹内行夫に「×」を記して欲しいと思います。この不信任率は選挙区毎にはっきり数字となって出てきます。

 もし、下田武三を超える「過去最高」の「不信任率」となれば、竹内の発言力も低下するでしょう。 


(2)公選法上の縛りはありません

 特定の候補者に対する選挙運動については,公選法上の厳しい制限があります。

 しかし,最高裁裁判官に対する国民審査に関しては,縛りがありません。ですから,事前運動も可能ですし,衆議院の選挙期間中も自由に街宣もビラ配りなども出来ます。

 衆議院投票日当日の投票会場前でも,最高裁裁判官国民投票に関する街宣行動であれば(道交法にあたらないかぎり)自由にできます。

 遠慮なく各自自由にビラを作り,全国で大いに宣伝し,広げ,平和への意思を国民審査で示しましょう。


(3)アピールの仕方はそれぞれ自由に

 「平和への意思を」,ということでも,「平和憲法を守るために」ということでも、あるいは「三権分立に反する」という点でも良いと思います。

 「対米盲従の小泉外交を支えた張本人へ批判」という点でも良いと思います。

 いろいろな観点があると思いますので,それぞれの取り組み方で、分かりやすい、伝わりやすいものを作ってどんどん広げていって欲しいと思います。

 不信任率は数値に出ますので,成果もはっきり分かります。

 (なお,×しか書けませんので,逆に○を書くといったかたちでの「信任投票運動」は出来ません)。

2.「平和のための国民審査実行委員会」のHP
http://liveinpeace.jp/kokuminshinsa.html

『最高裁判官をあなたがチェック!!』

衆議院選挙の投票の時に、こっそり行われている最高裁判所の裁判官の「国民審査」、ってご存じでしょうか?

投票所で、選挙の投票をしたときに、よく知らない人の名前が何人か書いてある紙を渡されますよね。
それに、×をつけるかそのまま白紙で出すか、というあの投票を「最高裁裁判所の裁判官の国民審査」といいます。

実は、去年、イラク派兵違憲判決が出た後に、「竹内行夫」さんという人が最高裁の裁判官に任命されました(任命したのは麻生内閣です)。

この竹内行夫さん、実は、外務省の「事務次官」と言って外務省のトップだった人です(裁判官出身ではなくて、外務行政のトップだった人です)。

しかも、小泉さん時代に外務省のトップに君臨していて、ブッシュのイラク戦争支持や自衛隊のイラク派兵を決定し、実際に実行していった外務行政の責任者です。
イラク戦争に反対したレバノン大使(天木直人さん)を「クビ」にしたのも竹内さんです。

また、高遠さん達3人がイラクで身柄拘束されたときにも、「自己責任だ」と切って捨て、3人へのバッシングを引き起こしたのも竹内さんです。

今振り返ってみてどうでしょうか?

今やイラク戦争についてブッシュ元大統領でさえ「間違っていた」と反省をしています。
そして、イラク派兵については、名古屋高裁が違憲と判断しています。

竹内さんは、まさに間違っていたイラク戦争を支持し、違憲と批判されたイラク派兵を進めた張本人です。

麻生首相は、その違憲行為の張本人である竹内行夫さんを、あろうことか憲法の砦である最高裁に送り込んだわけです。

違憲判決が出た後に、わざわざイラク派兵の責任者を最高裁の裁判官に送り込んだ、ということは、「イラク派兵については全く反省もしない」「これからも今の憲法を守るつもりもない」という意思の表れに他なりません。実際に、政府は明らかに違憲のソマリア派兵を強行しています。

最高裁は、「憲法を守る砦」であるはずです。

行政が仮に憲法に反する政策を行った場合には、しっかりと「間違っている」と指摘していくことが求められています。「三権分立」からも当然のことです。

憲法を守る最高裁の裁判官にふさわしい人に裁判官になってもらいたい。

最高裁裁判官ふさわしくない人には退場頂きたい。

そのためにとても大事な手段があります。

それが、「最高裁裁判官の国民審査」です。

最高裁の裁判官は、国民の信任なく時の内閣によって選ばれてしまいます。でも、それでは国民と裁判所が完全に切り離されてしまう。そこで、最高裁判所の裁判官は国民の信任を受ける必要がある。
ということで、憲法上定められているとても大事な制度が、「国民審査」です。

裁判所を良くしていくのも、悪くしてしまうのも、本当は審査をする立場にある有権者である私たちひとりひとりにかかっているのです。そして、裁判所が平和憲法を守る立場に立たせるか、憲法をないがしろにする立場に立たせるか、も私たちにかかっているのです。

私たちの「平和憲法を守らせる」意思をしっかりと伝える。

そのために、今回の国民投票では、「竹内行夫」さんに「×」をつけることで、「平和憲法を守れ」という「平和への意思」を表明していきたいと思っています。裁判所に対して、政府に対して「平和憲法を守れ」という声を示していきたいと思います。

「バッテン」の数値は全選挙区で出てきますので、どれだけの人が平和への意思を示したかがはっきりします。

また、「公職選挙法」の対象になりませんので、ビラ配りも自由ですし、投票日に投票所近くで「竹内さんにバッテンを」と街頭宣伝することも道交法にあたらない限りは全くの自由です。ネット上での運動も自由です。

平和憲法をないがしろにする最高裁裁判官はいらない。
選挙では争点になりにくい平和の問題を、「平和のための国民審査」の形で明らかにしていこう。

そんなコンセプトで取り組みを造っていきたいと思っています。

人の名前に「×」をつける、ということは「品がない」とも思われるかもしれません。
しかし、衆議院選挙では、平和の問題はなかなか争点になりません。
現在、違憲のイラク派兵の検証もされず、これもまた明らかに違憲のソマリア派兵についても、大多数の国民にはその是非について声を上げる機会すらありません。

今回、竹内氏に「×」をつけることは、決して竹内氏個人を誹謗中傷したり、攻撃をするということではありません。あくまで、竹内氏が進めた違憲の海外派兵を批判する、平和憲法を護り行かす方向を選択する、という意思表示の仕方に他なりません。

これは、これまでにない「平和」の意思表示の貴重な機会となると考えます。
全国のみなさんと一緒にいろんな形のとりくみをつくっていければと思っています。

 

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