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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090725-00000503-san-pol
民主党が、公明党の太田昭宏代表(東京12区)、冬柴鉄三前幹事長(兵庫8区)に「刺客」候補を立て猛攻をかけ始めた。公明党を小選挙区から締め出す狙いが透けて見えるだけに、公明党と支持母体の創価学会には激しい動揺が広がっている。仕掛け人である民主党の小沢一郎代表代行は、公明党を揺さぶることで何らかの譲歩を引きだそうとしているのか。それとも別の狙いがあるのか。(佐々木美恵)
「尼崎に冬柴鉄三以外誰も入れてはなりません!」
24日午後3時半、太田氏は冬柴氏の本拠地・兵庫県尼崎市のJR尼崎駅前でこう絶叫した。冬柴氏も「まったくこの地と関係ない人に尼崎を譲るわけにはいきません」と鬼気迫る顔つき。民主党はこの街頭演説にぶつけるように東京12区と兵庫8区の公認・推薦候補擁立を発表しており、2人は怒り心頭のようだ。
その後、太田氏は大阪市内で記者会見したが、質問は両選挙区に関してではなく、公明党のマニフェストに集中。太田氏はやや困惑の表情で「みなさん、聞きたいことが私に関連してあるのでは…」と切り出し、「今までに増して厳しい選挙情勢だが、何としても勝ち抜かなければならない」と語気を強めた。
だが、厳しい戦いを強いられるのは東京12区、兵庫8区だけではない。北側一雄幹事長(大阪16区)に対し、民主党は元大阪府議を擁立。赤羽一嘉党国際委員長(兵庫2区)にも元神戸市議をぶつけた。かつてない民主党の本気度に公明党からは、「100%勝てるのは、前回衆院選で圧勝した大阪6区だけかも…」(幹部)と弱音も漏れる。
全国に支持層が薄く広がる公明党は、小選挙区での議席獲得は不得意だが、創価学会の本拠地である関東と、分厚い支持基盤を誇る関西は「別格扱い」だ。この2エリアの8選挙区で候補者を当選させることで、公明党・創価学会は結束力を誇示してきた。
だが、民主党はこの戦術を逆手に取った。
公明党が特定の選挙区に総がかりになれば、自民党への選挙協力は手薄になり、自民党にも打撃となる。自公連立に批判的な保守票取り込みも可能だ。さらに、太田、冬柴氏らを比例代表との重複立候補に追い込めば、公明党の士気も落ちると踏んだわけだ。
もう一つ、小沢氏には「私怨(しえん)」もあるようだ。民主党関係者は「小沢氏は新進党が解党に追い込まれたのは公明党のせいだとの思いがある。容赦しないのではないか」と打ち明ける。民主党は23日に発表した政策集「INDEX2009」に衆院比例代表の80議席削減を掲げており、政権を取れば、すぐに実行に移す可能性もある。
一方、「最後は必ずこちらにロープが投げられるはずだ」(創価学会幹部)と楽観的な見方もある。仮に民主党が政権をとっても与党経験が乏しく政権基盤は盤石ではない。政界再編が動き出せば、圧倒的な組織力を誇る公明党は無視できない存在になるというわけだ。いずれにしても公明党にとって今夏の衆院選は、厳しい戦いとなりそうだ。
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